今日と明日、てんぶす館では第17回沖縄工芸ふれあい広場の開催。沖縄県の伝統工芸品と触れ合う二日間。イベントを控えた昨日、大宜味村喜如嘉で芭蕉布の製作に携わる方のお話を伺う機会を得ました。まず、芭蕉布は琉球王朝以来、500年の歴史を有する沖縄の代表的な織物で、特に喜如嘉の芭蕉布は重要無形文化財の指定を受けている由。1610年、前年の薩摩侵攻から1年後に時の国王・尚寧一行が幕府の二代将軍、徳川秀忠に謁見のために江戸上り。途中、駿府では家康にも会うわけですが、持参した献上物には黒糖の他に芭蕉布が何反も含まれていたと・・。さて、県指定の伝統工芸品は13品目、これは京都、新潟に次いで全国でも3番目に入る数。多くは紬や上布、芭蕉布、ミンサーなどの織物で、紅型や琉球漆器、壷屋焼も指定済み・・・芭蕉布は奄美の特産品でもあるのよね。観光客に人気の高い琉球ガラスは県指定の伝統工芸製品との解説を県の広報サイトで確認。