藤田けい☆幸せブログ

読んだ人が、ホッとした気持ち、
明るい気分になってもらえたら嬉しいです。

一人旅で味わう、不思議な感覚

2018年03月23日 | 日記
待ちに待った金曜日(^^♪
録音のお仕事も入っていないし
おまけに日本晴れ!

日帰り一人旅、いざ出発です。

今回の旅の目的は。。。
面倒くさいという理由で諦めた夢への
再チャレンジのモチベーションを高めるため
約30年ぶりに、懐かしいある場所を訪ねること。

理解力はないけれど、記憶力だけは抜群の私が
あたりの景色を、何一つ覚えていないことに愕然( ゚Д゚)

当時の心理状態に思いをはせたり(-_-;)
脳や記憶のメカニズムの神秘を感じたりで
まるで夢の中にいる感覚でした。

でも、潜在意識が呼び起こされたのか
ある一軒の古い喫茶店の前で
ピタッと足が止まり。。。

 「こんにちわ。アメリカンお願いします」
そう言いながら席に座ると
年老いた女性も、なぜか不思議そうな顔で私をじっと見ています。

 「ここでのお商売、長いんですか?」
 「ええ。ここで、改装もせず40年以上やってます」

世間話を色々しているうちに
何だか、懐かしい気持ちだけが沸々と湧いてきて
 「私、何も覚えていないけれど
このお店のランチが美味しいからと
何度も食べたはずなんです」と
思わず口走っていました。

そう。。。まったく記憶がないけれど
私の中の何かが、この店を覚えていて
とても懐かしがっているのです。

その後、いっぱい話したものの
記憶の断片が繋がる事はなく、
ただ、当時の幸せで温かい気持ちは覚えているのでした。

 「奈良県から、わざわざ訪ねて来るなんて
嬉しいわ~」と見送ってくれました。

 「あの高架下は物騒やから、こんな可愛い子は通ったらあかん。
こっちの道やで」と案内をしてくれて、
 「ほら、車が来るから気をつけな」と
まるであの頃の私に言うみたいに(←覚えていませんが)
気遣ってくれ、ずっと見送ってくれました。

 「逢えて良かったです。
どうか、お元気で喫茶店を続けてください」と私も
固く握手しました。

とうとう何も思い出せなかったけれど
周辺を歩いているうちに、あの頃の希望と夢に満ちた
若さとエネルギーだけが蘇って、心身に満ちてくる。。。
という不思議な感覚を味わいました。

帰りに、経由した京都駅で
夫に、抹茶こたべ(←ミニサイズのおたべ)のお土産を買って
旅の締めくくり(笑)

今回も、有意義で楽しい旅でした(^^♪