ということで・・・
昨日も触れましたが、DVD見ていました。
ゴールデンスランバー
もう去年の映画かな?
たしか、僕の大好きな谷村有美が絶賛していて
これはみておかないとなぁと思ってたんですよ
ということで・・・
映画や舞台の見る側からの一番の難関って
僕が勝手に思ってるだけなんだけれど
起承転結で言ったら、
起の部分の時間だと思うですね
これって見ている人の、性格とかがからんでくるんだけれど
うまいこと流れを集中させるようにしていかないと
どんな良い映画も、全て見ないで挫折してしまうってことがおおいとおもうんです
どたばたコメディーだと、笑いでつなぎながら
見てる人が飽きてしまわないように本線をスタートさせたり
軽いミステリー的なものだったら
早い段階で気になってしまいそうな
謎や言葉を散々ぶちまけてから
本線スタートさせたり・・・
それからは、実は本線が2つに分かれていたり
その先に実線が隠れていたりと・・・
まぁ様々なんですが
喜劇作家の三谷幸喜が言うところによると
喜劇は同時にミステリー
なんていうのもありますが
ゴールデンスランバーのいいとこりは
話は逃亡で、0から逃亡がスタートするまでが早い!
いいのか悪いのかわかんないけど・・・
下手したら10分くらいで始まるんじゃないかな?
しかも、予告とか見てる段階で「
偽犯人にされて警察から逃げる」
っていうのは解ってるんだから
総理のパレードが始まった段階で
「
はじまりましたね」
っていうのが解りやすい
展開が早いって言うのとはまた違った感じで、集中力が保ちやすい
それからは、疑問?謎?不思議?そんなようなものが
怒涛のように続いていくから、画面に釘付けになって
2時間20分とわりと長めの映画だけど一気に見られて
おもしろかった
けど・・・
なんだ!この浦沢直樹的もやもやは!!!
基本的にテーマ(推測?)と本線(きっとね
)は2つで
序盤にでてくる森田の言葉
これが結末につながる話の本線で
序盤の森田の言葉や、それ以降ニュアンスを変えてでてくる青柳の言葉
ビートルズの話をしている時の台詞
それが絶壁に立たされた状況でも・・・
これがテーマだと思うんだけど・・・
じゃぁそれ以外は話が繋がればどうでもいいんですか?
というくらい、それ以外の流れがなく、謎の解答が合っても安直だったり
まぁさっきからネタばれがないように回りくどく書いてますが・・・
じゃぁね、一番悪い奴が
ヤツだとしてだよ
最後の最後まで自分にとっていいことばかりで、なのに哀しい思いをした人が多くいて
物語はある種、
よくできましたで終わったかもしれないけれど
これじゃ、たんなるショートコメディー残虐ショーだよ
人に言わせると・・・
勧善懲悪が成り立つほど世の中はうまく出来ていない
そういうかもしれないですけれど・・・
それじゃぁ、たとえが悪すぎる
これじゃぁ、たんなる国民国家の完全否定だよ
ひとりそうじゃないキャラクターもいたけどね
政治と国家権力がつながって国民がなく(しかも命を落とす)
まぁ皮肉ったらそういう部分もあるけれど・・・
それ以上になにも描いていないんだから(原作は読んでいないので除いて)
最終的にでてくるのメッセージはこれしかないよ
絆も信頼もなにもかもが、途中にでてくるいい話でしかない
もっというと・・・
こんな結末は成り立たないよ
国家が事実上の青柳の死を確認していない限りは、話が一段落するはずがないんだから
もみ消して話が終わるんだったら
始めから追う必要なんかないんだから。でしょ?
整形したって何したって、そのつながりをおさえているんだから逃げ切ることなんか出来ないし
よくできましたで終わるなんてありえないんだから
まぁこれ以上書くとあと6時間はかかるのでやめときますが・・・
まぁやってることが支離滅裂ですね
国家権力にはむかうならば逃げることが一番の方法だとしておきながら
はむかったはずのモトカノは何の処置もないんだから・・・
しかも、白を黒にすることで流れたこの話なのに
「
おどされただけなんです」
でのがれてるし
一貫性がないよね
ということなので、原作読みます
面白かったんだけれど・・・
結局は不満ばかりが募ってしまう
漫画の20世紀少年のようダァ
~後日談~
といいつつも、その後に数回また見ている