藤田けい☆幸せブログ

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艱難、汝を玉にす

2014年08月20日 | 日記
調べモノがあって、ある会社を検索したら
そこの代表取締役社長の名前が、知っている人と偶然にも同姓同名。
 「ああ、懐かしい名前だなあ~」

大学卒業後、勤めていた会社で、とってもお世話になった人。
部署も違うし、本人はお世話した覚えもないだろうけど、
私にとっては、色んなことを学ばせてもらった一生忘れられない人。

念のため役員を検索したら、会長が私の勤めていた会社と同じ。
なんと、株式譲渡により、私がいた会社のグループ企業に加わっていたの!

という事は。。。50そこそこの若さで、数百人の社員を抱えるこの会社の社長さんに
大抜擢されたワケです。

今年の4月付で、本社の常務取締役に昇格した事を知って驚いていましたが
まさか関連会社っていうか、けっこう有名な会社の社長になっていたなんて。


23歳の頃の私は、
制作課希望で入社したのに、本社受付に配属され、
くさっていた、ダメダメ新入社員でした。

たまたまエレベーターで2人きりになった時、
いつも、ドジな私を気にかけてくれる6つ先輩の彼は
 「調子はどうでっか?」と、優しく話しかけてくれました。

 「もう、身も心もボロボロ~」と、社内で唯一気を許せる彼に
これ幸いと、先輩社員からのイジメを愚痴ろうと、口を開きかけたら。。。

 「そのおかげで、また一段と成長するやん♪」
それはもう、神々しいばかりの満面の笑みを浮かべて、私に言ったのでした。

 『その通り!』 その夜の日記に、私はそう書きました。
あの瞬間、本当にストンと納得したからです。
彼の言葉は私にとって、いつも、誰のアドバイスより説得力がありました。

「また一段と」という彼の言葉にも、さりげない思いやりが。
入社して半年あまり。あまりの自分のドンくささに、自己嫌悪に陥っていた私ですが
彼は、そんな私の小さな成長を見つけては、一つ一つほめてくれました。

当時は、自分のことで精一杯でしたが、
私にくれた言葉の数々は、彼自身を励ます言葉でもあったのでしょう。
営業部のホープで、自信にあふれ、順風満帆に出世街道を歩いているように見えた彼にも
人に言えない辛い事が、いっぱいあったのだと、今なら分かるのです。

でも、そんな彼が今、
 「艱難こそが、汝を玉にするのダ!」なんて社長訓示を、社員の前でしているとしたら
何だか、楽しいです♪

自他共に厳しいから、社員から慕われているかどうかは疑問ですが(笑)
私は、彼と一緒に働ける社員の方達が、めちゃくちゃ羨ましいです!

いつか、東京に行くことがあったら会ってみたいけれど
20数年ぶりの私には、清楚で可憐だった(笑)受付嬢の面影は片鱗もなく、
 「自分、誰やねん?」と、真剣に聞かれるのがオチですね~(笑)