つうこのなにげない日々

札幌のおいしいもの、あちこちお出かけ、映画、音楽の感想、ボランティア、その他日記風なんでもあり・・・

銀の砂  柴田よしき

2007-03-01 02:13:53 | Weblog
女流作家の秘書をしている佐古珠美が主人公

珠美は売れない作家

女流作家の藤子は担当編集者とすぐ、恋愛関係になって
妊娠しては、流産を繰り返す。

現在と過去が交互に出てくるので、まぎらわしいところがある。

前半はサスペンスといっても、殺人もでてこない。

後半、柴崎夕貴斗(かっての珠美の恋人)の失踪をめぐって
柴崎の身内でもある、ルポライターが珠美を訪ねてきて
いろいろなことがあかされていく。

銀の砂というのは沖縄の星砂のことで、
最後に珠美が、星砂を飲み込む場面が出てくる。

珠美は善人なのかというと、そうでもない。
柴崎を、藤子に奪われて藤子のもとを去るがよりを戻そうとする
柴崎を・・・