食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『虚偽の国 JAPANⅡ』

2012年12月15日 18時52分02秒 | 日記

原発は国の認可事業だから電力会社は定められた条件や基準に準じて、プラント場

所の選定、機器の設計、製作を行い、安全審査を受け安全と認められた後に稼働開

始となる。国の基準を守らない原発は認可されないから、日本には安全ではない原発

はないことになる。ところが、稼働して数十年も経った今頃になって、活断層と思わしき

上に原発を作ったらしいと騒ぎになっている。活断層の調査は電力会社が実施し、安全

を確認するらしいが、最終確認は認可する国が行うことなる。そうでなければ、国は認可を

与えることはできない理屈になる。(私は国の認可なんて信頼していないが一般論として)

もし、国の認可は形式上のものだけとするなら、電力会社がいい加減な調査、若しくは『活

断層か否か微妙』な結果が出た場合に『活断層はない』と報告すればいいことになる。例

は悪いが『泥棒に鍵を作らせる』ようなものなのか。大飯原発、東通原発は今、生板の鯉

態にある。もし、これが活断層となれば、国の審査なんて安全のための何のガードにもな

ていないことを露呈することになる。

電力会社は確かに国の認可を貰っているのではないか。廃炉が決定したら認可した国はど

う責任をとるのだろうか。確か、廃炉費用は退職金引当金のように準備しておく決まりになっ

ているはずだが、報道では不十分と言っていたし、電力会社に責任があるのではなさそうだ

から国が廃炉費用を負担する・・・・『おっとっと・・Wait a moment それは国が責任を取るの

はなく、国民に責任を転嫁してないか』

認可した国、行政府の担当一族がどのような責任を取るのか?。つまり、ここがJAPANだ。うま

いシステムが作られていて結局は誰も責任を取らないで、うやむやにして国費を充てる作戦な

のだ。国費だから税金ではないと平気で説明する奴らばかりでして。

このニュースを観て思い出した。島根原発も以前から活断層云々と騒いでいる。日本の国に活

断層のない場所なんて本当にあるのか疑問は増すばかり。福島原発を経験しても未だ懲りな

い、もう1~2回のシビア事故でこっぴどく痛めつけられないと分からないらしい。

『賢者は歴史に学び、愚者は経験で学ぶ』ところが『経験しても学べない』から愚者を超越して

すな。


『軽トラック、力尽きる』

2012年12月14日 17時22分22秒 | 日記

便利自動車、軽トラックの車検がやってきた。乗っていて不具合を感じることはないも

のの、調子よく快適とは思えず燃費も悪くなってきたように思う。例年だと近くの自動車

工場で車検を受けてきたが、廃業されたためメーカー工場の車検を受けることにした。

今年受けた乗用車はメーカー工場で意外に安く済んだから、ひょっとしてトラックも安く

なるかもと変な期待をしてしまった。工場から見積もりの電話があり聞くところによると、メ

インシャフトや車軸周辺のゴムの劣化や基本的な部分の部品交換が必要で、今分かっ

ているだけで20万円はかかり、交換のために分解していけば更なる交換も考えられると

言う。青天霹靂、泥沼の車検を選択するか、車を買い替えるか年の瀬を迎え二者択一を

迫られる。技術担当の人は、そんな私の事情よりも調査のための分解を中止するのか進

めるのかを決めて欲しいだけだから『心中お察しします』など気の利いた言葉はない。

『どうするか明朝に電話する』と答えて新車にするか、車検を通した後の2年の内に

考えるか・・・・・・

実はこのトラックは16年物であり、近々に買い替えなければならないと考えてはいたが今

すぐの計画ではなかった。1時間ほどで結論を出しディーラーの担当者に、新車の手配を

