『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2022/10/9分)

2022-10-14 20:43:11 | 日記

ウルトラマンデッカー

第9話「誰がための勇姿」、これは、『ウルトラマンダイナ』を観ていた人間なら思わず、ニヤっと来ちゃう内容でした。それでいて、『ウルトラマンデッカー』らしさも、ハッキリと出しており、作品への好感度がガッツリと上がりましたね。

気の抜けた状態でパトロールをしていたカナタをシャキッとさせたのは、突然に現れた少女が撮った一枚の写真。それには、カナタがウルトラマンデッカーに変身する瞬間が、そりゃ、もう、しっかり収められていた。目を白黒させてしまうカナタに、少女が突き付けてきた要求は、自分の父親と戦って欲しい。まさかの事に、更に、カナタは面食らってしまう。

実は、この少女・ミカの父親・グレースはグレゴール人で、宇宙で名を馳せた格闘家、しかも、チャンピオンらしい。だが、強敵を求めて地球まで来てみたら、とっくに地球は平和になっており、帰ろうとしたら、スフィアの所為で帰れなくなり、慣れない仕事で苦労し、戦えぬ日々を送っているらしい。カッコいい父親を見たいミカは、そこで一計を案じて、ウルトラマンデッカーと父親を戦わせようとした様子。父親想いな娘さんだけど、やり方が、ちょっと過激。

自分が戦う理由を探したいカナタとしては、さすがに、ウルトラマンとしてグレースと戦う訳にはいかない、と断るしかなかった。そんな折、レッドキングが出現し、グレースがこれを撃退。民間人は、自分達を救ってくれたグレースに熱狂し、声援を受けたグレースは忘れていた喜びを取り戻せた。その流れで、GUTS-SELECTとグレースの対戦カードが組まれ、両陣営は特訓に勤しむ。実は、グレース、若い頃に続けた激しい戦いの無茶で、もう、ボロボロだった。だからこそ、最後は強い相手と戦いたかったんだな。

そんなグレースの思いを邪魔するように、スフィアレッドキングが乱入。ピンチに陥ったウルトラマンデッカーを救い、スフィアレッドキングを抑え込んだグレースは、自分の覚悟を汲んでくれたムラホシ隊長に、自分ごと撃て、と叫ぶ。彼が命を懸けている事を悟り、ムラホシ隊長はGUTS-グリフォンの必殺光線をぶっ放す。もちろん、それを黙って見ているデッカーじゃなく、ミトラス、アギラ、ウィンダムの同時召喚で、見事にグレースの救出に成功。改めて、ムラホシ隊長の器のデカさを感じましたが、どうにも、私は未だに、彼が一物を抱えている感じがするんですよね。

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

ドン32「けっとうソノ2」、これには、面食らいました。笑いながら見るべきなのか、マヂメに見るべきなのか、迷っていたら、終盤でまさかの展開になり、ラストで「!?」と息を飲みました。

脳人として、ドン家の生き残りであるタロウは、自分達が倒さねばならない、と意気込むソノニとソノザ。ムラサメの封印も解き、特訓を行う二人は結構、真面目ですよね。ソノイの、相討ちを狙うやり方は間違っていたとして、ソノニとソノザは勝つ為の連携を研いでいましたね。とはいえ、何だかんだで、敵討ちしたいって気持ちはありそう。

一方、ソノニからの挑戦状を受け取りながらも、タロウはいつも通りの生活を送っています。この辺りの悠然さは、さすがです。そんなタロウに、ジロウは一緒に戦いたい、と望むも、これをタロウはきっぱり拒絶。ジロウは自分も成長している、と食い下がるも、手合わせにより、差がほとんど縮まっていない事を痛感。落ち込みながら、ジロウは陣に面会を求め、彼の中にある二人が一人になれば、タロウの強さに迫れるかもしれない、とアドバイスを受けました。

ついに、決闘当日がやってきた訳ですが、案の定、ソノイと同じ事態に。ソノニとソノザに仕事を手伝って貰い、やっと、決闘が始められると思ったら、今度は、タロウに勝ちたくて仕方ない大野が、今度は轟轟鬼に変貌し、乱入してきました。轟轟鬼はオニシスターズたちに任せ、やっと、本番です。ムラサメ相手の特訓が活き、ソノニとソノザはタロウを追い込む戦いを見せます。

タロウとソノニ、ソノザの戦いが白熱した折、突如、現れたのは、ソノイ!? タロウから抽出したエネルギーで復活したからなのか、妙に、タロウっぽくなってるソノイ。轟轟鬼が倒れたと思ったら、今度は、ムラサメがブラックオオニタイジンムラサメになりました。そして、タロウとソノイの三度目のタイマンは、ソノイの勝利に終わりました。何と言うのか、怒濤の展開が続いて、驚けませんでした。どうやって、タロウは復活するんですかね・・・

 

仮面ライダーギーツ

6話「邂逅Ⅴ:逆転のブースト」は、バッファへの好感度が、私の中でグンッと上がった内容でした。俗っぽい言い方をすれば、ややデレましたね。

友が死ぬ原因になった仮面ライダーに対し、異常なまでの復讐心を燃やしている道長。その気持ちを察しつつも、常に己を曲げず、貫き、強さを誇っている英寿は道長に、他人を蹴落とさなきゃならないようなら勝てない、と言い放つ。確固たる実力を有しているからこそ、これは言える台詞。

一方で、メリーに変身する森魚は、違法ディーラーとして培った指先の鋭い感覚でバッファのカードを引き、デュオ交代に成功。パンクジャックと組む事になってしまった景和は狼狽えながらも、持ち前の前向きさを発揮して、何とか頑張ろうとする。さすがの英寿も同情したのか、彼と交換したブーストバックルを返却。これがあれば、何とかなる、と景和は元気になりました。現金な奴だなぁw

だが、そのブーストバックルを森魚は、何の恥じらいもなく盗む。勝つ為なら何でもやるって考え方、これ自体に反論はないんだけど、やり方があるよな。結局、ビーチフラッグで、景和は森魚に暴力を奮われて、ブーストバックルを奪われちまった。

しかし、悪どい事をすれば、そのツケを支払う羽目になるのが世の常だ。ブーストバックルを使い、仮面ライダーバッファゾンビブーストフォームに変身し、なおかつ、仮面ライダーバッファブーストゾンビフォームにデュアルオンした道長は、タイクーンとタイミングを合わせ、トランプジャマトを粉砕。実は、道長も、この戦いの前にデュオ交代を果たしていた。アレか、ゾンビバックルを英寿から獲り返してくれた事への礼か? 森魚は仮面ライダーへの変身権利と記憶を剝奪され、元の性活へ戻る羽目に。ってことは、犯罪者として追われる生活に逆戻りか? そろそろ、ラスボスが登場する流れっぽいな・・・個人的にゃ、そろそろ、タイクーンも強化して欲しいトコだ。


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