八雲町で3年に1回、開催される八雲国際演劇祭は海外から参加する劇団員
や役員はホームステーする。旧市内へも何人かは泊まられるが、大半は町内
だ。私の家も今までに2回、引き受けシンガポール、スロバキアの人たちを大よ
そ1週間、面倒をみた。基本的には劇場と家の間の送迎だけでいいことにな
っているが、都合のつく人は色々と趣向を凝らしてもてなす。
言葉は簡単な英語で充分、政治討論をする訳ではないから困ることはない。
そうしたことで、友人ができる。今はメールなる便利なものがあり、リアルタイム
にやり取りでき本当に重宝する。正月には年賀状ならぬ、年賀メールがくるし、
何かいいことがあれば連絡してくれる。そうした縁でシンガポールに行った時
は歓待され、友人も手伝ってくれ色々な所を案内してくれたり、日本に来た時
は時間を作り家に泊まってくれたりと、いい付き合いができる。
いずれ、スロバキアにも行ってみたいが、ツアーとしてはポピュラーではなく、
二の足を踏んでいる。今年は3月にトルコへの旅行を計画しているので、まだ
まだ行けそうにない。トルコとスロバキアは目と鼻の先・・・この旅行のことは知
らせていないが、分かったら何故スロバキアに来ないと叱られるだろうなー。
『2度目の化学治療』
食道がん、胃がんともにリンパ節、他臓器への転移は認められないと説明を
受けていた。先生から『念には念を入れて、万が一取り切れていない癌細胞、
確認されない小さい癌細胞に対する抗癌治療を受けませんか?』と打診を受
けた。普通はこれらによる副作用がひどく、余計に病気が悪化しそうな気分
になるから敬遠される。多少でも副作用があれば誰でも受けたくはない。
私は非常にラッキーなことに、副作用は全くない。食事も通常通りに食べ、
行動も通常時と何ら変わりない。以前に書いたが、離尿剤による頻尿だけが
敵。都合、2週間の治療で髪の毛が多少抜けたくらい(見た目にはわからな
いほど)。
これが、放射線治療だったら、こんな簡単なことでは済まなかったと思う。