10月2日の「被災松復活コンサート」に向けて製作が行われている門脇小学校前の被災松ですが、伐採、製材、乾燥と順調に進んできたときに、京都大文字焼きに使われる事になっていた岩手陸前高田の松からセシウムが検出され中止になるとう事態が起きました。陸前高田の松からセシウムが出たとしたら、それより福島第一原発に近い石巻の松は汚染されている可能性はあります。子ども達の手に渡るモノでもありますし、なんとしても検査しなければなりません。でも聞くとところによると、検査機関はどこも野菜や土壌の検査で手一杯、何ヶ月も待たなければならない状態が続いているとのこと。困り果てたのですが、コカリナは様々な分野に愛好家やつながりを持っています。そのつながりで事情を説明しお願いしたところ、二つの研究機関(日本原子力研究開発機構、東京農業大学)が「被災地の子ども達を支援することだから」と優先的に引き受けてくださり、最新鋭の機器で綿密に測定していただくことができました。そしてその結果を先日送っていただくことができました。結果は両研究機関とも「検出されず」でした。ほっと胸をなで下ろしています。
これで安心して子ども達に吹いてもらうことができます。
それにしてもなんと美しい松なのでしょう。木目が松とは思えないほどまっすぐできらきらと光っています。津波の後の火災で黒こげになっていた幹の中にこんなに美しいものがあったとは。木とは不思議なものです。きっと音も魂の籠もったいい音を出してくれると思います。そして何よりも復活の音です。この音が、10月2日石巻の空に響き渡ります。そして、年が明けて1月、ウィーンの空にも、スペインの空にも。
被災松のコカリナ材
これで安心して子ども達に吹いてもらうことができます。
それにしてもなんと美しい松なのでしょう。木目が松とは思えないほどまっすぐできらきらと光っています。津波の後の火災で黒こげになっていた幹の中にこんなに美しいものがあったとは。木とは不思議なものです。きっと音も魂の籠もったいい音を出してくれると思います。そして何よりも復活の音です。この音が、10月2日石巻の空に響き渡ります。そして、年が明けて1月、ウィーンの空にも、スペインの空にも。
被災松のコカリナ材