旅とエッセイ 胡蝶の夢

横浜在住。世界、50ヵ国以上は行った。最近は、日本の南の島々に興味がある。

雑念ーヤンゴン

2019年11月15日 19時15分20秒 | エッセイ
雑念ーヤンゴン

・やっぱ安いや。これ見て下さい。
これで約350円。
これだけ買っても820円。
70円出して買ったら、たくさんお釣りがきた。ズッキーニ?これにつけるミソ(醤)を捜して、朝からボリボリ食うぞ。これが美味いんだよ。ケチャップはよく売られているが、マヨネーズは少なくて高い。
こんなんつけて食べてもよい。
1,000K(70円)出すと、これだけ買える。トマトはちょっと皮が厚くて甘みも酸味も控え目な素朴な味。自分は好きだな。
コーヒーと肉まんで70円。おまけで、コーヒー屋の娘。恥ずかしがって、顔を隠した。

 右の娘さんは、生意気なことを言っていた。自分が持っていた、シャワー室用のカッパキ(排水口の位置が悪くて水が溜まる)を見て、どこで買ったの?いくら?とか。
左の娘さんはおとなしい。コーヒーも通じなかったのに、異国人が珍しいのか、ニコニコしてそばを離れない。かーいーなー。話したい。
早くミャンマー語を覚えよう。今、特訓中です。

・回線の問題、電気・電圧の問題で、コンピューターが頻繁にフリーズする。
合間を縫って使用するが、これじゃあ、タバコが増えるぜ。
・先日、町中にあふれていたチビ尼軍団が消えた。集中托鉢デーとかが、あるんでしょうか。と思ったら、また町中に。
・海外で活躍する日本人たち。ずいぶん多くの人が、商売に奉仕に頑張っている。女性の方がずっと多い。勇敢で知性に富む彼女達の活躍が、学校(教育)や雇用を生む。詳しく紹介したいが、OKを取らなければ伝えられない。
 こんなに短期間で、たくさんの人と会い、またその存在を教えられた。捨てたもんじゃあないな、日本人。


いい木がいっぱいあるのよ。順々に写真を撮りたい。
・これがヤンゴンのゴミ箱です。他にリヤカーで大声を出して収集する人がいます。
 朝から、ゴミリヤカーのお兄さんの大声、物売りの声や鐘の音で賑やか。

・こっちに来て、一週間ほどで風邪をひいた。熱はないが、咳が止まらん。医者に行って4日分の薬をもらって飲んだが駄目。日本から持参した市販の咳止めも効果なし。夜の水シャワーが、ちとしんどい。横になると、咳が5分ほど止まらなくなる。
 これは、この国への通過儀礼なのか。咳が10日ほど続いたが、やっと収まってきた。受け入れられたのか。

・ミャンマーの女性の中に、相手の気持ちを次々に察して、自然に行動に移す人がいる。例えば、あっ箸、と思うとスっと箸が出てきて、お皿と思うとお皿が差し出される。別に食事の時だけではない。勘が鋭い。頭が良い。それだけではなく、人の為になろうという気持ちが溢れているんだろう。
 これって、かつての日本女性の美点の一つだったのではないかな。今じゃ絶滅危惧種だ。もしあっても、それが料亭の女将じゃあねえ。
 
・チビ尼。薄ピンクの衣と渋い金色の袈裟。頭をツルツルに剃った、年齢マチマチのチビ尼ちゃん。なんとなく、貧しい家の子が多いのかと思っていた。確かに多いようだが、(教育の機会が与えられる)意外や良家の子女が混じっているそうだ。
 学校にいる、何か国語も話すお金持ちのお嬢さん先生。彼女が小さいときに、尼を1ヶ月やったそうだ。ブブ、想像すると楽しい。ちなみに、嫌で嫌でしょうがなかった、とのこと。
 先日知り合ったフリーのガイドさんは、お母さんに言われて、中学から高校にかけて7回も出家したそうだ。夏休みの一週間ほどらしい。
 それじゃあ、髪の毛が生える暇がないね。女の子用のカツラが売っているらしい。

・11月10日、夜22時ごろ、地震があった。そう、感覚として震度2くらい。ヤンゴンでは珍しいんだろう。人々が外に出て、ワイワイしていた。
・11月の始め、終日雨の日、また夜中に激しい雷雨の日。半端ではない集中的な雨が降る。
⇒屋上に雨水を溜める装置など無いから、全て排水される。もったいない。
 街の排水機能は高く、水浸しにはならない。
⇒それでも貼りだし窓の、干し場の洗濯物はよく乾く。貼りだした庇のおかげで、雨
 は入らず、風だけが通り抜ける。湿度が低いんだろうね。
 雨期になったら、逆にいつまでもベタベタ、ジュクジュク、生乾きの日が続くのか。

・非常口の木の扉は、二重のフランス落としで内側から施錠される。その扉を開けると、頑丈な鉄の柵。で、ここはガッチリした南京錠で封鎖されている。ここ非常階段だよ。火事になったら、焼け死ねってか。大家に南京錠の鍵を渡して欲しいと頼んでいるが、返事が来ない。

これで500K(35円)。写す前に、一口食べっちゃった。あんまり美味いのでもう一皿。
こういうのは高い。。この時は10,000K(700円)した。

・久しぶりにWalkmanを聞いた。やっぱ、いいねー、夏川りみ。中島みゆき、もいい。中島美香の"雪の華”。松任谷由実の"春よ来い"。ジブリソングも泣ける.PPMの500マイル。ありゃ、モーツアルトのバイオリン協奏曲なんてのも良い。
 でも、一番心を打ったのは、元ちとせの"ワダツミの木"でした。

・いやあ、人間って面白い。ミャンマーに住んでいるビルマ人も、カチン人も日本人も、外国人も。見ているだけでも面白いし、話をすれば、もっと楽しい。


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