うちのお店では、北海道は道東の食材を集め提供しております。
僕の育った十勝地方は音更町
ジャガイモや季節によってアスパラなんかも
地元で有名になった、餃子なんかも置いてます
同じ十勝の食材などでは
足寄町の豆腐や、本別の味噌と醤油
そして、中札内の鶏肉を使っています
また、相方の出身の阿寒からは
今人気の阿寒豚
そして、釧路から殻付牡蠣なども取り寄せています
お店を始めるにあたって、僕らは田舎の食材にポイントを当てました
それは、
うちの店では故郷を感じて楽しく、そしてリラックスしてほしかったからです
実際、薄野に出てくる人たちの多くは札幌以外の方たちです
家庭がある方は、家庭とはまた違った感覚を
一人で暮らす方には、故郷の田舎くささを思い出していただきたいと・・・
だから、店でかけている音楽は85~90年代のものが多くなります
それは、対象年齢にあわせているのではなく
来ていただける方(僕を基準にしている部分もあるが)が中学~高校くらいで耳にしたもの
そう思っています
TVにしてもそうです
そのTVや映画を見ていたころ、それを思い出したとき
故郷を一緒に思い出していただけると思うのです
そういう観点から言うと
うちの店でメインにしている豚や鶏、牡蠣などよりもおすすめするお料理があります
これこそ故郷の味と言える、道東の味です
道東ドック
魚肉ソーセージをホットケーキMIXで
あげただけの、
アメリカンドックです
ただ、違うところが一つだけあります
砂糖をかけて食べます
これがあまり知られていない道東流の食べ方です
あまり知られていないのも当然です。
道東に住んでいた方も、地域特有の食べ方だということにあまり気がついていません
お祭りでアメリカンドックを食べるときには
「砂糖とケチャップどちらにしますか?」
と問われるのです
小学校くらいの時には、砂糖で食べますが
大人になってくると、大人ぶって(何処が?)ケチャップで食べます
大人になって、例えば札幌に住んだとして
気がついて見ると、砂糖で食べることをすっかり忘れています
道東ドックを食べると、必ず記憶が幼いころに戻ります
だからこそ、何の変哲も無いアメリカンドックがおいしくなります
それは、幼いころの故郷の味だからです