ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

サントリーニ島・イア

2010-06-13 19:53:21 | 油彩画その他

Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「サントリーニ島・イア」 透明水彩画 (297×210) 1993年作 ギリシャ・サントリーニ島


思い出の絵
ギリシャのサントリーニ島のはしっこの崖っぷちのちいさな町、イアに行ったときの絵です。

サントリーニ島は昔、島の真ん中近くから火山噴火がおこり
あまりの勢いで吹っ飛んでしまって、
残ったところが今の三日月型のサントリーニ島だそうです。
吹っ飛んだ後の崖っぷちに白くてきれいな町があります。
取材で泊まった町はフィラとイア



この写真はイアから撮ったフィラの町
ごらんのような崖っぷちです。

イアから見る夕日は最高で、
標高の高い崖っぷちの白くてかわいらしい町に夕風が吹きますと
町は一変してロマンチック一色になります。
どこまでもつづく海のキラキラとしたうねりは、
終わることを知らない恋人との会話のように
人生最高の宝物に見えました。
日が沈んだ後も月の輝きにゆっくりと照らされて、
海のリズムの美しさに心を持っていかれます。

また見たいな~







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ギリシャのミコノス島②

2010-06-12 15:03:51 | 油彩画その他
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ミコノスの階段」 透明水彩画 (297×210) 1993年作 ギリシャ・ミコノス島

思い出の絵
「ミコノスの階段」

ミコノス島の白い町は、夏の強い日差しでまぶしく輝き
道だって白いものですから、サングラスがないと眼を痛めます。
しかも照り返しで暑い!
ドアは青か赤、窓だって、手すりだって、ベランダだって同じ色
この統一感がとても可愛らしい

意外に涼しい日陰の中は
青い空に
いつまでも見惚れているような
淡い青紫の妖精がいるようで、
なんだか気持ちがいいです♪



夏のヨーロッパの光の美しさには感動しました。
乾燥しているせいなのか、
日本ではまず体験できないほどの美しさです。
色がシビアに潤っていて、深くて抜けがよく動的で留まらない。

その光に感動していた、このころの私は、
絵に単純な光と影を入れて、その感動を表現しようと思っていました。
大げさに言えば光と影のための風景でしょうか

日の当たるところには太陽、影には空が写っています。

たくさんの強い太陽と
控えめで涼しげなやさしい空が
デコボコしたミコノスの白い町のキャンバスに
戸惑うことなく写り流れていました。








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北欧の音楽ピクニック

2010-06-11 00:48:17 | お知らせ
「北欧の音楽ピクニック」
大阪万博公園
6月20日(日)11:00~16:30
こちらのイベントにワークショップで参加いたします。
北欧に関係する音楽が、万博内のあちこちで聞ける楽しそうなイベントで、
私は音楽出来ませんけど絵の先生で参加です。

詳しい内容は「北欧の音楽ピクニック」のホームページのワークショップでご確認ください。
http://www.nordic-picnic.com/

お題は北欧なので「森のスケッチ」♪
色鉛筆と紙を用意しておりますので、
素敵な音楽を聴きながら万博公園の緑を気持ちよくスケッチしてもらおうと思っております。
時間は私のお話しを含めて45分。参加費500円
12:00 / 13:00 / 14:00 各12名 の3回を予定しています。
※小学生低学年以下の方は、保護者同伴でお願いします。
みなさんのご参加を、お待ちしております。

お遊び程度に絵を描いてみたいけど・・・・
で、どうやって描き始めればいいのか?
山中的ヒントを用意しておきま~す♪
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ギリシャのミコノス島

2010-06-10 01:24:17 | 油彩画その他
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「ミコノス」 透明水彩画 (297×210) 1993年作 ギリシャ・ミコノス島

この絵はギリシャで描いた透明水彩画です。
見ていると昔を思い出します。

中国一人旅から帰国してすぐにヨーロッパ二人旅に出かけました。
相棒は美術科高校の同級生で二人とも絵描きを目指し、今も二人とも絵描きです。
私はチャランポラン系、相棒はコツコツスタミナ系。
そんな感じの組み合わせ凸凹コンビで3ヶ月スケッチ旅行
楽しかったし若かったしイビキがうるさかったし(私が)いろいろありました。

大阪関空からシンガポール経由ではじめに着いたのがギリシャのアテネです。
ギリシャは島巡りをメインにしていましたが、到着早々フェリーのストライキで遺跡めぐりに変更。
やっとストライキが終わったので、エーゲ海の青い海に浮かぶ美しく白い町の島、ミコノス島に行きました。

思った以上に海が青かったです。
甲板で風にあたりながら海を眺めていると、大型フェリーのスピードについて来る生き物発見!
船と泳ぎ戯れるイルカ達で、中国に行く時の船でも見ましたが、ギリシャイルカの方がフレンドリーです。

思い出すな~
白くてりりしい並びの丘の風車
港に浮かぶ可愛すぎる小さな漁船
大きなペリカンが白い路地を歩いて魚屋さんの前でおこぼれをねだるシーン
(今だったら描いてるのにな~)
白い壁にはえる色鮮やかな植物達
昼は暑いから町中総昼寝

町や生活スタイルが、こんなにロマンチックに存在できるなんて・・・・

当時の私には夢の世界に見えました。



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初めての海外一人旅は中国です。

2010-06-04 23:00:31 | 油彩画その他
Copyright2008-2010 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 「昆明の博物館」 アクリル  (210×297) 1993年作 中国・昆明

昔なつかしの絵

私が海外旅行に初めて行ったのは23歳の時で、
中国一人旅でした。
この絵はその時、中国で描いたスケッチです。

魚屋さんでアルバイトをしたお金を節約して貯金
前半中国3ヶ月、後半ヨーロッパ3ヶ月の半年旅行分を貯めてから
スケッチ旅行に出ました。

予定では中国3ヶ月でしたが、一身上の都合により2ヶ月で帰国。

喜びあり
冒険あり
涙あり
病気あり
悪さあり
グルメあり
筆談ありの
ありあり旅行。

出発は大阪の南港から船で鑑真号に乗り2泊3日の船旅。
船の中で日本人の旅行者や中国人留学生と仲良くなり、日本人とは途中まで一緒に旅行しました。

その船の中で知り合った、帰国途中の中国人留学生の言葉がリアルに私の心の中に残っています。

彼は日本で電気関係の勉強と仕事を7年ほどしてきたそうで、日本人には大変お世話になったと感謝していました。

で、彼は言いました。

「私達中国人は今まで鎖国状態で、情報が国によって管理されていたものですから、
世界で中国が一番発展していて、最高に優れた国だとみんな本当に思い込んでいました。
でも外国に出れるようになり、情報が入るようになり、
蓋を開けてみたら先進国から50年遅れていました。

ショックでした。
本当にショックな出来事でした。
まんまとだまされていた訳ですから。

だから私は日本で勉強した最先端を帰国後、中国で活かして世界に追いつきたい。」



学ぶことの多い・・・・17年前の言葉っす。






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