ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

初めての海外一人旅は中国です。

2010-06-04 23:00:31 | 油彩画その他
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「昆明の博物館」 アクリル  (210×297) 1993年作 中国・昆明

昔なつかしの絵

私が海外旅行に初めて行ったのは23歳の時で、
中国一人旅でした。
この絵はその時、中国で描いたスケッチです。

魚屋さんでアルバイトをしたお金を節約して貯金
前半中国3ヶ月、後半ヨーロッパ3ヶ月の半年旅行分を貯めてから
スケッチ旅行に出ました。

予定では中国3ヶ月でしたが、一身上の都合により2ヶ月で帰国。

喜びあり
冒険あり
涙あり
病気あり
悪さあり
グルメあり
筆談ありの
ありあり旅行。

出発は大阪の南港から船で鑑真号に乗り2泊3日の船旅。
船の中で日本人の旅行者や中国人留学生と仲良くなり、日本人とは途中まで一緒に旅行しました。

その船の中で知り合った、帰国途中の中国人留学生の言葉がリアルに私の心の中に残っています。

彼は日本で電気関係の勉強と仕事を7年ほどしてきたそうで、日本人には大変お世話になったと感謝していました。

で、彼は言いました。

「私達中国人は今まで鎖国状態で、情報が国によって管理されていたものですから、
世界で中国が一番発展していて、最高に優れた国だとみんな本当に思い込んでいました。
でも外国に出れるようになり、情報が入るようになり、
蓋を開けてみたら先進国から50年遅れていました。

ショックでした。
本当にショックな出来事でした。
まんまとだまされていた訳ですから。

だから私は日本で勉強した最先端を帰国後、中国で活かして世界に追いつきたい。」



学ぶことの多い・・・・17年前の言葉っす。






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コメント
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