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神戸大学メディア研ウェブログ

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震災写真展始まる 12月17日、1月9日も開催

2019-12-16 16:30:14 | 阪神・淡路大震災
 メディア研は1995年1月17日に発生した、阪神・淡路大震災当時の神戸大と六甲周辺の様子がわかるパネル写真展「#知らなかった震災25年」を、神戸大鶴甲第1キャンパス1階のセブンイレブン横ラーニングコモンズで開催している。12月16日(月)、17日(火)、年をまたいで1月9日(木)の3日間で、10時から17時まで展示されている。



 崩壊したJR六甲道駅や、震災から2か月後に行われた神戸大学犠牲者合同慰霊祭の様子まで、神戸市や神戸大の震災文庫などから選ばれた20枚の写真がパネル展示されている。また、震災で当時神戸大生の息子を亡くした遺族のインタビューを一部抜粋したものも展示されている。

 学生の往来の多いラーニングコモンズでの開催ということもあり、学生たちが展示会を訪れた。
 福島悠さん(営・4年)は「遺族メッセージの写真が印象的だった。(震災があったことを)忘れちゃいけないな」と答えた。学生震災救援隊の山重遥来さん(文・1年)は「普段使っている六甲道商店街が倒壊してたんだ。知らなかった」と驚いた様子。
 石川県出身という勝裕遼さん(国人・1年)は、「いつも使っている公園がこんなひどいことになっていたなんて知らなかった。大学の慰霊碑のことは今日初めて知った」と話した。


《神戸大学メディア研 学内写真パネル展「#知らなかった震災25年」》
●日時=2019年12月16日(月)・17日(火)・2020年1月9日(木) 10:00〜17:00
●場所=神戸大学鶴甲第1キャンパス1階、ラーニングコモンズ「パフォーミングスペース」。
●アクセス=徒歩 阪急「六甲」駅下車、徒歩で北へ約25分。▽神戸市バス 阪急六甲、JR六甲道、阪神御影から、16系統、106系統「六甲ケーブル下」行き乗車、神大国際文化学部研究科前下車。
●入場料=無料。
●主催・問合せ=神戸大学メディア研(Twitter:https://mobile.twitter.com/kobe_u_media 、ウェブログ :https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media)。


(地図:市バス16系統、106系統「神大国際文化学研究科前」下車。陸橋を渡ったところの、矢印の建物のです。屋外階段を上がって、下から2番目のフロア=1階へお越しください。キャリアセンター向かい側、セブンイレブン横のスペースが会場の「鶴甲第1キャンパス ラーニングコモンズ」です。)

【関連記事】
「『#知らなかった震災25年』①激震に襲われた六甲」
 https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/36cfbf435b0541e8be2dde3104b79962

「『#知らなかった震災25年』②困難に直面した神戸大学」
 https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/141bb023cc7cbdbbcc62074c343d85c4

「『#知らなかった震災25年』③失われた学生45人の命」
 https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/378928a61d8ca3c5defab48960a9bc4b

「『#知らなかった震災25年』④分断された鉄道・道路」
 https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/259ee1e720e9e6f7f6f56e0d5f1c67c5

「【慰霊碑の向こうに】①一枚の写真から」
 https://blog.goo.ne.jp/kobe_u_media/e/b81d5f93f24d4db312586b32da0838da



(写真:学内約20カ所に、告知ポスターを掲出しました。2019年12月8日、六甲台第1キャンパスで)


(画像:掲出ポスターは5種あります)





震災25年のルミナリエ 今年も神戸大生が光る募金箱

2019-12-16 00:43:35 | ニュース
 阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、記憶を伝える「神戸ルミナリエ」が、12月6日から15日まで旧外国人居留地と東遊園地で開催された。会場では多くの学生がボランティアとして参加し、神戸大工学研究科の塚本・寺田研究室の学生らは、今年も「光る募金箱」で募金を呼び掛けた。<長谷川雅也>


(写真:ルミナリエの会場には多くの人が訪れていた。2019年12月15日18時、神戸市中央区で)

 神戸ルミナリエは阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂と、記憶を伝えようと、1995年から始まったイルミネーションの催し。例年数百万人の人が訪れている。会場では入場料金を設定しておらず、協賛金や寄付、そして会場で行われる「100円募金」を資金に運営されている。


(写真:色鮮やかに光る募金箱に子どもたちは興味津々。)

 第25回を迎えた今回の会場では、神戸大の学生も募金活動に協力した。
 神戸大工学研究科の塚本・寺田研究室はルミナリエでの募金活動を目的に、2005年から「イルミネこうべ」プロジェクトを始動。同研究室はセンサーやウェアラブル・コンピュータの技術を用いて「光る募金箱」を作成している。
 募金箱は、お金を入れるとセンサーが感知して光る仕組みになっていて、今年は無線技術を用いることで、募金箱だけでなく被っているサンタ帽も光る仕組み。

 光る募金箱は子どもを中心に大人気で、「あれやってみたい」と親にねだる子どもの姿も見られた。同研究室の青木啓晃さん(工学研究科・修士1年)は、「募金箱のアイデア出しから制作、実際に募金をするまでのプロセスを一貫してできたのが楽しかった。多くの来場者が光る募金箱を喜んでくれた」と嬉しそうに答えた。


(写真:募金箱だけでなくサンタ帽も光る仕掛けに来場者は驚いていた。)

震災を思い起こす

 神戸ルミナリエには親子連れをはじめ、中高年の人も多く訪れていた。阪神・淡路大震災を経験した人も多く、震災当時を思い起こしていた。
 三田市から来ていた40代の女性は、震災当時大学生で周りに被災した人が多かったという。子ども連れで来場していた男性は、「震災で直接被災したわけではないがルミナリエに来るとあの日を思い出す」と語った。


(写真:犠牲者鎮魂と復興の想いを乗せて、多くの来場者が募金箱の鐘を鳴らした。)