公民・歴史教科書問題を中心に教育問題を考えていくブログ

恐るべき公民教育の問題を中心に扱っています。かなりの割合で小山常実氏のブログ(特に教科書資料)や著書を参考にしています。

【先の大戦の真実】第二次世界大戦は「欧米列強と特亜の日本侵略戦争」だ

2023-07-05 23:42:57 | 教育

※この記事及び題名において「特亜」又は「特定アジア」と表記するものは、第二次世界大戦以前の中華民国、中国大陸の共産党、ソ連当局のことを指す。

先の大戦について、左巻きの人たちは主に「日本の侵略戦争」と位置付けて「太平洋戦争」ないし「アジア太平洋戦争」と呼ぶ。右巻きの人たちは主に「日本の自衛戦争」と位置付ける。私も、この二つに分類するなら右巻きになるのかも知れないが、「日本の自衛戦争」という位置づけはおかしいのではないか。

他の記事でも書いたが、日米戦争は、米国のハル・ノートの押し付けという実質的な侵略行為から始まったし、日中戦争(日華事変)に至っては国民党軍がそそのかし、冀東防共自治政府(きとうぼうきょうじちせいふ)の保安隊(中国人部隊)が起こした通州大虐殺という明らかな侵略行為から始まった。

他に終盤の日ソ戦争も入るが、ソ連の行為は条約に違反しているので、完全な侵略である。

こうして見ると、左翼の「日本の侵略戦争」は論外だし、「欧米列強と特亜の日本侵略戦争」といえると思う。

いわゆる右派の「日本の自衛戦争」という位置付けは間違いとはいえないが、少し広すぎないか。

「自衛戦争」は、何も対侵略戦争でなくとも、成立し得るものである。

仮に「自衛戦争」的な言い方をするのであれば、「抵抗戦争」ないし「独立死守戦争」という方が適切ではないだろうか。

しかし、やはり「抵抗戦争」も「独立死守戦争」も、今日の国家観が衰退した日本においては、相手が侵略してきたということが分かりにくい。

やはり「欧米列強と特亜の日本侵略戦争」(「特亜」を「特ア」に変えるのもあり。)ないし「欧米列強と特定アジアの日本侵略戦争」と呼ぶ方が適切なのではないだろうか。

コメント
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