まさか、我が身が!
ヒャー、まいりました。旅の終わりに、大雨で新幹線が止まり23時間20分、車内とホームに閉じ込められた。
旅は良かった。天気も、初日は晴れで翌日は晴れから曇り。帰る日は土砂降りだったが、美術館にいたのでまあ良い。14:16発の新神戸発ののぞみに乗り、直ぐに新大阪。車内は空いていた。そこで、 「大雨のために停車します。」のアナウンスがあり、京都の手前で停車した。そこからが長かった。
やっと前の電車が空き、京都に滑り込んだ新幹線のぞみ号は、先の目途が立たないまま延々と待機に入った。そして真夜中12時ちょっと前に、名古屋に向け出発。途中2駅に臨時停車し、線路上に停車し、ストップを繰り返してヘトヘトになって名古屋に着いた。そしてそこが終点となり、新大阪に引き返した。
今回の旅行は、コロナ明け、ミャンマー出国後初だ。この旅は、最初の勤め先の同僚たち3人で、前回は4~5年前に京都の北、日本海に面した伊那の船宿に2泊した。この旅は最高に良かった。伊那は、忘れられない素敵な所でした。コンビニはなく、夜の9時を過ぎると、外で会うのはイノシシ、タヌキ、猿と鹿。湾は鏡のように静かで、船宿の一階は車庫ならぬ舟庫になっていて、縄を解けば舟は湾に滑り出る。1棟貸しなので、どんなに騒いでも大丈夫。3時間ほどの仕立てで、タイ(マダイではなく何とかダイ)と甘鯛が大漁だった。最高だぜ、イエイ!
今回の旅は、淡路島に1泊し徳島に1泊。自分は、前日に京都に行き叔母さんの所に泊まった。京都は外国人(主に欧米系)の多いこと。円安だしね。翌日は神戸を散策した。神戸の南京町は小さかった。元町、三ノ宮を歩いても、どうもな。 結局ブックオフで文庫本を3冊買ったが、それが最終日に役立った。
旅の初日は、伊弉諾神宮(イザナギと読んで)。淡路島は大きい。ホテルは立派な建物で風呂よし、眺望よし。島の東側で海が180°。あー釣りしてえ。夕飯は部屋食で、ぶっ魂消るほど豪勢だった。朝食のバイキングの種類も凄かったが、夕食だけで部屋代の11,000円の価値は充分。メニューを見てよ。
お品書き
前菜 季節の前菜 漁師巻き 厚焼き玉子 淡路牛叩き
無花果コンポート掛け
お造り 鯛姿造り 季節の三種盛り合わせ
焼き物 鯛と魚介の蒸し焼き
炊合せ 鯛荒炊き
コン炉(漢字が出せない) 淡路恵比寿豚鍋 淡路島野菜と鯛のスープ仕立て
温物 島玉葱の丸揚げ 淡路牛餡かけ
蒸し物 茶碗蒸し
御飯 淡路鮎原米 白御飯
香の物 三種盛り
留碗 清汁仕立て
水物 季節のデザート
洲本温泉 海月館 総料理長 河津 啓佑
腹一杯で、とても御飯は食えなかった。特に小ぶりの玉葱が汁に浸かった一品が秀逸で、玉ねぎがこれほど美味いとは驚きでした。
二日目は淡路島南端の沼島に渡海し、島を縦断して上立神岩を見た。一見の価値あり。うず潮クルーズ。海の上は寒かった。説明のお姉さんの解説で俺らは分かったが、英語の説明は無し。数多く乗っていた外国人は何だか分からなかったのではと気になる。
その夜の宿は徳島。建物はしょぼく、風呂も小さいが湯質は良かった。眺望は抜群で、鳴門大橋が眼下に。渦潮が目の前だが、夜半より土砂降りになった。夕食が凄かった。大満足の鯛尽くしで、大鯛のお頭煮。小ぶりの鯛の塩焼き。切り身の天ぷらにサシミetc、鯛御飯。ドッヒャーの大満足。
最終日は大塚美術館。ノーコメント。クーポンの二千円で1,300円になったので良しとする。さて次回、第三弾はどこにする?台湾?バリ?奈良・京都になりそうだ。
さー、だいぶ寄り道をしたが、名古屋駅14/15番線ホームの新幹線に戻ろう。朝になれば復旧するだろう。休息用の新幹線車両で横になり縦になり、ホームに出たり入ったり。ホームの休憩室も改札の周囲も難民状態に。カミさんと自分の2つの弁当があったから助かった。食べ物なんかどこにも売っていない。また旅の初日に洗濯をしておいて良かった。シャツ、ハンカチ、靴下が替えられた。
しんどい一夜が明けて朝が来た。駅員に聞いて驚いた。「まだ雨が降っています。午前中の運行はありません。」ガビチョーン!この一年で一番ショックな一言でした。アナウンスは英語がなく、外国人は駅員に翻訳アプリで状況を聞いていたが、特急券の払い戻しとか分かったかな。
結局、名古屋を出たのは12:06。5時間先でも、予定が出たのは救いだ。改札に降りると、本日乗車予定の人人人。入場制限ではるか向こうまで人が押し寄せている。昨晩、名古屋に出ていたらアウトだったな。この人たちは、出発間際に乗車してきて、車内はギューギューの立ち席となった。乗車率230%。新幹線滞在23時間20分で新横浜にたどり着いた。
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