ナサラ農法開発者の翡翠先生のブログ

農業が注目される今、本物の農業が必要です。安心安全で環境に優しい農業を推進します。美味しい・栄養価の高いものへと・・

山口へ樹木診断

2010-10-17 23:59:08 | 農業
今日も良い天気になりました。
早朝出発し、11:00に現地到着
今年最後の柿の樹木診断です。
長寿柿は、その名の通り長寿です。
樹齢300年を超える柿は、昔から言われるように、大きな巨木には神が住むようになるといわれていますが、本当に神が住むのでしょうか。見事なほどに回復してきました。
奇跡の生還という姿です。


古い巨木に神が住むという話は、神社で、神々を数える時も「柱」と言います。3人の神であれば。3柱といい、柱は木の主と書きます。大きな古い木に神が、おりてきて、その木の主になり、柱という字も出来上がったといわれています。

見事に青々と葉を付けています。


近隣の柿は、紅葉し7割りは葉を落としています。
しかし、この柿だけは葉の紅葉もなくびっしりとついています。
更に・・


今のこの時期に新芽がどんどんと出ています。


木の上部の枝からも芽が吹き始めています。
全く、数年このような現象は無かったと言われていました。

芽がでていることは、根も出ています。

弱りきって、枯れる寸前の木が回復し始めると全ての枝から、冬でも芽を出します。
今から5、6年前に枯れかけた桜を治療したときも12月に芽が吹き出し、見事に回復しました。台杉や松、槙、楠などもそうでした。

これで安心です。

管理をされている方も大喜びしていました。

ちゃんとした処置をしてあげると植物は答えてくれます。
良かれと思ってしていることが、植物にとって悪いかったりすることも多いので、しっかりと木を診てあげるといいですね。