「ライラにお手あげ」 だめだこりゃ・・・

録画していた映画。
やっぱり、こういう短時間の
コメディ映画優先で観てしまう。

「ライラにお手あげ」
（THE HEARTBREAK KID　2008年・米）

ベン・スティラー主演、ファレリー兄弟作品というと
「メリーに首ったけ」なわけです。
下ネタやあぶないネタが多く、でも、
実はちょっとイイ話であるファレリー兄弟のコメディ、
好きなので楽しみにして観たんですが・・・。

結婚にふんぎりがつかないエディ（ベン・スティラー）が、
ライラ（マリン・アッカーマン）という美人に
運命的に出会い、まわりにどやされながら結婚を決意する。

ところが、新婚旅行で今まで知らなかった
ライラの奔放すぎる性格・性癖や過去を知り、
早くも結婚を後悔する。

そこで出会った、サバサバ系のミランダ（ミシェル・モナハン）と
意気投合、既婚であることを隠して良いムードになるのだけど・・・

うーん　いつもの下ネタギャグ満載、
しかもあからさますぎるんだけど・・・
この、ベン・スティラー演じる主人公が
どうにも自分勝手というか、
全く共感できなくて、観ていて腹が立ってしまったのです。

ライラが豹変した、って、
そりゃ結婚を急いだ自分が悪いんだろうが！
長所・短所ぜんぶ、時間をかけて
理解しあっていくもんじゃないのか？
時に妥協しつつ・・・。
奔放すぎるライラとはいえ、
それを見抜けなかったのも自分だし。

ライラの本心はわからないけど、
旦那を愛する、アホでカワイイ
女の子じゃないですか。
（私が男でも結婚はしないと思うけど）

しかも、あのオチ！笑えない。
ブラックすぎて最後まで共感できない。
バカコメディが好きな私だけど、
今回はダメでした。残念

マリン・アッカーマンって昔の
キャメロン・ディアスっぽいなと思ったのですが、
「幸せになるための27のドレス」の
妹役だったんですね。
今回はまさに体を張った熱演でした。
なんだか、ライラに同情してしまったよ。

ミシェル・モナハンっていい雰囲気だけど
華がない・・・と思うんだけど。

エディの父親役で、ベンの実父、
ジェリー・スティラーも出演。

ベン・・・やっぱりいつまでも日本での
知名度が上がらないのね。
10年くらい前のある夏、私は映画好きの友達と
CMを観て興奮しました。
あのベンがチューハイのCMに出ていたのですよ！！
目を疑いました。
氷結果汁だっけな、そういう感じのやつ。
夏の浜辺というシチュエーション。
あれは幻だったのだろうか？？？