つうこのなにげない日々

札幌のおいしいもの、あちこちお出かけ、映画、音楽の感想、ボランティア、その他日記風なんでもあり・・・

いつか響く足音 柴田よしき著

2010-10-26 01:22:23 | 読書感想

短編小説集です

「最後のブルガリ」
金貸しに追われて、友達の家にころがりこんだ
絵理

カードを何枚も作り、それを一本化してあげるという
甘い言葉にだまされて、借金まみれの絵理

友達の朱美は、踏みとどまるべきところで
踏みとどまっているので
絵理の行動が理解できない

結局、売れるものは売り借金返済に充てる
「ブルガリ」一つを残して


「いつか響く足音」
宮前静子は三度結婚している
一度目は離別
二度目は死別
三度目は事故死だが、静子は自分が殺したと
思っている
お葬式に参列するので、なれないハイヒールを
履いていたら、駅の構内で人ごみに
突き飛ばされ、よろめいて夫の方に倒れていったら
夫は電車の線路に落ちて亡くなる

いつか、自分を逮捕しに刑事達の靴音が
響くだろうとおびえている・・・


推理小説なので、静子はおびえているが
現実にもあるのでは・・・