お願いし今のトラックは廃車と決めた。中古車の線も検討してみたが、トラックは乗り心地

やトレンドで買い替えるものではなく、訳があるから買い替える物だから、中古の上物に巡

り会う確率は低い考えられる。

考えてみれば泥沼車検にお金をつぎ込み、持ち堪えたものの故障に見舞われることも想定

れるから、交換の潮時と考えれば何てことはない。時期が一寸早くなっただけのこと。

納車まで2か月くらいかかるがその間は代車を用意してくれるというから、不便さは解消され、

また日常の生活を可能にしてくれる。代車がやって来て乗ってみると私と同じくらい9万キロ

く走ってきた同型のトラックだ。しかし音は軽やかに聞こえるし、発進からスピードにのるの

もスムーズに感じる。

どうも私の車は目には見えないところにも相当ガタが来ていたのではないかと思わせる。MP3

イヤホンで聞きながら運転すると聞き辛かったのに、代車では問題なく聞けるくらいの違い

感している。

また、何となく給油周期も早くなったような気がしていたから、合わせて『寿命』と納得させつつ

ある。

 『沢庵漬け』

沢庵づけ用に干していた大根は丁度いい具合に乾燥し、簡単に丸くなるくらいになった。畑の

お隣さんにお願いし糠を貰う。いつもは精米所の『糠はご自由にお持ち帰りください』に甘えて

いるのに、行って見るといつも空になっている。沢庵漬けのシーズンだから需要が多いらしい。

教えて貰った田舎の辛口味で漬けている。これだと何年も保存できるし変色も少ないが、辛さ

抜群だから塩抜きして食べると丁度いい。本当は夏を越した辺りで食べつくせばいいのに、

多めに漬けてあるから毎年の残り物が蓄積され、辛さが増していく。 そんなんで、ここ数年は沢

庵漬けをしていなかったので、久しぶりの沢庵漬けと相成った。子供たちは食べないし、爺婆

少しずつ食べるだけのことだから又、残ること必至。


『肉食』

2012年12月13日 18時08分42秒 | 日記

若い時のご馳走は分厚くなくてもいいから兎に角ステーキだった。当時から贅沢品でレ

ストランなどで食べるなんてことは、簡単に叶うことではなく、それこそ盆と正月が一緒に

来てもその何回かに一回くらいの確率でしかなかった。

『あれから二十数年・・』年を取り身体を余り動かさなくなったサラリーマン時代、昔は夢の

また夢だったステーキをやっと食べられるようになったら、食べるものは段々と淡泊になり、

昔のようなご馳走ではなくなった。若い時は経済的にも困難食だったものが、少し年を取

り経済的なことから解放され、いつでもどうぞとなったら、欲が失せている。

そして退職し肉体労働者になって身体を使うことになったら、若返ったのではないかと思う

程、肉食系男子に戻りステーキが欲しい時がある。多分、今こそが丁度いい状態ではなか

ろうか。そうは言っても食は小さくなったからステーキだと二人で200gを分け合って食べれ

ば丁度いいくらいだから、肉の量は昔の半分になっている。年を取ったから食が変わると

いうが、本当は身体の動かし方の違いではないだろうか。今はサラリーマン末期の頃よりも

肉は好きだ。私たち二人とも肉は好きだったが、妻は圧倒的な魚派になり今ではリクエスト

しない限りステーキには巡り会えない。

それは先述の肉体労働の私と,家内労働の妻の労働形態の違いが食の好みを変えてい

るのではないかと思う。

胃の摘出に伴い胆嚢も一緒に摘出している。ある人が、胆嚢は脂分の分解をする機能を持

っているのに摘出したら、脂濃いものは苦手になった?と質問した。そう言われよく考えてみ

るものの、術前と何ら変わっていない。これまた、個人差のことかもしれない。


『便利は喜び、有難さを奪う』

2012年12月12日 18時20分29秒 | 日記

