おめでとう！キジバト夫妻

昨日は、嬉しい出来事がありました。

我が家唯一のシンボルツリー『ナンキンハゼ』にあるキジバトの巣。

ちょうど２階のバルコニーに立つと、目の高さ。それも目の前。

交代で卵を温めているキジバトちゃんと
いつもバッチリ目が合うの。

灼熱の太陽をまともに浴びても、じっと身じろぎもせず
温め続けました。

台風の夜は、巣が吹き飛ばされるのではないかと
一晩中心配で眠れなかった。
あの時、庭木は洗濯機の中の洗濯物みたいな状態だったの。。。

ゲリラ豪雨が続いた時は、びしょ濡れで、死にそうなくらい細くなって
雷鳴とどろく中、必死の形相で（←想像するに。。。）卵の上に座っていました。

早朝、１羽の若いカラスに、巣を襲撃されたときは
命がけで戦って、相手に手負いを。。。カラスも鳩も終始無言で戦っていました。

そんな日々が15日以上続き。。。そろそろか？それともダメなのか？
やきもきして。。。ついに、掟破りのバルコニーからの観察決行！

なんと、ウズラそっくりのフワフワモコモコの雛が２羽、
木の枝で編んだ皿状の巣に、ギュウギュウ詰めで座っていました。

卵は２個とも、無事に孵化したのです。神様、本当にありがとうございます！

なんて愛らしい雛でしょう。
見ているだけで、幸せがこみ上げてくる不思議な感動を覚えました。

毎日、見に来たいけれど、雛や夫婦のストレスになるので、これで見納めです。
雛が巣立つまでの15日間は、驚かせないように
もうバルコニーには出ないつもりです。

ドバトと違って、めっきり数が減ったキジバトちゃん。
町内には、この夫婦だけになりました。

外出から帰ると、家の近くの電線に一羽で止まっていました。
幸せそうに、くぐもった声で鳴いています。
　「本当に、よく頑張ったね」　私も声をかけました。

これから巣立ちまでこそが、これまた大変です。
今朝も、あきらめきれない例のカラス君が、のぞきに来て
親鳩に威嚇されていました。

色んなことを乗り越えて、４羽とも強く生きて欲しいです。
夏の終わりに、本当に嬉しい出来事でした。