ブライアン・デ・パルマ監督のクライム・サスペンス、
原作も一級のミステリーと以前から話題だったので
楽しみにしてました。
「ブラック・ダリア」(The Black Dahlia ・2006年・アメリカ)
'47年ロサンゼルス、若い女性、エリザベス・ショートの
惨殺死体が発見される。
ロス市警のリー刑事(アーロン・エッカート)と
バッキー刑事(ジョシュ・ハートネット)が捜査に当たるが、
リーはこの事件に異常なまでの執念をみせ、
恋人のケイ(スカーレット・ジョハンセン)は
そんなリーを心配する・・・。
聞き込みを続けるバッキーの前に、殺された女性にそっくりな、
大富豪の娘(ヒラリー・スワンク)が現れる。
バッキーは彼女に接近するが・・・。
R-15だけあって、グロくて暗くて
気持ちの明るくなる映画ではないけれど、
華やかさの裏に妖しさ、いかがわしさが同居する
ハリウッドの事情や スタイリッシュな映像と
複雑なストーリーを楽しむことはできました。
同じくジェームズ・エルロイ原作の
「LAコンフィデンシャル」やデヴィッド・リンチの
「マルホランド・ドライブ」みたいな感じ。
噂には聞いていたので、一生懸命頭の中を整理しながら
見ていたので、なんとか理解できたものの、
気をつけて見ないとわからなくなりそう。
ストーリーはネタバレすると面白くないんで
あまり触れないでおきます。
Mr.アイスことジョシュ・ハートネットは
いつの間にこんなに男っぽくなったのー?って
感じでした。背が高くて声が渋くていいですね。
Mr.ファイアことアーロン・エッカートも役に合ってました。
この2人とドリカム状態(死語(笑))の
スカーレット・ジョハンセン、クラシカルな髪型とメイクが
とてもよく似合って、美しかったわぁ。
しかし、せっかくのディナーのテーブルをアンタ・・・。
後片付けが大変よ・・・と無粋なことを思う私。
だけど、私、ヒラリー・スワンクが富豪令嬢で妖艶な美女、
って、いまひとつピンとこなかった・・・。
デ・パルマらしい!と言えるほどツウじゃないんですが、
”おお!これはいかにもそれっぽい!”と思えるシーンが
いくつかあって(リーが○されるシーンとか)
ファンにはたまらんのでしょうね。
ところで、エリザベスとポルノ映画に出ていた女の子
(ジェミマ・ルーパー)、どこかで観た顔だ・・・と
ずっと気になっていたのですが
「キンキー・ブーツ」のチャーリーの
いけ好かないフィアンセじゃないか!!すっきりした!
それから レズビアンバーで歌っているのは
同性愛をカミングアウトしているシンガーのk.d.ラング。
んで、大富豪の奥さんは「ハリー・ポッター」の
ペチュニア叔母さん。 相変わらず脇役が気になる(笑)
原作も一級のミステリーと以前から話題だったので
楽しみにしてました。
「ブラック・ダリア」(The Black Dahlia ・2006年・アメリカ)
'47年ロサンゼルス、若い女性、エリザベス・ショートの
惨殺死体が発見される。
ロス市警のリー刑事(アーロン・エッカート)と
バッキー刑事(ジョシュ・ハートネット)が捜査に当たるが、
リーはこの事件に異常なまでの執念をみせ、
恋人のケイ(スカーレット・ジョハンセン)は
そんなリーを心配する・・・。
聞き込みを続けるバッキーの前に、殺された女性にそっくりな、
大富豪の娘(ヒラリー・スワンク)が現れる。
バッキーは彼女に接近するが・・・。
R-15だけあって、グロくて暗くて
気持ちの明るくなる映画ではないけれど、
華やかさの裏に妖しさ、いかがわしさが同居する
ハリウッドの事情や スタイリッシュな映像と
複雑なストーリーを楽しむことはできました。
同じくジェームズ・エルロイ原作の
「LAコンフィデンシャル」やデヴィッド・リンチの
「マルホランド・ドライブ」みたいな感じ。
噂には聞いていたので、一生懸命頭の中を整理しながら
見ていたので、なんとか理解できたものの、
気をつけて見ないとわからなくなりそう。
ストーリーはネタバレすると面白くないんで
あまり触れないでおきます。
Mr.アイスことジョシュ・ハートネットは
いつの間にこんなに男っぽくなったのー?って
感じでした。背が高くて声が渋くていいですね。
Mr.ファイアことアーロン・エッカートも役に合ってました。
この2人とドリカム状態(死語(笑))の
スカーレット・ジョハンセン、クラシカルな髪型とメイクが
とてもよく似合って、美しかったわぁ。
しかし、せっかくのディナーのテーブルをアンタ・・・。
後片付けが大変よ・・・と無粋なことを思う私。
だけど、私、ヒラリー・スワンクが富豪令嬢で妖艶な美女、
って、いまひとつピンとこなかった・・・。
デ・パルマらしい!と言えるほどツウじゃないんですが、
”おお!これはいかにもそれっぽい!”と思えるシーンが
いくつかあって(リーが○されるシーンとか)
ファンにはたまらんのでしょうね。
ところで、エリザベスとポルノ映画に出ていた女の子
(ジェミマ・ルーパー)、どこかで観た顔だ・・・と
ずっと気になっていたのですが
「キンキー・ブーツ」のチャーリーの
いけ好かないフィアンセじゃないか!!すっきりした!