今日は晴れ間を見せるものの時折パラついたり、昨晩の霙混じりで外仕事は出来る状

態にないから、山小屋でストーブ当番をしていた。山には薪があるから、集めてこうして

焚けば暖を取ることができる。しかし、一般的には電気か灯油、ガスなどがないと暖をと

ることはできないが、色々な事業者が提供してくれるから自分で調達することはない。自

分がするのは手配だけ。

身の回りにある品々は昔と比べれば格段に便利さは増している。人は工夫したり改良した

りして優れた物を作り出し、私たちはその便利さを享受している。最初は有難さが身に染み

ていたのに、改良されより便利になっても、最初に思ったほどの有難さはなくなる。

これは何かを経験して得る喜びにも通じている。昔は鉛筆削りなど自分の小刀で削ってい

た。缶ペンの中に肥後守なんて書かれた小刀を皆が持っていた。上手に削れなかった人も

上手になれば、それなりに喜びを感じることはできたと思う。昔は自分で経験し感動を得るこ

とが多かった。日常生活の中にある大半のことが対象だった。

風呂焚きを言われた子供は最初の内は火をつけるのも下手くそだったのに、上手になると大

人から褒められる。経験すべきことも多く、失敗・成功も多かった。こうしてみると、便利さ享受

するあまりとそれが当たり前になり、自分でする苦労がなくなるから、そこから受けることへの感

謝もなくなっているのではなかろうか。

日本人は魚が好きだ。自分で食べる物くらい自分でやれというのが自論。魚には骨があるか

ら面倒だとか、匂いがするから料理しないとかで、嫌なことはみな外国人にして貰い、食べる

だけが日本流。そこには外国人が骨を抜いてくれて有難うの感謝の意など全くなかろう。

いつまでも、こんなことを続けられるほど日本の経済はよくないし、世界が円を見離したら一発

でアウトになりかねない。異常な便利さの中で暮らし続ける、その中で育つ子供たちへの影響

はどうなるのか心配の種は尽きない。

私は何でも自分でやってみたい派だから、余計にそんなことを思うのかも…


『ソフトバンク、力尽きる』

2012年12月11日 18時09分31秒 | 日記

 今時の爺さんでも携帯電話くらいは当たり前に持っていて、目を細めながらでも電話に

出たり,かけたりしている。私は職業病で昔から電話は大嫌い。お客様からの電話は機

械の故障に関するものが大半だから、電話がかかってこないことは平和の印。

また夜遅くまたは早朝の電話は規模の大きい故障が多く、24時間365日、何の猶予もな

く電話1本で予定がどんでん返しのケースも多々経験してきた。

トラウマではないが電話は私の自由を束縛する大嫌いなものとして定着している。固定電

話でさえそうなのに携帯なんて以ての外、携帯を持つ人の気がしれないが私の口癖。

と言いつつも携帯は便利で上手く使うべきなのは重々承知しているから、誰にも番号を

教えない、家にだけかけるツールとして値段の一番安いソフトバンクのホワイトプランに

加入している。私がメインで使うと思われる場所は町内の少し奥の方で、ほぼ全滅状態。

どうしたことか今日になって山小屋まで圏外になってしまった。ここはこの前まではアンテ

ナ1本ではあったが使用可能だった。雪が降るとBSでも受信レベルが下がるように今日

は激しく降っていたから電話も駄目だったのかもしれない。

今まで我慢して6年くらいソフトバンクの携帯を持ってきたが、これを機にNTT or AUに変

えることにした。興味のあることではないから、複雑な利用プランの違いや自分に合って

いるものについても調べはしていない。店に出掛け話を聞いて検討するほどの利用では

ないし、本当に面倒臭いの一言に尽きる。

ソフトバンクがプラチナバンドをゲットして、近い将来は良くなるのではなかろうかと淡い

期待をしていたが、これからは白いわんちゃんのCMを楽しませて貰おう。

 

