滋賀から帰ると机の上に手紙がありました。
封筒の裏を見ると山口の樹木回復をしているところの代表の方からのお礼の文でした。
枯れ死寸前の柿が回復したことと、いろいろな樹木回復の指導などについて、心のこもった丁重な言葉が書かれていました。
喜んで頂けることが、一番嬉しく思います。
弱っている古木が元気を出していく姿も、とても嬉しく思います。
そして、元気になってくると木の方から、「ありがとう!」と言っているように感じます。
その囁きが、とても嬉しく感じますね。
樹木は、やったことに対して素直に答えてくれます。
農薬を与えれば、与えるほど弱って行き、その弱った様態で、窒素を大量に与えると一瞬、葉は緑色が濃くなり良くなったように見えるようですが、濃すぎる緑色をしていると、次第に菌や虫にやられ始め、益々弱っていきます。
原因があって結果が生まれます。
弱っている原因は何か?をその木の状態を視て、樹木に何をすればいいのか、最高の処理をすると良い結果が生まれます。そこそこの処理であるとそこそこの結果として現れます。
そして悪い処理であれば、悪い結果がでます。このことは顕著に現れます。
良い結果を出すには、良い対処が必要です。
木と向き合い、木を見るのでなく、診るようにしないといけないですね。
そして、木を知ることです。
その木が自然界では、どのような姿で育っているかが重要です。
同じ環境にすることで、自然と回復するものです。
又、どのような栄養素が不足しているかも分かる様にならないといけないですね。
そして、助けて上げたいと心から願い、一生懸命に行えば、木はちゃんと答えてくれるものです。
樹木は、本当に素直な生き物です。
樹木のお陰で、我々は生かされている。木がないと生きていけないのが動物です。
自然界の恩恵があるからこそ、生かされている。感謝の気持ちを持ち接することが大事であると思います。
このように思っていると自然も樹木も助けてくれます。
昔、砂防えん堤(ダム)の上から落ちた時の話です。全く、えん堤の周りには何も無い常態でしたが、欅の枝が1本だけ伸びていました。落ちていく瞬間は、「あかん、駄目だ」と思い、子供のころからの出来事の画像がフラッシュのように1枚1枚頭の中を駆け抜けていきました。
もう駄目だなと思いながらスローモーションで落ちていきます。凄く早いスピードで落ちていっているはずなのに、もの凄く長い時間に感じました。そして、その落ちていく道中で、欅の枝を片手で掴んでいました。
その枝が目に入ったわけでもないのですが、知らずして握っていたのです。
そして、30mほど下の底に着く寸前に、バシーっという音が響き、枝は折れてしまい、着地したような状態で立っていました。何とも不思議な出来事でした。かすり傷一つしないまま・・
欅のお陰で、命を救われました。
このことが、樹木回復に携わる縁であったように感じます。
そのお礼に樹木を助けることに繋がっているのかも知れません。
したことは、必ず返ってきます。私は、命を助けられたからこそ、助ける側に今なっていると思います。
そして、喜んで頂ける方々の為にも、日々精進を重ねなくてはならないように感じます。
わざわざ、お礼の手紙を書いて頂いたことは、とても嬉しく思います。「有難う御座いました。」
守りたいと思う同じ心があるからこそ、縁があって訪れることになったように感じます。
沢山の樹木がありますので、全て元気に育ってもらいたいと願い、そしてお役に立てることがあれば、実施したいと考えています。
これからも頑張らないとね。
今朝は、ぐ~と冷え込み早朝起きてしまいました。
そろそろ布団がいる季節ですね。
外は11度とかなり冷え込んでいました。
急な温度変化は、体調を崩しやすいので、皆さん気を付けてくださいね。
草津の農業法人のところへ行ってきました。
簡単にナサラ農法の説明をし、圃場や施設の視察です。
米や野菜を育てているところです。
ここのハウスでは、小松菜を育てる予定をしています。
ハウス内の土は、ひび割れかんかんに固い状態でした。
右の方に、濃い色をしたスギナが生えています。色からとスギナを見て、土が酸性土壌であることが、分かります。
土は、粘土質で、木の葉やチップなどの植物性の堆肥などを入れた様子は、ありません。
家畜糞を主体にしている感じでした。
この圃場で、農薬不可による実施をし、ナサラ資材をしようした畝と使用しない有機農法での対比試験区とします。
担当の方は、期待しているようですので、かなりの差が出るようにしないとね。
担当の方は、良い野菜を造りたいと思う心があるようねので、期待できそうです。
今後が楽しみなところですね。