「DOOM ドゥーム」 サラっとしたゾンビはおらんのか？！

こんな映画が上映されてることを知ってる人がどれほどいるだろう？？
私だってロック様が出ていなけりゃ　観てなかったね、絶対。
そういう意味では、好きな俳優をおっかけて映画を観るというのも
なかなか楽しいものです。
普通観ないような映画も観られるから（笑）

これは　アメリカで大人気のPCゲーム、「DOOM」を映画化したもの、
だそうです。SFホラー・アクション？そんな感じです。

監督は「ロミオ・マスト・ダイ」のアンジェイ・バートコウィアク、
出演：カール・アーバン（「ロード・オブ・ザ・リング」のエオメル！）
ザ・ロック（ご存知　「スコーピオン・キング」）
ロザムンド・パイク（「プライドと偏見」「リバティーン」）ほか

火星の研究所から、緊急事態発生！の連絡を受け、
海兵隊の精鋭部隊が任務へと赴く。　そこで見たものは、
血まみれの、正気を失った研究員の姿だった！

なんちゅー設定はどうでもいいですね（笑）
わー　冒頭のユニバーサル映画の地球マークが火星になってる！

きゃー　ロック様！！待ってました！
特殊部隊の鬼軍曹がカッコイイわぁ～。
しかし、漫画みたいな顔してるね、ほんと。

「エイリアン」っぽい映画というか、こういうSFホラーって、
くらーくて　じめじめしてて、突然わー！！！って
ぐちょぐちょしたモノが襲ってくるのね。
この映画でも、怪物に襲われた人間がゾンビ状になって
襲ってくるんですが、なんでこう、みんな　ヌルヌルぐちょぐちょ
してるんでしょうか？？
もうちょっとサラっとあっさりした　乾燥気味のエイリアンはいないもんでしょうか？
（あ、「ハムナプトラ」のミイラがいたわ）

滅多に観ないこういう映画で、ツッコミどころは満載、
ご都合主義的な展開もてんこ盛りなんですが、
私としては、ロック様がカッコイイからそれでいいのです。
この映画でラジー賞にノミネートされただなんて！
失礼しちゃうわ。

終盤、まるでシューティング・ゲームの画面のような、
一人称目線（？）のシーンが出てきます。
私も、ゲーセンで”バイオ・ハザード”的ゲーム、
やったことあります。あの感覚。
長く観てると酔いそうです。

この映画、R-15ですが、こう、血がドバー！！
ぐちゃー！！っていうのは、全く作り物として観てるから
案外平気でした。人をどんどん殺しちゃうのはどうかと思うけど。

メインの３人以外は観たことないような人ばかりでしたが
（暗くてよくわからんし）
カール・アーバン、「ロード・オブ・ザ・リング」での彼
（ローハンのエオウィン（アラゴルンに片思い）の兄）を
覚えている方がいらっしゃるかどうかわかりませんが、
私、なにげに好きですよ。
「ボーン・スプレマシー」では殺し屋、
「リディック」でも　悪役。
（あっ！これも私の好きなヴィンちゃんとのB級SFじゃないか！）

ロザムンド・パイク、演技が冷めてるね（笑）
ぜんぜん怖がってる風に見えません。
なんか地味だし。
「プライドと偏見」の長女役はよかったですよね。

以下、一応ネタバレです。


この謎の生命体の染色体、襲う相手をより分けていて、
イイ奴の体内に入ると　超人に、
悪い奴の体内に入ると　化け物に変身してしまうんですねー！
怖いですねー！

主役のカール・アーバンの双子の姉、ロザムンド・パイクは、
瀕死の彼を救うために”私の弟だもの　大丈夫”と　
全く科学的根拠のない、愛のあふれる理由で
化け物に変身したらどうしよう・・・とビビるカールに
ソレを注射します（笑）
果たして　めでたく彼は不死身のヒーローに！！
心なしか男前度が上がったようです！！

一方、化け物に襲われたロック様は案の定、中途半端に変身。
（ああ、”サソリお化け”のスコーピオン・キング再び！）

あれだけ銃や飛び道具をぶっ放していたというのに、
最後はこの2人が肉弾戦です！
おおー　ええぞー！ロック様！！
やっぱり　ガチンコ勝負やね！

あー　おもしろかった。
って　やっぱり観たらすっきりしてるんやん（笑）