『どうなる政治』

衆議院議員選挙運動の真っ最中だというのに、前回のような期待感や高揚感は全くなく、

白けたまま投票に行くことになりそうだ。多くの有権者は積極的選択ではなく消去されて

残った政党を選択するネガティブな選択になるのか。世論調査や報道からすると、こん

な風になり消去法で残った前回×の政党が勝利しそうだ。選挙は結果が絶体だから消

去された残りかすであろうが、堂々と信任を受けていようが勝は勝。

選ぶ政党を持たない国民の悲劇は選挙の後から始まる。ところで私の一票は本当に貴

重な一票だろうか。三流政治家ばかりの中から選択しなければならない、これは貴重で

はなく悲しい一票ではないかと思う。


『顛末記について』

2012年12月10日 18時16分50秒 | 日記

入院中は暇で何かすることを探していたのに、日記めいたものやメモ程度のこともPC

に記録していない。唯一の記録としてOUTLOOKの予定表に抗がん剤治療のことを残

していたが僅かなものでしかなかった上に、Windows7が発売された時にバックアップを

取り忘れ、病院でアップグレードしてしまい何もかもパーになった。

残っているのは私と妻の頭の中だけで、かなり怪しいから早く書き溜めておかなければ

と気は競れるものの筆の進みは遅い。昨年の暮れに始めたこのブログのおかけで、ざっ

くりとした病気の経過を残すことができた。

顛末とは最初から最後までだから発病から完治までという位置づけになるが、癌には完

治はないからきちんとした意味づけからすると顛末記とは成りえない。名前にいいものを

思いつかないから、一応これまでの所を区切りとして書き綴っている。

あんなに暇人だったのだからメモでも書き留めておけば・・・と何度も悔やんでみたが、

みその皺が延びてしまわない内にと頑張って書いている。

今度は時系列に纏めつつあるので、ブログにアップしてあるようなバラバラな形態では

くなり、読み易いものになればと思いながらの仕事だ。元々、このブログの主旨は同じ

病気で困っている人の参考や励ましなればと思い始めたものだが、今は回復後(取り敢

えず・・・)の日常生活が主になっている。癌になった。治療した。何とかやっている。こう

した延長線上にある今も癌と闘っていることには違いないから、本当は『闘病記?』

『冬でーす』

今朝も風が強く時折、横なぶりの雪が舞っていた。山小屋の朝一は火の気ゼロだし谷間

だから風は通り冷蔵庫の中のようだ。ストーブに火を入れても鋳物製だから、直ぐには温

かくならず15分以上は、寒い所で我慢比べをしているようだ。

しかし一旦温まると冷めにくく、薪が燃え尽き炭になっても十分な熱を発するから、熱効率

もいい。沢山の薪を焚くと沢山の炭が溜まるので、それを隣の部屋の囲炉裏に入れてや

る。するとこの部屋も暖かくなるから・・・・と言ってもこの部屋では何もしないから不要なれ

ど、捨てるのも惜しいからこんなことに利用している。

寒いと私は騒いでいるが、本番はこれからのこと。本腰を入れて冬に向かうぞ。


『日中の事故処理』

2012年12月09日 18時05分04秒 | 日記

昨晩、祝賀会を終えて家に帰ろうと外を覗いて見れば、なんと雪が降り白くなっている

ではないか。初冠雪。今朝は更に白さが増し、屋根の上や車の上に積もり完全に冬の

到来だ。

幸い道路には積もっていないのでノーマルタイヤで問題なく運転は可能。ついこの前

までは暑いとか熱中症対策を万全にして、なんて言っていたのにもはや雪騒ぎ、しかも

師走に入り、師ではない私もバタバタと走るから直ぐに新年を迎えそうだ。

こんな寒い日には山小屋の薪ストーブが極楽への誘い、薪は沢山準備しているから、い

くら焚いてもこの冬は十分足りるはずだ。

小屋の食料入れからインスタントラーメンが出てきたので、久しぶりにここで食べることに

