青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

病(や)む地球

2023-10-09 14:20:46 | コラム





 日本ではようやく酷暑、豪雨から解放され秋らしくなってきました。今日は少雨ですが寒さも感じる季節になりました。この8-9月も世界各地で局所的に地球沸騰化(ふっとうか)の大災害が発生しています。

 9月8日にはモロッコ・マラケシュ地方で6,8㎽の地震が発生、死者約3千人弱、行方不明約6千人、建物相当数の倒壊地震です。10月9日にはアフガニスタンで6,3㎽、死者約2千名以上、多数の行方不明者の地震も発生しています。

 9月12日には国土の9割が砂漠のアフリカ、リビアで9月10日からの24時間で414mlの地中海低気圧メディケーンの豪雨、洪水で死者約4千名、行方不明者、約9千名の大災害です。その後ギリシャ・トルコ・ブルガリアでも多数の被害者を出しています。

 その他局所的にインドの氷河、洪水被害や東南アジア諸国のサイクロン豪雨、洪水、中国、台湾やフリィピン、日本の台風被害、ヨーロッパ諸国の雹(ひょう)嵐洪水災害やアフリカ諸国も・。米国、中南米諸国のハリケーン、豪雨災害など書ききれないほど発生しています。

 国際的な科学者グループ地球委員会は科学的に確立された地球の8項目の安全限界の7項目を超えたと述べています。自然領域を失いつつある惑星でそこに住む人々の幸福が「危険ゾーン」に入ったと指摘しています。

 気候、大気汚染、肥料の過剰使用による水のリン、窒素汚染、地下水の汚染、新鮮な地表水汚染、森林伐採などと発電、飛行機、自動車、道路舗装や冷暖房輻射熱など問題は多岐にわたります。大気汚染は特に地方、地域レベルでより人間にとって有害なレベルを超えています。

 東ヨーロッパ諸国、南アジア、中東、東南アジア、アフリカ、ブラジル、メキシコ、中国、及び米国西部の一部で問題のある「ホットスッポト」が見つかった。地球の3分の2は淡水の安全性を満たしていない。「私たちは地球システムの危険地帯にいる」とワシントン大学教授も指摘しています。

 地球は現在かなりの重病で地球に住む人々に悪影響を与えています。科学者たちは石炭、石油、天然ガスの使用や土地と水の処理方法など考え地球の変化が見えれば回復できるとも提言しています。石炭・石油・天然ガス・水・土地の使用を熟考する事です。

  地球に住む人間も病んでいます。相も変わらず軍拡やウクライナ戦禍やパレスチナ紛争など理性と対話で解決できない。この病いの特効薬を見いだすのは難しい。

 写真 上から2枚目 モロッコ、マラケシュの地震災害(van news)転載
       3枚目 リビア、デルナの豪雨、洪水災害
       4枚目 インド北東部の氷河溶解(sconce and heath)転載
コメント (2)
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