小さな白樺の木 -- 羊蹄山のふもとから --

北海道 羊蹄山のふもとでの暮らし
この地が好きで移住してきました
のんびり生活、コツコツ庭づくり

温州みかんの芽の謎

2020年04月28日 | 不思議なモノ
今年の冬はびっくりするぐらい雪が少なかった☃️

例年だと、たっぷり降る雪が
断熱材の役割を果たしてくれるけど、

雪に埋もれていない状態で、マイナス17度とか
の強烈な冷気に当たってしまった
ガクアジサイあじさい

どうなったかと言うと‥




枯れてしまいました

あーあ、真冬の庭に出て、
スコップで雪をかけてあげれば良かったなぁー

どうしよう‥、
刈り取ってしまおうかと思い、
株元をよーく見ると‥




一ヶ所だけ芽を出していました。
完全に枯れてしまった訳ではない様です。

ほっとしました

ガクアジサイは前年につぼみを付けた枝から
花を咲かせるので、花は期待できませんが、
気長に、また枝を伸ばしてくれるのを
待ちたいと思います。

ーーーーーーーーー

自宅内でタネから育てている温州みかん🍊

一粒のタネを植えたのに‥




芽が4つ出て来ました。

いろんな花や野菜のタネを育てた事がありますが、
必ず、一つのタネに対し、一つの芽が出るはず
だったけど‥

あれれ?どう言う事なんでしょう?
絶対に一粒しか植えていないのに‥

不思議に思って、調べてみました。

🔎🔎🔎🔎🔎

🔎🔎🔎

🔎



分かりました。

温州みかんのタネは「多胚性種子」なんだそうです。

タネ(種子)の中には、一つのタネから
いくつもの芽が出る性質のモノがあって、
それを「多胚性種子」と言うそうです。
(ちなみに、よく有る一つのタネから一つの芽が出るモノは
「単胚性種子」と言うそうです)

柑橘系、その中でも温州みかんは
その多胚性種子の代表的なモノのようです。

私の育てている温州みかんを観察すると
4つの芽が確認出来ます。




と言うことは‥

その芽の一つだけが「交雑胚」
=受粉して出来た「胚」

で、

残りの芽3つすべてが「珠心胚」
=受粉せずに出来た「珠」

という事になります。

「交雑胚」は違う木の花粉が
くっ付いて出来たモノなので、
もし、その違う木が温州みかんで無かったら‥

温州みかんではない、何かが混ざった柑橘系の木に
成長するようです。

(母)温州みかん➕
(父)温州みかんかも、でも違う柑橘系かも知れない

=温州みかんかも知れないが、
何か分からん柑橘系になるかも

(って、もしかしたら、
かつて無い新しい柑橘系が
誕生するかも‥、なんてね)

それに対し、「珠心胚」は母と100%同じ
遺伝子を持っているので、
私が食べた温州みかんと全く同じ木に
成長するようです。
要するにタネが出て来た温州みかんの
クローンですね。


そこまでは分かったけど‥

じゃあ、私はどの芽を、
どの様に育てたらいいのか?

全部の芽か?

ちょっと面倒になってきた‥










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