食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、サイアム・ニラミット』

2014年03月06日 17時08分49秒 | 旅行

 

タイ・カルチャー・センター駅までMRTに乗り、そこからはタクシーで行ってみた。駅から劇場までシャトルバ

スはあるらしいが、ショー終了時に送迎はないとガイドブックにあったから、その場所を探す必要はなかった。

ここはタイの歴史文化を紹介する場所でもあるから、地方の生活様式や文化などを展示した施設があり、劇を観る

のとは別にこれらの施設を見学したり体験するだけでも面白い。

劇場には開演前にならないと入れないから、広場や庭園を散策していると、広場にある水場近くに象さんが現れて

丸太棒を使った芸を披露してくれた。園内にはサイアム・ニラミットグッズ、スナック菓子を売る店やレストラン

もあった。私たちはここで約1時間過ごしたと思うが、開演を知らせる放送があり劇場に入った。

劇場は想像を遙かに越える広さで、今でも距離感を表現できないほどだ。タイの歴史絵巻を演じるが、舞台に登場

する人数は多い時で100人近くは居るのではないかと思う。出演者は人間だけではなく、大きいものは象が同時に

数頭も舞台に出てくる。

壮大な演出に度胆を抜かれっぱなしになり、食い入るようにして観ているから、劇の中に引き込まれてしまう。舞

台演出に詳しい人なら分かるであろうが、雨降りのシーンで本当に雨が降っているように見え、舞台の上に川がで

き水が流れていた。人が水の中を歩くと水しぶきが上がるし、どう見ても本当の水に見える、しかし舞台から下へ

は流れ落ちない。摩訶不思議、どう見ても演出とは合点がいかない。

百聞は一見に如かず、この一言に尽きる。

劇が終わり不思議を調べるべく妻と二人で舞台に行ってみた。勿論、濡れているはずはないし何の変哲もない舞台

があるだけだった。

さて、帰りはタクシーなどいないだろうから、他の人について徒歩で駅まで歩く覚悟をして出ると、何とシャトル

バスが待っていた。

躊躇することなく乗り込み駅まで戻ると、あとはゆっくりと地下鉄に乗りホテルに戻るだけ。駅からホテルまでの

道は人通りが多く、色々な店が開いており賑やかなところだった。タイだからタイ式マッサージの店が多く、若い

女性が観光客らしき人を見かけると盛んに客引きをしている。私たちは夫婦二人連れだから余り声を掛けられるこ

とはなかった。ここでも日本人を見ると万国共通の『社長さん』

変に相槌を打ったり返事をするとしつこく付きまとわれるから、無視し続けることが一番いい手。今回もその手を

使い無事にホテル着。

                  タイランド・カルチャー・センターの演目


『なごり雪』

2014年03月06日 17時08分18秒 | 日記

暦の上では春だというのにぶり返した冬に一面、白の世界に逆戻りした。朝方は曇りと雪混じりの天気だったが午

後からは少し陽が射すようになった。

山小屋もストーブを点けるまでは少し寒かったが、ちょっと焚いただけで室温は急上昇し、窓を開けて温度調節を

要するほどに変化する。もう少し前までは焚き始めて30分くらいから本格的な温かさになっていたのに大違いだ。

外の雪も南斜面のものはサーッと溶けてしまう。

イルカの歌『なごり雪』の歌詞にあるように♪落ちては溶ける雪を見ていた♪

落ちてきた雪は積もる元気はなく、大地が蓄え始めた春のぬくもりで溶けていく。暖房を止めると寒い、点けると

暑い何とも致し方のない時節で。花梅はあちこちの家で開花し始めているし畑の小梅ももうすぐ花が咲きそうだ。

人様が寒い、暑いと騒ぐ間に自然のものは衣替えに余念がないようだ。花と言えば、日本人なら桜となる。あと1

月もしない内に開花となろうが、ここのところ毎年のように異変続きだから、今年の桜は如何なりますやら。


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