しラーメンづくりを始めた。熱々のラーメンを食べながら横にあった1月23日付の古新聞

が目に入った。『中国高速鉄道事故の幕引き』という見出し。

日本でも大々的に報道された、事故の痕跡すらも消し去ろうとした当局の姿に中国国内

でも大きな批判、避難の嵐となった。結局、報道規制されてしまい犠牲者の声はおろか、

原因調査の過程なども闇に葬られたようだ。

その幕引きは制御設備の重大な欠陥、鉄道省の不十分な管理、落雷後の誤った対応な

ど複合的な人為的ミスとされ54人が処分された。

日本と事故に対する考え方の違いを理解することはできないが、責任をとらせ処分をして

幕を引いた。本当に原因調査されたのか否かは不明のままで、事実としては例の列車は

放置されたままで調査された形跡はない。こうした一連報道を日本人は『中国流』を蔑視

するように注目していた。日本は大きな問題が生じた時、原因究明には熱心に取

り組み愚直なまでに対策をとらないと気が済まない性分だが、肝心の責任をとるところに

なると全くいい加減だ。3.11で壊れた原発の原因は究明に至っていないにしても、あのよ

うな悲惨な事故を起こしておきながら、企業、行政府などが責任をとることないだろう。

例えば、東電が緊急とはいえ勝手に汚染水を海に流した。これは罪にならないのか。処罰

されないのか。近隣の韓国、中国、勝手に放射線物質を日本海に廃棄していたロシアにま

で海を汚染させたことに大きな懸念を示していた。この種のことに限らず何事があっても誰

も責任をとらないJapanが中国の高速鉄道の事故処理で中国のことをとやかく言えるのか。

私は親中国でも反中国でもない。中国の途中経過、結論に納得のいかないのはよく分かる

が、中国は責任をとらせている、ここの違いは大きいと思う。古新聞の記事を読みながら、ふ

と責任について思った。

 

                         祝賀会で飾られた花器


『中村勘三郎さんのこと』

2012年12月07日 17時53分20秒 | 癌のこと

毎朝、出動前の1時間弱はテレビを観ており、興味ありなしに関わらず色々な情報が流

されるから、大きな出来事は目にしているはずなのに、勘三郎さんの初期食道がん治療

以降の様子は全く知らなかった。だから亡くなられたとのニュースはにわかに信じることが

できなかった。私も妻も『食道がんの手術が成功し静養から回復しておられる』とばかり思

っていた。一部週刊誌では手術後にも肺炎で治療との報道はされたらしいが、それにして

はTVでは何てこともなかったように思う。私たちだけがTVの報道を見そびれたのかもしれ

ないが。

歌舞伎と言う特異の世界で新たな芸風に挑戦したり、頑なに伝統を守る相反することに正

面から向き合っておられた。今の時代だから、勘三郎さんだから出来たのかもしれない。

志半ばの残念無念であろう。歌舞伎を知らない私でも中村勘三郎さんの笑顔はいつまでも

忘れないと思う。

専門医の話では情報不足で確定的なことは言えない、としながら食道がんとの因果関係は

薄いのではと言っておられたのを聞いて、私の主治医は術後に肺炎になること非常に心配

されていたから、体力低下に起因する関係はありうるのではなかろうか。

手術は7月末に終えられたのを私はすっかり記憶違いしており、もっと前だった言ったら妻は

今年の夏ごろの事と言う。食道がんでは小澤征爾さん、桑田佳祐さんなどのこともあり、混同

していたようだ。同じ病気を患った者としては、苦しみはよく分かるので少しでも早く、経過よ

く復調して欲しいと願うものだ。癌は他の病気と違い『完治』という合格通知を受け取ることは

ない。5年生存してやっと病気の『び』の字が薄くなった程度にしかならず、完治とはほど遠く、

それすら私たちにはとてつもなく遠い道のりなのだ。

 

