今日は三日とろろの日です。夫の生まれ育った仙台では、
三日にとろろ汁を頂きます。
初めて仙台でお正月を迎えて、大晦日にお節を頂く。
吃驚でしたが、とろろ汁を作るのが大変でした。
自然薯を初めて見ました。我が家では団扇型のとろろ芋でした。
大きなすり鉢で、舅、義兄、夫、が作ります。
義兄があれこれ指図して、大騒ぎでした。
賑やかで楽しいです。小丼にご飯を盛り中央に穴を開けて、
ほぐした塩引き、葱、焼き海苔をのせて、いただきます。
とても美味しいです。
賑やかに作った舅姑、義兄、兄嫁、我が夫もみんな旅立ってしまいました。
今日は私が一人で作りました。冷凍のとろろ、塩鮭、塩引きではありません、
葱、海苔全部揃っても何だか力のない味になりました。
円谷幸吉さんのお宅も福島で、きっと賑やかにとろろ汁を作って
いらっしゃった事でしょうね。目に浮かびます。
父上様、母上様、三日とろろ美味しゅうございました。
沢山の身内の方に優しい言葉を残しました。
幸吉はもうすっかり疲れ切って、走れません。
の言葉を残して亡き人になってしまわれました。
三日とろろと言うと円谷幸吉さんを思い、辛い
気持ちになります。