それから レズビアンバーで歌っているのは
同性愛をカミングアウトしているシンガーのk.d.ラング。
んで、大富豪の奥さんは「ハリー・ポッター」の
ペチュニア叔母さん。 相変わらず脇役が気になる(笑)
いつも丁寧な記事とコメント、ありがとうございます。
デ・パルマを語れるほど見ていないのですが、
この映画も、もうちょっと面白くなりそうな気はしました。
役者が役不足だったかなぁ。
次作、面白そうです!!
TBしたまま、コメントが遅くなってしまい相済みません。先ほど当方にお寄せくださったコメント、ありがたく拝読しました。
もう、こちらこそ、いつも、作品を受け止めた実感が乗っているkinoさんのエントリーには心惹かれています!!
本作『ブラック・ダリア』は、僕に取っては、正直なところ明瞭な印象に収まって行かぬデ・パルマ映画ではあったのですが、
勿論、あの“ブラック・ダリア”の死体が初めて劇中示されるショットを含む、別のエピソードを示し、再び、ビルの中から件の死体を捉えて行く一連のシークェンスでのクレーン、長回しを含むダイナミックなキャメラ・ワーク、そして、この時代の悲しきアイコンたる“ブラック・ダリア”の云わば映画中映画での示しようなどには、矢張り、デ・パルマ映画ならではの視覚的刺激と妙味を感じ心時めきました。
>R-15だけあって、グロくて暗くて
>気持ちの明るくなる映画ではないけれど、
>華やかさの裏に妖しさ、いかがわしさが同居する
>ハリウッドの事情や スタイリッシュな映像と
>複雑なストーリーを楽しむことはできました。
仰る部分、僕も理解に及びます。
ただ、残念なのは、映画に描かれた時代の功罪と言うか…、虚飾、退廃、享楽等々相伴っての官能や、光と闇、その双方の深みとでも言ったものを目映さを持って視覚化するには、今回の俳優たちは今一つ何かが足りなかったなと思えてしまうこと。(―ミア・カーシュナーは◎かなと... ^^)
いかがわしさという部分では、kinoさんも触れておられるレズビアン・バーでの空気感、リン・スコット家の面々の荒みようなどは、中々のものを醸し出せていたんですよね…。
まぁ、デ・パルマたるもの、まだまだこんなものでは有りません。^^
次回作とも目される、コリン・ファースを主演に据えた“Toyer”などでは、また、多くの映画ファンを喜ばせてくれることでしょう。―それではまた!
そうですよね・・・「ハリー・ポッター」の時から、
ちょっと不気味ちっくではありましたが、
今度からますます不気味に見えそうです。
僕がこの作品で一番印象に残ったのはマデリンの母親役のフィオナ・ショウでした。
めちゃくちゃ怖かったぁ(>_<)w
「マルホ~」はわかりませんよね、ぜんぜん。
でも、なんだか好きなんですよ、あの映画。
アーロン・エッカート、これからやっと売れてくるのかなー。
今まではイマイチ華がなかったけど・・・。
>sabunoriさん
わかりますー。あの異常さが・・・。
アーロン・エッカート、今風でないところが良いかも。
”ちょっと、ちょっとちょっと!”のザ・たっちですか?
・・・って私、お笑いに疎いんで、気づかずにすんでよかったです(笑)
あのグロさが。(笑)
私はアーロン・エッカートがよかったですー。
だけどときどきケイに送る投げキッスがザ・たっちを思い起こさせて笑いがこみ上げて困った困った。
それにしてもさすがkinoさん、チェックが細かくて脱帽です!
>断然よかったなー。
生き生きしてましたね・・「サンキュー~」のほうが。
確かに、Kinoさんご指摘のとおり、「マルホランド・ドライブ」に似た空気でした。
「マルホ~」も、イマイチよく判らなかったひらりんではありますが・・・。
でしょー、あの女の子は個性的な顔してるんですが
どこで見たか思い出せなくて。
すっきりできてよかったです。
そうですねー 私もデ・パルマっぽいのかなーと思いました。
よくわかりませんが(笑)
>さとさん
ぜひ、キレイな女の人たちと スタイリッシュな映像を
お楽しみください! ハッピーになる映画ではないけどね・・・。
なんか、久々に、「映画見たい!」って思ったレビューでしたよ。。皆さんのコメントも楽しい。(^_^)b
>エリザベスとポルノ映画に出ていた女の子
僕もどこかで見た顔だと思って観ていたのですが、
kinoさんの記事で僕も“すっきりしたっ~!”です、はい^^
映画はイマイチでしたが、デ・パルマ色は出てたように思います。でもわかりにくい(笑)
そうなんですよー!どこかで見た顔だと思ったでしょ??
