世間では景気回復で給与やボーナスがアップしたからと景気のいい話が聞かれている。年金生活者気は政治
に翻弄されデフレ下でも選挙があるからマクロスライドの適用を先送りし選挙に勝って政党が安定したと思ったら、
寝首を掻くように『払いすぎた分を返せ』という。年金生活者は先送りしてくれなんて一言も頼んでいないのに、政
治屋の都合だけで勝手な振る舞いをしている。自民党は相変わらずで国民が何を望み、を嫌うのかに無関心の
ようだ。
4月、消費税が5%から8%に上げられた。数字的には3%の値上げでこの際とドサクサに紛れて商品本体の値上げ
を『便乗値上げ』という。ここのところ買い物をしていてやはり相当の便乗値上げがある。増税前に980円だったも
のがいつの間にか1180円になったり通販では5500円だったもの6500円、明らかに3%の増税分の値上げを大きく
逸脱している。
だから感覚的に、いままでの感覚では2000円くらいだと思ってレジに行くと、『2700円です』なんて言われるこ
とが当たり前になってきた。普段から物価を気にしない性分だが、ここのところの値上げは酷いと感じるようにな
っている。デフレだったから値段が低めに設定せざるを得なかったものを、それを元に戻しただけなら儲けを従業
員に還元するのも経営者の手腕だが、ここの処はどうも別腹らしく『内部留保』というせこい技を使う。
こうした状態に段々と慣らされて消費税10%の時代に突入していきそうだ。