つうこのなにげない日々

札幌のおいしいもの、あちこちお出かけ、映画、音楽の感想、ボランティア、その他日記風なんでもあり・・・

暴雪圏 佐々木譲著

2015-06-27 19:39:02 | 読書感想
川久保が 単身赴任して
二度目の冬が 終わろうとしていた
三月末の 彼岸荒れの日
帯広郊外の 町で 事件は起こった。

近くの橋の川べりに 死体らしいものが見える。
現場に 赴いた 川久保は死後 三ヶ月はたっていそうな 女性の 変死体を
発見する。

西田は会社の金庫に眠る大金を見て
持ち逃げしようとする。

主婦 坂口明美は 出会い系サイトで
知りあった男に つきまとわれ
最後の逢瀬に 出かけようとしていた。
出刃庖丁を持って

地元暴力団 徳丸組の組長宅に
襲撃事件が発生
抵抗した 組長夫人が射殺される。

犯人の二人組の男達も 別々に
逃走を図るものの
暴風雪に 行く手をはばまれる。

吹き溜まりのひどい 雄来橋の近くに
ペンション グリーンリーフがある。

ここに犯人の一人、明美、明美と
出会い系サイトで知りあった男
予約客夫婦、西田、山口と言うトラック運転手と、ヒッチハイクしている
家出少女が吹雪を逃れて
集まる

ペンションの暖房は 壊れたままで
吹雪で 直しに来られない。

犯人は 人質をとり、皆の携帯を
ストーブに くべる。





暴風雪を知らなければ 面白味が
半減するかも…

吹き溜まりの恐さを 知っている私は
ハラハラドキドキしながら
読みました。