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The Kids Are Alright

2012-12-19 14:38:20 | 音の綴織
昨日,ビーチボーイズの好きな曲について書いて、当時のブリティッシュサウンドの影響を受けていると書きましたが、60年代前半はビートルズを代表するリバプールサウンドが大きい存在感をもっていたんですね。
アルバム「ペットサウンズ」は聞きすすめると意外に内向的な要素が多く、リバプールサウンドが一つ段階を終えて、より多様化した60年代後半のブリティッシュサウンドにより近いと思いますが。

ビートルズは10年の活動期の間にどんどんサウンドを変貌させてきたけど、あのビートルズらしい、とっつきやすくてとても洒落たセンスを持った60年代前半のサウンドは、誰もが惹きつけられ心に深く浸透したでしょう。
同時代のブリティッシュのグループもやはり影響を受けてます。
もしかしたら、時代がそのサウンドを求めていて、それがビートルズを中心とする音楽のセンスと時代の求める歌を察知する才能を併せ持った若者が複数出現してメロディにあらわせた時代だったのかも。


で、この曲を紹介します♪


The Who - The Kids Are Alright


私の大好きなグループ The Whoの初期の代表曲です。
はじめ聞いた時はまるでビートルズみたいな曲だと思いました。
でもとてもいい曲です♪
そして、よく聞き入ると、これはやっぱりThe Whoの曲なんです。メロディとか節回しとか。
リバプールサウンドを取り込みつつ独自の世界をもってます。
もっとわかりやすいのは、その演奏スタイル。
ロジャーは気取って歌っていて、♪
ジョンは素晴らしいベースのフィドルプレイ!指の動きが早すぎて目で追えないのに、本人はさも当たり前のように弾いている♪
キースは音楽に感じるように体を揺らし、ドラムからメロディを発し♪
ピートは時々笑みを浮かべながら演奏、そしてあの有名な右腕ぐるんぐるんのウインドミル奏法♪
もう鉄板のThe Whoです。

才能のあるミュージシャンは自分の個性をさらに発展させて独自の世界へと昇華させたのですね。

そう、奴らはいい奴さ!The Kids Are All Right!

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