藤田けい☆幸せブログ

読んだ人が、ホッとした気持ち、
明るい気分になってもらえたら嬉しいです。

25歳の頃

2014年11月11日 | 日記
私にとって、一番面白くて、感動して、笑えて泣ける本は、
間違いなく『自分の日記』です。

あまりにもくだらない内容(妄想とか、計画や夢など)の部分だけ捨て
日常の事実を書いた部分だけ残すという整理作業を
約一年続けて。。。全体の9割を捨てました。

だから、今、手元に残している日記(中学生から現在まで)は
読み応え十分です。

それを、たま~に読み返すのは、最高に楽しい時間です。
今日は久しぶりに、24~25歳の日記。

毎回、色々な気づきがあります。
人間は、他人に『してあげたこと』は覚えているくせに
『してもらったこと』は意外に忘れるものですね。

当時、仲良しだったBFに、毎晩1~2時間電話で仕事の愚痴を
聞いてもらって、なぐさめてもらわないと、眠れなかった時期がありました。
社会人になって2年目。
仕事が大変で、心身ともにボロボロ状態だった頃です。

ところが、彼は大企業の営業マンで、
残業のため、毎晩終電で帰宅していたのです。。。

信じられません。
相手宅は、ご両親ともに起きてらして、いつも私の電話を
取り次いでくださいました。
(携帯電話がない時代ですから。。。)

疲れ果てて深夜に帰宅する息子に、毎晩、仕事の愚痴を聞かせるためだけに
電話してくる『大迷惑な女』。。。それが私でした。

それなのに、彼の家族はいつも私に優しく、温かでした。
自分の事でいっぱいだった当時の私は、その事に気づきもしません。
遠慮の言葉も感謝も、一言も日記にはありませんでした。

若さゆえに、気づけなかった数々の無礼や不義理。
同じことを、親友に対しても、会社の上司に対しても。。。

好意や思いやりを当たり前のように受け取って、
感謝の気持ちすら持てなかった若い頃の私に、今となっては
腹が立つやら情けないやら。

日記を書いていなければ、思い出す事すらなかった日々。
事実を淡々と書き記しただけの日記が、後で読むことで
様々なことを教えてくれます。

沢山の人に、助けられ愛されて、今ここに生きているんだと
しみじみ思いました。

だからこそ、どんなに忙しくても、日記だけは書いておこうと思います。
何より、今現在のドタバタ日記が、老後の
最大の楽しみになることだけは、間違いありませんから(笑)