つうこのなにげない日々

札幌のおいしいもの、あちこちお出かけ、映画、音楽の感想、ボランティア、その他日記風なんでもあり・・・

仏果を得ず  三浦しおん著

2011-08-09 06:07:04 | 読書感想
文楽に賭ける若手大夫の熱い青春

修学旅行で 人形浄瑠璃・文楽を観劇した 健(たける)は
義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒され その虜になる

以来 養成所に入り 義太夫を極めるために情熱を傾ける

兎一郎という三味線ひきと組むことになるが、兎一郎は若手でも
もっとも気難しい

兎一郎は特定の人と組む気はないと断るが 交換条件を出されて
渋々引き受ける

その交換条件というのが 小学校に文楽を教えに行くというボランティア
で 健は毎月行っている

熱心な生徒もいて 小学3年のミラちゃんは義太夫を語るのが
大好きだ

そのミラちゃんが公演を見に来て、家まで送って行って
ミラちゃんのお母さんに会う

健はミラちゃんのお母さんと恋に落ちるが・・・

人形浄瑠璃を テレビで見ることはあっても 公演を見る機会は
ありません

義太夫を語る太夫さんの顔がみえるお話だと思いました
知らない世界を読ませてくれる
読書は良いです・・・