韓菓
「韓菓(ハンクァ)」とは、米や小麦粉、木の実などを主な材料に、
蜂蜜や水飴を加えて固めたり、脂で揚げて作る韓国の伝統菓子類で、
韓菓子とも呼ばれます。
米を主食とする韓国で古くから発達し食べられてきた菓子で、
婚礼や先祖供養の儀式に欠かせない食べ物であるほか、
伝統茶と一緒に味わえる、お茶菓子としてもよく食べられます。
「韓菓」は作り方により、「油菓(ユグァ)」、「薬菓(ヤックァ)」、
「正菓(チョングァ)」、「茶食(タシッ)」などの種類に分かれます。
先端が丸く細長い形をした「油菓」は、もち米粉で作った生地を油で揚げた後、
米や胡麻などをまぶします。
油菓のなかでも四角くて大きなものはサンジャと呼ばれ、
小麦粉に胡麻油と蜂蜜を加えた生地を揚げた「薬菓」とともに、
祭祀の膳に欠かせない食べ物です
また、果物などを蜂蜜で煮詰めた「正菓」、
黄な粉や松の花粉を蜂蜜で練り型に入れて作る「茶食」も、
見て美しく食べておいしいお茶請けとして、
伝統茶店などで提供されることが多い「韓菓」です。
米・あわなどの穀類やカボチャ・サツマイモなどを原料に、麦芽を使って作られる
「ヨッ(伝統飴)」も「韓菓」の一種。地方によって特色も見られ、
全羅道(チョルラド)の「コグマヨッ(サツマイモ飴)」、
忠清道(チュンチョンド)の「ムヨッ(大根飴)」、
鬱陵島(ウルルンド)の「ホバッヨッ(カボチャ飴)」などが有名です
薬菓は、同じ物を日本でお取り寄せできますが、
油菓は、お取り寄せしても韓国で食べたものとは違う気がします。
あのふんわり感を長持ちするのは大変なのでしょうね・・・
薬菓は苦手ですが、油菓はお好みです。
ヨンジュン・・・・・・ポチっと