大学の受験は 当然ひとりで山口へ…
募集数 ３０
自分の受験番号は 124番
今いる大きな教室の席順から
多くても150人くらいが受験しているようです
競争率５倍…
でもね 受験科目が 化学 生物 の ２つだけ
それも ワタシの 超得意分野
試験時間の1/3ほどで 回答終わっちゃうんですよ
もー 何回も見直して それでも 時間が余っちゃう…
化学の問題なんか 「問題に対して回答欄が小さすぎる！」
なんて 解答用紙にイチャモンつけちゃったりして…
で 教室見回して思うんです
せっせと回答に励む 学生服の現役君…
キミ… この時間で まだ終わってないって たぶん 無理だよ って…
見えちゃうんですよ アイツもコイツも たぶん無理…
後日 入学申し込みで学部に来た時に まだ合格者番号が張ってあって
「やっぱりなぁ～」っと
自分の番号から前何番/後何番 欠けてるか…
後に 浪人合格組が同様に口にしたのが
「山口 落ちるなら 他が受かるはずない」
自分も 落ちるはずがない で 合格した…
さて 入学手続きを済ませると
学内にテントを張って 「親鳩会」ってのが 学生の下宿を斡旋してる
なーんにも知らないから ココへ頼んで現物を見に行くと
納屋の２階を改造した四畳半 ３部屋あって電気代は頭割り・・・
風呂 五右衛門で共同 ただしガス給湯器あり
トイレ 当然 ぼっちん
キッチン ぼっちんのある部屋と同じ場所に 流しとガス台一口だけ
洗濯機は 別棟で共同・・・
で \8.000/月… 部屋の鍵は南京錠を自分で買っといで～
手続き最終日だもの 良い物件なんか 残ってない
仕方が無いので そこに決めて
後は 商店街へ出て 布団だのなんだの 買う店を紹介されて
本当の親の代わりに小鳩を預かる親鳩会！
後に それが 「鬼鳩会」であることが判る…
ま とにかく
そこから６年間の学生生活がスタート！
最初は 一般教養 ってヤツで 文化人類学や ドイツ語や
化学も生物も 授業があって単位を取らないと 専門へ上がれない
で
化学の授業
農芸化学科の教授が 一番最初の授業に 研究室の学生をたくさん連れてやって来て
教壇に立つなり 「獣医学科のツヅキ君 って誰や！」 っと…
？？？？？？？？ のまま ワタシです っと手を上げる
「キミがツヅキ君か そうか そうか…」
研究室の学生もニヤニヤして 雰囲気悪い…
後々 農芸化学科の同級生に聞いたところでは
「入試問題にケチつけよったんは 誰や！」 っということだったらしい
確信をもって 問題の不備を指摘したんだから ソコに間違いは無い！
が 言われた教授は頭にきたんだろうなぁ…
間違いが事実だから余計にね…
「前期試験の結果は 午前10時に張り出す」
っと言われ みんなで10時に見に行ったら混んでるだろうから
10分ほど 遅れて行ったら 何も張ってない…
？？？？ っと思っていると 中の学生が
「ツヅキが来たら 教授室へ呼べ」 って…
素直じゃないですから 行くわけがない
来ないなら 落とすぞ というから
どーぞ でも 解答用紙を返して下さい
とかなんとか 強気一点張り！
ちゃんと 通りましたよ
だって 化学得意だもん！
得意って どんくらい??
略称 ＰＡＳ パラアミノサリチル酸 抗結核薬・・・
こんくらい のことを サラサラと解答用紙に書けちゃうくらい
パラ位にアミノ基が単純には入らないからなんですけど…
(今は忘れちゃってるから ダメよ～ダメダメ)
あ・・・ 鬼鳩の件…
地方三流国立大学ですから 県内各所にあった
例えば 下関師範学校 なんてのを 「吉田」 と呼ばれる地域に 集約して
「総合大学」 にした経緯があります
当時から 吉田には田んぼがあって お百姓は
「大学に田んぼを盗られた」 と 表現します
なので その盗人大学の学生を食い物にして
定期的に現金が入る 家賃という安定した収入源を確保したいわけです
お百姓は 日照り大雨で 収入が不安定ですからね
で ろくでもないのが 混じり込んで
っと言うより
田舎のドン百姓(悪意を込めて) が集まって学生の不利をしでかすので
だから 鬼鳩と…
ワタシも ３年にあがった時に
１年前から そこの大家さんに 「空いたら必ず借りるから」と約束して
本当の 親鳩家主さんのアパートへ移りました
それまで住んでいた鬼鳩家主からは 解約時に
「1ヶ月分 家賃が未納だ」 と言われ
領収書も 捺印台帳も 証明する手段のない小鳩は
言われるままに 払うより手がなかった です…
さて 週末はいかがお過ごしの予定でしょう
寒いので おからだ 大切に・・・
皆様に うれしいことが たくさんありますように