ブログ目次  2011.12.24~2012.04.30 --> 2012.11.25

          2012.05.01~2012.08.31 --> 2012.11.26  のブログに掲載

          2012.09.01~2012.11.18 --> 2012.11.27


『レム睡眠』

2012年12月06日 17時31分16秒 | 通院

自分の睡眠がどのような質のものなのか分りはしないが、自己診断ではレム睡眠なの

ではと思っている。昔は寝つきの悪い時に酒を呑んで誤魔化していた。酒は晩酌に変

わっていったから寝つきは良くなり、酒が導眠剤の役目になっていたのは確かだ。

入院中途中から寝つきが悪いため導眠剤を処方して貰っていた。あんまり効き目は良

くないし常用するのに抵抗を感じ止めてしまった。しかし酒なしの生活にも段々と慣れ

てきて今では昔ほど寝つきは悪くないが、睡眠の質は悪い方で、爆睡なんて夢の夢。

レム睡眠はRapid Eye Movementsの頭文字をとってREM睡眠と言うそうだ。直訳すれば

素早く目が動きながら寝ている様。身体は休息しているのに脳は活動している証なのだ

とか。寝ているようで起きているような、そんな睡眠ではないかと理解しており、自分のも

のよく似ている。それで睡眠不足ではないし、昼間に眠くなることはないから寝ているの

だろうと思われる。前回の検診の時、睡眠に悩みのある方へとポスターが貼られていた。

興味津々で見てみると、胃酸と睡眠には因果関係があり、胃酸をコントロールすることに

より眠りの質を向上させる治療の案内だった。

鳥取大学とここの病院が共同で推進しているもので、悩みのある人は消化器内科で受け

付けるとなっていた。早速行ってみようというほど積極的ではなかったので主治医の先生

にも相談しなかった。

しかし、こんな簡単なことで睡眠の質がよくなるなら・・・と未練はたっぷり。


『日本は虚偽だらけの国か』

2012年12月05日 17時36分58秒 | 日記

先般、ジェネリック薬品のことでこの国の在りようを嘆いていたら、今度は笹子トンネル事

故で多数の死者を出してしまった。明確な原因はこれから為されるであろうが、アンカー

ボルト(実物はケミカルアンカーとの報道)の経年劣化らしいとの情報もある。

更に驚いたのは『天井部は5mもあるから、ハンマーで叩いての打音検査はしていない』

この説明だ。まず、基本設計をした時点で耐用年数を計算し部材を決め道路を作る。現

場では経年劣化の有無を点検しながら本当に耐用年数まで使用できるか、基本設計時

にはなかった条件や変化を確認しながら安全を確保していく。

なのに作ってから一番負荷のかかる部分の点検をしないで、5mもの下から薄暗い個所の

腐食やクラックを目視点検だけで安全としてきた。NEXCOの点検要員は(どうせ、こんな大

変な作業は外注に出してるんじゃないか)アフリカの現地人のように皆な視力が2.0くらいも

あり、どんなところでもバッチリと見えるのか。こんな基本中の基本すら抜けているとすれば、

どこに安全だと信じられるものがあるのか。

高速道路は維持管理していくために料金を取っている。集めた料金はNEXCOの社員を養

うためではなく、安全・安心のためのものということを忘れているようだ。老朽化云々でお茶を

濁して欲しくはない。これから原因究明に向けて調査は進められ徐々に状況報告をされると

思う。

こうした阿呆のような話、昨年の3月に聞いたな。言い訳、責任逃れを堂々とへ理屈をたれな

がら、援助だけは権利だと、しっかり受けても知らん顔。何かが起こると必ず法整備や仕組み

などに不備が見つかり、何一つとしてまともなものがないではないか。

公共物の老朽化問題は1~2年前にマスコミの片隅、本当の片隅で論議されていたがそれっ

きりで、真面目に取り上げられることはなかった。悲しいかな誰かが犠牲にならないと何事も問

題視されない哀れな国なのか日本は。

これから論議されるであろう『都会の公共物、特に道路や橋は老朽化が進み、改修に公共予

を振り替えるべき』についても一言言いたい。

こちら田舎では自動車道すら整備されていないし新幹線のしの字もない。それなりのものを早

作ってくれ。都会は今まで十分な便利さを享受してきたではないか。

都会VS田舎の戦争をするつもりはないが、こうしたものを政争の具にしてきた日本の政治の行

着いた所が今だ。


『竹細工三昧』

2012年12月04日 17時49分15秒 | 日記

『竹細工三昧』

昨日とは打って変わった天気模様、北風は首を竦めさせ時折、雨らしきものがぱらつ

いたりしていた。かと思えば忘れていたお天道様が急に顔を出したり。

