道東の狼!驀進 新鮮組

動乱の幕末を想わせる薄野。新鮮組は動乱の薄野を驀進します!

 佑ちゃんを考える!

2014-03-06 05:26:35 | プロ野球談話
そう、あれは・・・
ということで、オープン1年目のドラフトで
日ハムに入った佑ちゃんですが

「ぜひ、ホークスにきてください!!」

と思っていた僕ですから
そろそろ佑ちゃんに対し考える時期ではないか?と

振り返ると、駒苫でフィーバーしていた北海道で
非道民敵にたたかれながらも
「早稲田実業の際と打って言うのはすごいよ!」
と言っていた僕です

春の大会はチェックしていなかったのですが
夏の1回戦を見たときに
これはすごいぞと思いました

もちろんまぁくんはすごかったんですが
僕の見立てでは、その上を言っていたのではないかと思いました

とにかくボールの筋がよかったんですよ
初速と終速の問題なんですが
そこに関しては、僕的にはまぁ君よりも良い軌道に見えてたんですよ

まぁそれはいいのですが
とにかく、僕は佑ちゃんをやる奴だと思っていたということです

大学2年の時から何かおかしくなっていきます
その流れをふまえて
入団当初の投球練習を見た江川さんが
「北別府のようになれるかもしれない」
といっておりました

この発言には見えない理由があります
まず一つ目は、TVのレポートで見に行って、彼はダメだなんていえないってこと
そして、その流れからでてきたのが
球が高くならないことを理由にして、高校時代から外の出し引きで投球してたこともあり
さらに内の出し引きを憶えたなら成功するかもしれない
というのを北別府を例にしただけであって・・・

そこにあったのは
高校時代のイメージでは完全になく、直球主体では難しいということ
たぶん僕が思うには、江川さんの発言の真実はこっちにあるのだと思います

そして、今年になって佑ちゃんは
内側の出し引き(シュート)を使うようになっております
面白いですね
肘やってからシュート投げるって言うのは結構厳しいんですが
そうしなくてはいけないと、ここにきて悟ったんですね

では?その佑ちゃんがどうなるのか?

本当の注目点は、シュートではありません
「シュートを投げるという意識が彼をどう変えるのか?」
ということなんです

しっかり見れていないので、現状のことはなんとも言えないんですが
もし、昨年と同様の投げ方で、そこからシュートを投げるのであれば
成績の問題よりも、多分体に問題が出ると思われます

ただでさえあれだけ投げているのですから
今までの野球人生の中での肩の消費は、普通の選手以上です
そして昨年故障しています

ここからはちょっとテクニカルな話になってくるのですが
野球をやめてからのほうが、人5倍くらい野球を勉強した僕なので
多分あってるんじゃないかな?とおもいます

昨年のリリースの仕方でシュートを投げる場合
僕の予想では、腕をひねらなければいけないんじゃないかと思うんです

シュートって腕の振りの角度なんですよ
オーバスローって言っても、厳密に言うと真上から投げてるわけじゃなくって
ボールがまっすぐな起動をかくように投げてるってことで
角度的には少し斜めってルンデスよ
そこから、縫い目の引っ掛け方で
「曲がる」というより「食い込む」ように向かってくるのが上からの投げ方

それがスリークウォーター位になると
プレート左端からインハイに直球を投げると食い込むように入っていきます
これはボールのリリースポイントの問題です

プレート右端からだと、インハイに投げても真ん中高めの直球と一緒で
食い込んではきません
オーバースローの人が高めに投げるボールが一番ボールにひっかって良い球を投げます
それと同じはなしです

そのような流れから、縫い目に引っ掛けるくらいで
スリークォータで投げると、食い込む以上に曲がってくるんです

昨年までの佑ちゃんの投げ方にはあからさまに問題があります
それは、オーバースロー以上にオーバースローだということ
そんな投げ方でシュートを投げるなら、ひねらないと無理
だから肩がやられるって事です

そして、佑ちゃんの本当の問題はそこであって
オーバースロー以上にオーバースローだということ

それによって何がおきているか?
一つは、リリースポイントがあまりにも早くなっている
言い方を変えると、球持ちがよくないんです
結果的に引っかからないボールを投げているため、球が走らない

そして、腕が本来の位置とは違うところをまわっているため
上半身が邪魔になり、結果として体が外に逃げていってします
オーバースローの縦の軸に対し、外に力が逃げてしまい結局球が走らない

さらに、体重移動にも支障がでて、結果として球が走るわけがない

なぜそんな風になってしまったのか?
僕はきっとカーブだと思うんです

高校時代は外の出し入れと決め球にフォークという攻め方で
大学に入ってから緩急を取り入れないと厳しいんじゃないか?となったんだと思うんです
昔と違って、今ははじめて投げる変化球がスライダーだったりするんです
しかも、そのカーブも変わってきてドロップなんか投げないですから
チェンジアップくらいの気持ちで親指と人差し指から抜いてやればいいんですが
より緩急のつく曲がるカーブを投げようと思うと、やっぱりひねるんですよ
それが腕の振りやリリースポイントを変えたんじゃないかなぁ?って

それではやっぱりダメなのか?

だからこそ、そシュートをどうとらえるかなんです
もしひねらずに食い込むシュートを投げようと考えているのなら
話は好転するんじゃないかって

逆に、インコースのツーシーム的に考えるときびしいかなぁ?

もし、ひねらずに食い込むような球を考えるなら
腕が少し横に向いて、結果状態もしっかりと軸が出来て連動するようになると思うんですよ
そうなると、結果的にまっすぐがのってきて
あまりシュートを投げなかったみたいなね

その代わり、カーブが今までとは違った状態になるため
カーブに対する考え方を変える必要があると思いますが・・・
でもスラーダーはもっとスピードも切れも乗ってくると思いますよ

さぁどうなるか?
奇跡はないはではない!そう思いますが