ミニシアター系まで観ないけど、”まぁまぁ映画スキ”な人に
”いい映画だよ!”とオススメするのに、
例えて言うなら ”シリアスな「ラブ・アクチュアリー」って感じ”。
(と言うと 軽すぎるかなぁ。スキなんだけど)
群像劇ってやつです。
たくさんの登場人物が複雑に絡み合いながら ドラマを繰り広げます。
マット・ディロン、ドン・チードル、サンドラ・ブロック、ブレンダン・フレイザー
って かなり豪華キャストな上に、「ミリオンダラー・ベイビー」の
脚本ポール・ハギスの 監督・脚本というと 気になるんだけど、
いかんせん、”普通の人”には 訴求力が弱いんだろうか。
「クラッシュ」(CRASH 2005年アメリカ)
この作品もアカデミー賞にノミネートされているということで
(作品賞・監督賞・助演男優賞・脚本賞・編集賞・主題歌賞)
どうしても発表までに観たい!と思い、会社帰りに大急ぎで観てきました。
仕事の後だし、シリアスな映画みたいだし・・・眠くなったらどうしよう?
なんて思っていたんですが、杞憂でした。
緻密に練られた脚本と構成、素晴らしい演技、音楽で
一瞬のスキもなく、眠気など感じる暇もなく堪能しました。
ご覧になった方の感想が、すこぶる好評だったのも頷けます。
いや、実際に観ないと この良さはわからないかも。
白人、アフリカン・アメリカン、ヒスパニック、中東系、東洋系の
警察官、検事、車泥棒、雑貨屋、テレビディレクター、鍵修理工の
親子、夫婦、相棒、上司と部下が
ぶつかりあい、憎みあい、助けあい、愛しあう。
その様子は まるで見えない何かが操る、巧妙に仕組まれたドラマのよう。
時に美しい奇跡や 皮肉な悲劇を見せてくれます。
そう、ここは ロサンゼルス、天使の街。
ヒップホップやカントリー音楽とは異質な、随所で流れる美しい音楽が
神々しく、胸に迫ります。
人種や階級、生まれ持ったものによって 生き方が左右される、と
いうことを 今までの人生で私は感じたことはなかった・・・
いや、そう言うとウソになるのかもしれません。
私は聖人君子じゃありません。
表立って言動に表したことはなくても、差別意識や本音と建前って
自分の中にあるのかもしれない。
そんな私は サンドラ・ブロック演じる、ヒステリックな検事夫人を
嫌な人、と思いながらも 自分もあんなこと言いそう、と
思っていました・・・。
頼れるのは誰か?人と人を繋ぐものは何か?
人は1人で生きていけないのだから。
人を見れば泥棒と思えじゃなくて
隣人を愛せよ でいられたら良いのに。
リアルな日常と、ファンタジー的な優しさが
力強く、説得力をもって描かれていました。
何度も涙が出たし、エンドロールが終わっても 立ち上がりたくなかったです。
富裕層の黒人TVディレクターを演じたテレンス・ハワード、
理知的で澄んだ瞳が印象的な俳優です。
この映画のプロデューサーも兼ねる、ドン・チードルも素晴らしかったし
助演男優賞ノミネートのマット・ディロンは 相変わらず彫が深い。
うーむ すべてがよかったです。
早くも 今年のマイ・ベスト作品入りか?!という勢いです。
惜しむらくはタイトルが地味。
このタイトルから こういう内容が想像できなくて、
いまひとつそそられなかったんですよね・・・。
でも、このタイトルはすごく良いんですよ!
だからこれでいいのかなぁ~??(いや、だからどっち?!)
”いい映画だよ!”とオススメするのに、
例えて言うなら ”シリアスな「ラブ・アクチュアリー」って感じ”。
(と言うと 軽すぎるかなぁ。スキなんだけど)
群像劇ってやつです。
たくさんの登場人物が複雑に絡み合いながら ドラマを繰り広げます。
マット・ディロン、ドン・チードル、サンドラ・ブロック、ブレンダン・フレイザー
って かなり豪華キャストな上に、「ミリオンダラー・ベイビー」の
脚本ポール・ハギスの 監督・脚本というと 気になるんだけど、
いかんせん、”普通の人”には 訴求力が弱いんだろうか。
「クラッシュ」(CRASH 2005年アメリカ)
この作品もアカデミー賞にノミネートされているということで
(作品賞・監督賞・助演男優賞・脚本賞・編集賞・主題歌賞)
どうしても発表までに観たい!と思い、会社帰りに大急ぎで観てきました。
仕事の後だし、シリアスな映画みたいだし・・・眠くなったらどうしよう?
