次郎長の処刑
昭和三十年代の小学生にとって、童謡は意味不明なものが多かった。「ウサギ追いし、かの山~」大半の児童は「ウサギ美味しい~」と唄っていたな。『箱根八里』ともなると難解すぎて訳分からん。「箱根の山は天下のケン、カンコク、カンモーものならず。バンジョーの山、センジンの谷」羊腸の小径なんぞ、ヨーチョー、ショーケー、さっぱり分からん。そんな日本語がある事を知らないから、頭の中でこれかな?という言葉を無理やり見つけてきて、強引に当てはめた。俺は、〝次郎長の処刑〟だった。〝羊腸の小径は苔滑らか〟⇒〝次郎長の処刑はコーケーなめらか〟ああ、悲しい歌なのねと納得していた。みんなはどうしていたんだろう。
日本のアニメはクオリティーと普及度に於いては世界一。TVを点ければエクアドルでもエジプトでも『どらえもん』や『らんま1/2』をやっている。ところが日本で人気No.1の『サザエさん』は台湾ですら知られていない。こりゃアニメ七不思議だな。あまりにも日本的過ぎて、文化の違う国ではワカメちゃんや波平さんの行動が理解出来ないんだな。最近ではサラリーマン出世物語の『島耕作』が全く外国受けしない。島が何でそういう行動をするのか、何が面白いのか理解不能状態だ。
さてサザエさん、原作は4コマ漫画だが、子供の時にこのマンガ本を見ていたら、意味の分からない4コマに出くわした。強風でポスターがはがれる。⇒それに飛びついて抑えるスーツのおじさん達。サザエさんとカツオはそれを見ているだけのただの通行人⇒慌てたおじさんが言う「人権が蹂躙されているぞ。」ポスターには人権週間の文字。長谷川町子さん、これのどこが面白いの?って言うか、ジンケンジューリンって何?早速聞いて親を困らせた。小学校三年生の子供に、「じんけんじゅーりんって何?」と聞かれるシチュエーションを考えてみて、気が重くなるでしょ。
友達と話していたら、「俺ついに読み通したぜ。『鬼平犯科帳』」。池波正太郎の傑作、全135作、文春文庫で24巻。本当に本当にお疲れさん。当時はまだTV放送はされていなかった。で友達は言ったんだ。「俺ついに読み通したぜ。『キヘイ犯科帳』」 一瞬言葉を失った俺は、気の毒過ぎて訂正しなかった。
昭和三十年代の小学生にとって、童謡は意味不明なものが多かった。「ウサギ追いし、かの山~」大半の児童は「ウサギ美味しい~」と唄っていたな。『箱根八里』ともなると難解すぎて訳分からん。「箱根の山は天下のケン、カンコク、カンモーものならず。バンジョーの山、センジンの谷」羊腸の小径なんぞ、ヨーチョー、ショーケー、さっぱり分からん。そんな日本語がある事を知らないから、頭の中でこれかな?という言葉を無理やり見つけてきて、強引に当てはめた。俺は、〝次郎長の処刑〟だった。〝羊腸の小径は苔滑らか〟⇒〝次郎長の処刑はコーケーなめらか〟ああ、悲しい歌なのねと納得していた。みんなはどうしていたんだろう。
日本のアニメはクオリティーと普及度に於いては世界一。TVを点ければエクアドルでもエジプトでも『どらえもん』や『らんま1/2』をやっている。ところが日本で人気No.1の『サザエさん』は台湾ですら知られていない。こりゃアニメ七不思議だな。あまりにも日本的過ぎて、文化の違う国ではワカメちゃんや波平さんの行動が理解出来ないんだな。最近ではサラリーマン出世物語の『島耕作』が全く外国受けしない。島が何でそういう行動をするのか、何が面白いのか理解不能状態だ。
さてサザエさん、原作は4コマ漫画だが、子供の時にこのマンガ本を見ていたら、意味の分からない4コマに出くわした。強風でポスターがはがれる。⇒それに飛びついて抑えるスーツのおじさん達。サザエさんとカツオはそれを見ているだけのただの通行人⇒慌てたおじさんが言う「人権が蹂躙されているぞ。」ポスターには人権週間の文字。長谷川町子さん、これのどこが面白いの?って言うか、ジンケンジューリンって何?早速聞いて親を困らせた。小学校三年生の子供に、「じんけんじゅーりんって何?」と聞かれるシチュエーションを考えてみて、気が重くなるでしょ。
友達と話していたら、「俺ついに読み通したぜ。『鬼平犯科帳』」。池波正太郎の傑作、全135作、文春文庫で24巻。本当に本当にお疲れさん。当時はまだTV放送はされていなかった。で友達は言ったんだ。「俺ついに読み通したぜ。『キヘイ犯科帳』」 一瞬言葉を失った俺は、気の毒過ぎて訂正しなかった。
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