食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『自治体は患者住民>原発』

2014年08月15日 15時08分06秒 | 日記

自治体の首長には自分は素晴らしい考え方で県政とやらを司っているつもりになっている人が多いようだ。自分で

勝手に首長をするとなったのではなく、選挙に出て皆さんから支持されてのことみたいだ。卑近な島根県知事は島

根原発からお金が入らなくなったら原発に置いてある核燃料に課税して中電から無理矢理にお金を取ろうと画策し

ている。もう既に原発なしでは県財政を賄えない体質になっている、つまり『原発中毒症』に冒されているのだ。

だから心底では『早く、何処かの原発が稼働開始してくれないか』と願いつつ日々のお仕事だろう。その最初に稼

働開始となりそうな川内原発、鹿児島県知事もしっかりと『原発中毒』だから稼働開始に躍起だ。そして、この知

事の偉いところは原発が本当に安全かどうかなんてことは国が心配する事で自分たち自治体は国のいう事を盲信す

ればいいと言うような感覚の持ち主らしく、再稼働ありきの姿勢で、原発が本当に安全かどうかなんてことは自分

の頭の中にはないようだ。

原発が再稼働するとなると『逃げ出す準備』を進めておかなければ各方面からの批判に耐えられない。国が雛形を

作るから自治体はそれを習って避難計画を策定するはずだったが国はそれを示さず自治体に丸投げしてしまった。

理由は聞いて驚くなかれ『各自治体で条件が異なるから熟知している自治体の方が纏めやすい』という。地方分権

が必要と迫っても権益を一向に手放さないくせに、こんな時にはさっさと手を引いてしまう。

普通ならトンズラする絵図面を描くなら、危険がないと判断される以上のエリアの人を救う努力をするものだ。物

事には限りがあるのも事実、何処かで妥協しなければならないことがあるのも事実。

ところが、この知事は諸条件によるとの前提はあるものの『当面、半径10Kmの人を避難させる計画でもいいので

はないか』と言い出した。それは計画を作るうえで実現できそうな範囲、規模だと言うことで、自治体の能力に応

じて住民を避難させるものだ。自治体当局には実に都合のいい計画になるだろう。批難の声は弱者の切り捨てとご

く当たり前のことを言っているが、どうも知事には馬耳東風のようだ。

幸いなことに私は鹿児島県民でも川内原発の近くに住んでいるのでもない。本当に幸いだ。

だから、島根県は中電からお金を取ることを考えるくらいにしておいて、鹿児島の真似だけはしないでほしい。


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