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朝方は雷が鳴り雨も降った9月5日にお台場の科学未来館で開催されている「サンダーバード博」を見に行きました。
・・・といっても昼近くには雨もやみ、午後には日もさしてました。9月の平日で朝の天気が不安定なこともあり、すいていてのんびりマイペースで見れました。
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毛利さんマリオネットも歓迎してくれました
この展覧会は動画やフラッシュや音声はNGだけど、写真撮影はOKなのでカメラ持参でいろいろ撮りました。今思うと撮らなかった展示もあるのが残念ですが・・・。人も少なく自由に撮れるめったにないチャンスに恵まれたのはいい経験でした。
このドラマに登場する人物は人形ですが、解説を読むとスーパーマリオネーションと呼ばれるかなり凝った人形だそうです。頭に電子機器がありセリフに合わせて口が動くようにしかけられてます。髪はグラスファイバー、歯は歯科技工士が本格的に作ってます。眼も動くし、ファッションも当時の流行を取り入れて素敵です。
会場に入ると3Dシアターがあり、3Dメガネをかけてド迫力の映像が楽しめます。そこでは国際救助隊の隊長でもあり、トレイシー家の家長でもあるジェフ・トレイシー氏がいつもの邸宅のリビングルーム兼作戦室で私たちに話しかけてくれます。
その部屋が60年代のオシャレなインテリアで素敵です。部屋には等身大(マリオネット的に)のタイの踊り子像が踊ってる時の独特のポーズで飾られてました。
そしてジェフ・トレイシー氏のいつも座る席の後ろには浮世絵の美人画が飾ってました。
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映像は写せないので壁に貼ってあった写真を撮影。見た感じは喜多川歌麿(?)。
そしてはえある第一回の物語はロンドンから東京に飛び立つ新型旅客機の話なんです。なんかうれしいぞ♪
サンダーバード1号
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庭のプールが開いてその下から発射するのが恰好いい
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飛行シーンはバックをロールスクリーンの空を動かしていたそうで、ボタンを押すと背景のスクリーンが動いてみせる展示がありました。
長男スコットが操縦
サンダーバード2号
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これは会場内のイベントコーナーで現れた2号の写真です
全32話のなかで少しずつ変化し4タイプがあるそうです。
三男バージルが操縦
このサンダーバード2号は小さい頃、弟がおもちゃを持っていたのを懐かしく思い出します。子供の目で見て割と大きかったけど、今見たら思ってたより小さいのかもしれません。格納庫の中には小さい4号も入ってました。
サンダーバード3号
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宇宙に行き来できるロケット。
すごいなと思うのはドーナツ型の建物の間から発射することです。
小さい頃はあんまり考えてなかったけど、今見ると建物は大丈夫なのかしらと思ってしまいます。すくなくとも発射の度に建物が揺れるでしょう。いけませんね、大人になると邪推が入って。
5男アランが操縦
サンダーバード4号
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サンダーバード2号の格納庫がポンと海上に落とされて扉が開いて中からこの4号がでてきましたっけ。
海中での活躍の撮影の秘密は
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なるほど
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4男ゴードンが操縦
サンダーバード5号
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これは子供心になんかひっかりました。今ははっきりと疑問に思います。ずっと宇宙のなか孤独に過ごしていて大丈夫かな。大丈夫じゃないよね。
物語とはいえ、時々3号に乗ったアランに会えるとはいえ、可愛そうに思ってしまうのです。
次男ジョンが常駐
レディペネロープ号
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スーパーロールスロイスだそうです。さすがイギリス貴族のお嬢様
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怖いもの知らずでいつもオシャレでどんな時も取り乱さず優雅さを持っているレディペネロープと忠実な執事パーカー
レディペネロープ号はパーカーが運転
レディペネロープに黒柳徹子さんの声がぴったりでした。
トレイシー邸
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ペーパークラフトで再現された模型が展示されてました。ボタンを押すと邸宅の中の明かりが付き、室内が見えます。それでボタンを押したまま頑張ってズームで写してみました。
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建物探訪の番組が好きなのでこういう風に中が見れるのが大好きです。
こうやって見るとリビングルームは2階にあり、1階はプライベートルームのようですね
細かく丁寧に再現された作り手に感心してしまいます。
この展示だけでなく、現品は50年前の作品なので少なく、乗り物など再現されたものばかり。その丁寧さとこだわりのある作りにサンダーバードへの愛情を感じました。
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右からアラン、スコット、ブレインズ(サンダーバード機を設計)
ところで悪役で出てくるフッドなんですが、つくづくユル・ブリンナーに似てるなと思ったら、
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本当にこの名優さんをモデルにしているそうです。
小松崎茂氏のプラモデルの箱のために描かれたサンダーバードの絵、そして箱絵の展示も良かったです!
緻密で力強くて作品として素晴らしいのはもちろん、日本の「職人技」も感じました。
会場の後半は現在の新しい技術を紹介する展示になっていました。
軽くて強く丈夫な炭素繊維の柱や洋服。
実際使われて役に立った水を浄水に濾過する機械、
新しいエネルギー
聴覚に故障を持っている方のための補聴器とそれを発展した自動翻訳機
多分こちらの展示こそが科学未来館が鑑賞者に見せたい知らせたい内容なのだろうなと思いました。
その中でトレイシーアイランドのジオラマが作られていました。
テレビで見たのより大きな島で、風力発電やマンションみたいなビルもあるので、理想のエネルギーの街をトレイシーアイランドに付け足したのではないかなと思います。
その島のなかのトレイシー邸兼国際救助隊の基地
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1号、2号、3号が発射してます。
そのなかでも2号の発射するところは奥がボタンを押すと明かりがついて中が見えるのでやっぱり撮ってみました
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お約束でヤシの木が倒れています。
奥には格納庫とジェットモグラが見えます。
それから会場の最初の方にあった写真ですがこんな風に人形を操作してたのですね
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国際救助隊の制服には襷がついててIR(International Rescue)と差し出した手が描かれてます。
その差し出した手がお釈迦様の与願印に見えてしまいます
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ちょっとわかりにくいけど丸い地球の上に手をさしだしてます。
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この写真でわかるでしょうか
このドラマはイギリス制作だというのをつい数年前知りました。昔はテレビに出てくる海外ものはアメリカ製ばかりだからこれもそうだと勘違いしてたようです。
トレイシー一家はアメリカ人だそうですが、なんとアメリカでは放映されていなかったそうです!こんなにおもしろいのに。カナダは放映されたのに。
あの当時のアメリカのヒーロー系の番組といったらスーパーマンとかバットマンとかスパイダーマンとかでしょうね。
すでに自前のヒーローたちがたくさん活躍していたから輸入しなかったのでしょうか(?_?)
60年代のイギリスの文化はすごいなと思います。
サンダーバードがリアルタイムで放映されてた時、音楽界ではビートルズ、ローリングストーンズ、キンクス、ザ・フーが活躍しはじめて世界的に影響を及ぼしていくのですよね。
帰りに瓦せんべいと冊子を買いました。冊子はサンダーバードピアが売りきれていたのでこちらにしましたが、あとで評判がいいおすすめの冊子と知りました。
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追記
かっこいいオープニングを貼り付けます。動画の後半はエンディングかな。