黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

被災地支援コンサートVol.67   長野県塩尻市        5月13日

2012-05-21 13:21:18 | 被災地支援
 昨年11月にも、被災地支援コンサートを行っている塩尻市。前回はかなり郊外の北小野地区。今回は、JR塩尻駅のすぐ近くにある市民交流センターのホール。今まで、この町で何度もコンサートを創ってくださっている「ななかまどの会」の皆さんが主催してくださり被災地支援コンサートが行われました。「ななかまどの会」とは僕が25年ほど前に、作家渡辺一枝さんの本の一節に曲を付けて創り上げた歌「ナナカマドの花」が好きな女性達のグループ。渡辺一枝さんや、一枝さんのダンナ様である椎名誠さんのファンでもあり、以前、この町で一枝さんとジョイントコンサートをもたせてもらったこともあります。当時、子育て真っ盛りの若い、元気なお母さん達は、今は、孫育ての元気なおばあちゃん達。その勢いは全く衰えていません。終了後の、打ち上げでは、「こんどこんな事をしよう、あんな事をしよう」夢の話は尽きませんでした。

   ナナカマドの花
 1,少女の頃、私はいつも、口笛を吹いていた
   女だてらに よしなさいと、言われながらも
   いつの間にか 忘れてしまって 歩いていた 雨の日
     ふと見上げれば、ナナカマドの花 そうだ私は 口笛吹いていこう

 2,一番にいたいことが 言えないモノだから
   そんな自分が歯がゆくて 悔しくて
   哀れみを抱いて 歩いていた雨の日
    ふと見上げれば、ナナカマドの花 そうだ私は 口笛吹いていこう

 3,肩を落とし 歩くなんて 貴方らしくないと
   自分に言い聞かせて 顔をあげた
   私は今、また自分の手にしっかり私を 捕まえよう
      ふと見上げれば、ナナカマドの花 そうだ私は 口笛吹いていこう


被災地支援コンサートVol.66   長野県佐久市商工会議所女性部  5月8日

2012-05-21 12:18:49 | 被災地支援

 新緑の信州、長野県佐久市にある商工会議所の女性部の皆さんによって平日の昼間、被災地支援コンサートがもたれました。会場は佐久ホテル、このホテルのパンフレットには「創業生長元年」とある。「生長元年っていつだ?」と調べると、なんと1428年 。室町時代です。ロビーには歴史的な「宝物」が陳列され、お客さんを迎えてくれます。その由緒あるホテルの会議室でコンサートは行われました。商工会議所の女性部ですから、お客さんの殆どは女性。被災地のために創り上げた歌「涙と希望の村」には沢山の方が涙ぐんでくれました。この曲は僕が、アイルランドの移民の歌「涙と希望の島」を、作者ブランデン・グラハム氏の了解を得て、日本語の詞に変えさせてもらったモノです。女性達の被災地に寄せる優しいまなざしに包まれて素敵な空間が誕生しました。そして、せっかくローカル鉄道小海線が走っている佐久市でコンサートをさせていただきましたので、矢口周美が歌い続けている「小海線、私を乗せて」も演奏しました。10年近く、毎週土曜日の夕方、信越放送ラジオで流されているせいか皆さんご存じだったのですが、それを僕が創り、矢口が歌っているものと初めて知り、とてもビックリされていました。でも、大変喜んでくださり今度小海線の列車の中で流すよう、商工会議所として働きかけます、と言ってくださいました。
佐久ホテル