なんて思っていたんですが、杞憂でした。
緻密に練られた脚本と構成、素晴らしい演技、音楽で
一瞬のスキもなく、眠気など感じる暇もなく堪能しました。
ご覧になった方の感想が、すこぶる好評だったのも頷けます。
いや、実際に観ないと この良さはわからないかも。
白人、アフリカン・アメリカン、ヒスパニック、中東系、東洋系の
警察官、検事、車泥棒、雑貨屋、テレビディレクター、鍵修理工の
親子、夫婦、相棒、上司と部下が
ぶつかりあい、憎みあい、助けあい、愛しあう。
その様子は まるで見えない何かが操る、巧妙に仕組まれたドラマのよう。
時に美しい奇跡や 皮肉な悲劇を見せてくれます。
そう、ここは ロサンゼルス、天使の街。
ヒップホップやカントリー音楽とは異質な、随所で流れる美しい音楽が
神々しく、胸に迫ります。
人種や階級、生まれ持ったものによって 生き方が左右される、と
いうことを 今までの人生で私は感じたことはなかった・・・
いや、そう言うとウソになるのかもしれません。
私は聖人君子じゃありません。
表立って言動に表したことはなくても、差別意識や本音と建前って
自分の中にあるのかもしれない。
そんな私は サンドラ・ブロック演じる、ヒステリックな検事夫人を
嫌な人、と思いながらも 自分もあんなこと言いそう、と
思っていました・・・。
頼れるのは誰か?人と人を繋ぐものは何か?
人は1人で生きていけないのだから。
人を見れば泥棒と思えじゃなくて
隣人を愛せよ でいられたら良いのに。
リアルな日常と、ファンタジー的な優しさが
力強く、説得力をもって描かれていました。
何度も涙が出たし、エンドロールが終わっても 立ち上がりたくなかったです。
富裕層の黒人TVディレクターを演じたテレンス・ハワード、
理知的で澄んだ瞳が印象的な俳優です。
この映画のプロデューサーも兼ねる、ドン・チードルも素晴らしかったし
助演男優賞ノミネートのマット・ディロンは 相変わらず彫が深い。
うーむ すべてがよかったです。
早くも 今年のマイ・ベスト作品入りか?!という勢いです。
惜しむらくはタイトルが地味。
このタイトルから こういう内容が想像できなくて、
いまひとつそそられなかったんですよね・・・。
でも、このタイトルはすごく良いんですよ!
だからこれでいいのかなぁ~??(いや、だからどっち?!)
この脚本は凄いと思いました。
重い問題を扱っているし、ライアン・フィリップの演じたハンセン巡査などはとてもせつないんだけど、ラストには希望も感じられて心に残るんですよね。
TBお返しさせてくださいね
言葉で言い表すのが難しい、どこからともなく押し寄せてくるパワーというか、オーラというか…。
そういえば、ヤフーのトピックスでも、BBM危うし!となってましたね。『クラッシュ』の攻勢が凄いとか。
公開時期が悪くて不利だったものを、DVD13万枚配布の成果?で巻き返してきているみたいですね。
「クラッシュ」というタイトルは
最初は「??」でしたが、見終わってみれば
納得でした。いいタイトルだなと思いました。
この映画は・・・・
ほんと観て感じた思いを上手く文章に出来ないですよね
何か無理矢理な文字の羅列になりそうで。。。
心で観る映画でしたね
音楽やなんかは地味なんですけど、底力を感じる
映画でした。今年№1候補です♪
私も、このタイトルからは、クローネンバーグの
「クラッシュ」を連想してて・・・。
よくできた脚本だと思います!
>choroさん
暗いだけじゃないところが良いですよね。
甘いと言われようと、希望が見えるのはいいことです。
>Kimさん
「BBM」制覇ならず、でしたね。
これは 観たら絶対うなる映画だと思う・・・。
日本でも まだまだ知名度低かったのね。
明日から映画館混むぞー(笑)
>のらさん
ですよね。もうちょっといいタイトルないのかな?
とも思ったけど、クラッシュなんですよね。
甘すぎず ストレートで。
>こっちゃん
ええ、素晴らしい映画でした!!
金銭じゃない、琴線に触れました!!
>skaちゃん
今も余韻が残ってます。
偶然すぎても うまく出来すぎてててもいいじゃん!!
こんなふうに、私は性善説でありたいんですが・・・
希望をもたせてくれることもあって。。
あの子供の奇跡のシーンはほんっと泣きました。
それもあの雑貨屋の娘が父親を想って選んだ弾の
おかげなんですよね。。
逆恨みしてしまう父親の気持ちも、なんとなくですが
わかるし、ほんとありふれた感情なんですよね。
アカデミー賞受賞も、こういう地味だけど深い作品が
選ばれて、私もうれしいです。
作品賞を受賞しましたね!でビックリです。
これを機に、たくさんの人に観てもらえるといいですね。
ちょっと小規模公開なのが気になりますが。
愛情と憎しみが渦巻く リアルだけど、どこか
ファンタジーな映画でした。
もう一回観たいなぁ。
>もじゃさん
やっぱりすごい人気みたいで、朝のワイドショーでも
”拡大上映を考えてる”と言ってましたよ。
多くの人に観てもらいたいです!