仏旗
この旗は、ヤンゴンの街中のどこででも見かける。ミャンマー国旗ではない。
これは、仏旗です。
仏旗(ぶっき)とは、仏教を象徴する旗。仏教を信仰していることを示す旗のこと。「六色仏旗」「六金色旗(ろっこんしょくき・ろっこんじきき)」、「仏教旗」とも呼ばれる。
『小部経典』の「無礙解道」に、仏陀が力をはたらかせる時、仏陀の体から青・赤・白・樺(橙)および「輝き」の六色の光が放たれる、と書かれていることに由来するデザインである。 1885年にセイロン(スリランカ)で作られた。
国際仏旗は、左から青、黄、赤、白、橙、そして一番右の列には5色を上から順番に並べた縞模様となっており、それらの色にはそれぞれ意味が込められている。
- 青は仏陀の頭髪の色で、「定根」をあらわす。
- 黄は仏陀の身体の色で、「金剛」をあらわす。
- 赤は仏陀の血液の色で、「精進」をあらわす。
- 白は仏陀の歯の色で、「清浄」をあらわす。
- 樺(橙)は仏陀の袈裟の色で、「忍辱」をあらわす。
- 残りの1色は「輝き」をあらわし、旗の6列目には独自の色は配されず、他の5色を上から順に並べた縞模様で表現される。だ、そうです。
先日、ヤンゴン市内の人民公園がこの仏旗で埋め尽くされていた。高僧の公演があるのだ。パゴタに行けば仏旗が並んでいる。学校の前の通りでも、高僧の話があり、立派な演台に凄い椅子、仮設のゲートとゴザを敷き詰めた観客席。そして仏旗が通りに並んだ。
日本のお寺でも、これを掲げる寺があるようだ。あまり見た記憶はないが。
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