気になって気になって。
面白い原作を映画化するのは なかなか難しいものですね。
しかしなー 稲垣ゴローが絶賛するほどかなぁ・・・。
あのひととは映画の好みが合いません。
そうそう、確かにどこかで観た事があると思ったけどkinoさんに教えていただいてよかったわ~(笑)
感想は似てます。
ちょっといきなりだとわかりにくい部分もありましたよね。
映像とか雰囲気はよかったんだけどな~
TBさせてくださいね♪
そうですね・・・ちょっとすっきりしないような。
「虚栄のかがり火」デ・パルマでしたね。
というほど詳しくないんですが(笑)
「虚栄のかがり火」なんかもそうですが、そう言えばデ・パルマって構成力はあんまり無い人だったなあ・・・って思い出しちゃいました。
スカ嬢、「マッチポイント」ほどはイケイケじゃなかったのですが
このパンフにもなってるシーンといい、
あれで黙ってちゃ男がすたる・・・!
ジョシュとスカちゃんは・・・見てのお楽しみ♪
>nomadさん
さすがにお詳しい!そんなお遊びがあったのですね。
"ジョージィ”もデ・パルマ監督のファンには嬉しいキャスティング。
あのディナーのシーン、高そうなグラスやお皿がー!と
貧乏臭い私です。
>チェブさん
えー スカ嬢、歌うたえるの??似合わなさそう。
チェブさんとこの画像、素敵でしたわ。問題のディナーシーン。むふ。
TB返しにお邪魔させていただきました。
ではまた。
彼は「ブレーブハート」でスコットランドの貴族役をやってて、思わず笑ってしまいました。
いやはやレアすぎで、申し訳ない^^;
それとあのご馳走のローストチキン!もったいない;;ていうのがあのシーンの印象です(笑)
ジョシュとスカ嬢は、好きにしてください!
スカーレットちゃんの肉体を拝みに
何とか時間を作って観に行きたいと思います。
映画、一緒に出てるけど、違う方の刑事の恋人役なのね!
うーむ・・・なんだろうね、これもすっきりはしない映画だけど。
ヒラリー・スワンクのお色気度について、こっちゃんにチェックして欲しい。
どう見てもスカ嬢の方がエエなぁ。
>チェブさん
わはは 同じように思っている方がいらして嬉しいわ。
あのディナーのテーブルはねぇ。やりすぎじゃないかと(笑)
それにしても、ジョシュ君、ちょっとは抑えなさい、って感じでした。
>たまやんさん
ファントム・オブ・パラダイスさんですよね??
原作が有名なうえに長いから、映画化も大変だったんだろうか。
いっそのことデヴィッド・リンチでもよかったかな、なんて。
あの人を見られただけでもありがとうを言いたい。
もう一人はネタバレになるから言わない。
デ・パルマはああいう性格付けのキャラを動かす
のが巧いんだよなあ・・・
話を転がすのは巧くなかったけど。
デ・パルマおじさんに良い脚本との出会いがありますように。
私も3人で映画を見てるシーンで
「ドリカムだ~」ってツッコんでしました。
そしてあのテーブルも「片付けが大変やん」って。
それにしてもかなり疲れる映画でした。
後味の悪さにちょっと凹みました。。
これ、頭の悪いこっちゃんには
着いて行くのが難しいかな。
映画館で観たら無駄にしそう。
よってDVDでリモコン握り締めながら
観たいと思います。
止めたり、戻したりってコトで。
スカちゃん、そういえばすっきりしてたねー!
パンツ姿だったものね。
ヒラリーさんは 無駄の一切ない背中が潔かったですが
色気ある???私には感じられない。
>風情♪さん
k.d.ラング、どこのオッチャンかと思いましたが(失礼ですよね)
歌声はさすが。私もイマイチ確信がもてなかったので
後で確認しました。
あ~やっぱり男装の歌手はkd・ラングだったんですね!!
いやね、そうじゃねぇかと思いながら観てたんですが
体積も大分増加してしまって見た目も変わっていまった
たしクレジットでも名前を追いきれなかったこともあって
いまいち確信が持てなかったんですよね。
いや~お陰でスッキリしました♪ (゜▽゜)v
脇役にいたるまで 良く観てますね~~^^
それに詳しい。さすがだわ
スカちゃんの問題のスタイルは全然変わってましたね~~~お金かけた、いや 努力したのでしょうね。 大き目のお尻が今回
プルンと 可愛らしく(←わたしゃあ 男か!?)顔はふっくらのままで 体が痩せて私好みです o(*^▽^*)oあはっ♪
ヒラリーには この役ちょっと・・なんて思いましたが^^
楽しみにされてましたものねー!原作も読んでみたいと思いました。
ジョシュってちょっと前まで青春モノに出てる普通の男の子だったのに
すっかり大人になって・・・(笑)
ナイスバディなことにとても驚きました。
スカ嬢とはお似合い・・・?かな?
で、スカ嬢。参りました(笑)これならジョシュもクラクラするわ;;;
TBさせてくださいね。