こう(立憲パートナーズ)ブログ

政治についてあれやこれや語るブログです。

2020.7.4 前原さん

2020-07-04 12:07:55 | 日記
■前原さん、都知事選で維新候補を支援へ。
 前原誠司さんの言動が野党支持者を色めき立たせています。
 立憲主導と民主党合流に、「政策調整なく合流だけするのであれば国民の支持を得られない」と表明。
 地方分権を議論する勉強会を維新の議員たちと合同で開催し、都知事選では維新推薦の小野候補の支援に入るなど、
 国民民主党の議員としてはなかなか異例の行動をとっています。
 国民民主党の代表である玉木さんは、所属議員の言動ひとつひとつを統治していくタイプのリーダーではないので、
 前原さんは自由闊達に行動をされていらっしゃる。まあ別にいいのですが…。

 私は彼の選挙区の隣、滋賀一区に住んでおりますので地元での前原さんの評価をよく知っています。
 自民党・共産党と堂々と戦い、常にトップ。地方議員からの信頼も厚く、親分肌。いまだに朝の街頭は欠かしません。
 彼の希望の党合流での事件も、政治的に抹消されるに等しいダメージを負いながらそれを受け入れていました。
 当たり前です、多くの人を傷つけたのですから。その彼が「政策調整なく合流はありえない」というのですから言いえて妙です。
 前原さんの地元での活動を見ていると、この人は野党に絶対に必要だと思わされます。
 可能性を見たのは民進党代表戦。枝野さんとの戦いのときでした。二人の討論を見ていて、この二人が手を携える事で
 民進党は幅広いウィングを持つ政党になれると思っていたので、すべてがバラバラになっている事が非常に残念でなりません。
 右の前原に左の枝野。この二人の真ん中に玉木さんがいる。そんな形であれば、国民の多様性を包摂できる。そう思っていました。

 前原さんが維新に接近するのはある程度理解ができます。
 もともと前原さんは橋下さんと気脈を通じていました。地方分権が必要だという考え方も民主党と共通していました。
 ただ、橋下さんが立ち上げた維新は民主党をこっぴどく批判をしてきましたから、民主党と維新は手を携える事が出来ません。
 京都では地方選を含め維新が躍進をしています。大阪での影響を受けている事と、民主系の凋落が原因です。
 民主に期待していた層が棄権に下るか、維新に流れる。そんな構図が関西を中心に広がっています。
 だから、支持者のそんな期待の移り変わりを敏感に察知した前原さんが維新に急接近する事を特に不思議には思いません。

 ただし、これをきっかけに前原さんの株は野党支持者の中で急落していくでしょう。そして、前原さんも民主系から離れて行ってしまう。
 そうやってどんどん民主系は縮小していき、自民党に代わる勢力は一生できなくなってしまうのです。
 どうしたらいいんでしょうか。。。