山小屋で薪ストーブを焚きながら、昨日の作品と同じものを作り、午後からは新作を手

掛けた。何れも出来栄えとしてはソコソコのもので遠くから見ると非常にいい。

朝から山に出勤し竹細工ばかりを続けるには相当の根性が要る。性根の座らぬ私なん

ぞは中断して、部屋の畳を水拭きしたりヤマハのキーボードを弾いたりのお気楽稼業を

してござる。竹細工は難しい。青竹の細工はまだ水気を含んでおり柔らかいから削った

り、切ったりするのに楽だ。その点、乾燥させた竹は固く細工するのに刃物の手入れは

不可欠で、特に小刀やノミの刃研ぎを怠ってはならない。切れ味の悪い刃物を使って固

いものを工作しようとする、削れないから力を入れざるを得なくなり、誤って手を怪我して

しまうと力が入っている分、深手を負ってしまう。

これは竹細工に限ったことではなく、刃物全般に言える。料理に使う包丁は切れ味がい

いと繊維もスパッと切れるから、味まで良くなるのではないかと思える。よく切れる包丁を使

い玉ねぎを切ると涙の出方が少ないと言われるのも何となく頷ける。

さて、青竹は作業をし易い反面、鋸で切る際に皮が剝れるになってしまう為、切り口付近が

綺麗に仕上がらなくなることが多い。だから目の細い鋸を使い細心の注意を払っても、刃の

当て方によっては上手くいかないこともある私が難しいと思うのは切り口を如何に綺麗に見

せるか、してその腕は?色々なものをたくさん作っても腕は上達しないからと諦めることはな

く、今度こそはいいものを作ろうとする、その姿勢だけは流行りの『自分を誉めてげたい』

『大根漬け』

以前は我が家も数十本の大根を漬けていたが、塩辛くして何年も保存できるレシピを教わっ

たので、今でも沢山の沢庵漬けが樽の中にある。それでもやっぱり新鮮なものを作る気にな

り、大根を干している。今年も大根漬けをする予定はなく、干し大根用に小太り大根を栽培し

ていたから、普通の風景と少し異なったものになっている。新鮮なものを早く食べたければ2

週間ほどで完成する生漬けという簡易な漬け方がある。

日本では大根漬けを、韓国ではキムチと相場が決まっているが、どちらも自家用に自分で作

ることをしなくなった。韓国でも安い中国産に押され下手すると土産物屋でMade in Chinaの

キムチを買う羽目になるからとガイドさんの助言。

 

                 ガストーチで炙りながら磨くと上のように綺麗になる

 

 


『野菜も大霜に』、『竹の花器』

2012年12月03日 17時37分40秒 | 日記

『野菜も大霜に』

今朝は普段よりも寒い感じがして布団の中から出難く、いつもより仕方なしに抜け出した。

外を見てみると隣の屋根は真っ白になっているから雪でも振ったのかと思ったら、霜の仕

業だった。週の始まりに空はドピーカンの青空で何と爽快な気分・・・ブルルル。

車庫横に置いてある我が家の田んぼ、稲作用プランターの水には氷が張っていたので、

ここでパチリ、山小屋に行きかけると畑が真っ白になっているので、途中下車してまたま

写真撮影。畑に植えてあるキュウィは霜が降りる前に収穫せねばと、妻が収穫してい

たので安心だが、霜が降りるとどんな被害があるのか定かではない。こんなに真っ白に

なっているのに畑の害虫たちは死なない。モンシロチョウの幼虫、青虫なんかビンビンだ。

こうした虫たちも温暖化の影響だろうか昔と様変わりし、古い農家の人に聞くと、害虫は年

々と言っていいくらい寒さに強くなっている・・・・冬が温かいから生き延びられるのだと。

中山間地のここで大霜ということは、下界の旧市内は宍道湖と放射冷却が相まって濃霧

に間違いないと思っていたら、案の定すごい霧だったと聞いた。出雲空港は宍道湖の西

にあり松江市と同じような環境下にあるから、こんな日の第一便は欠航になることが多い。

陸路は霧でノロノロ、空はお・や・す・み。

『竹の花器』

刺身用の器にと竹の支給があり、まだ残っていたので、ついでに竹箸を作ったりしていた。

そこで次は場を和ませる花を飾る趣向を、なんて思ってしまった。刺身や他の料理を置く

場所が無粋にならないよう、ちょっとした心配り。暇があればもう一つくらい作ろうかと思案

している。

 

               薄氷が張ったプランター

 

                         花器一号


『ジェネリック薬品の勧め』

2012年12月02日 18時31分28秒 | 日記

市役所から来年度の人間ドック/脳ドックの申し込み案内と共に、ジェネリック薬品使

用のお願い文書が入っていた。病院の案内所にも、こうした意思表示するカードが置

かれている。特許期間を過ぎた薬の後釜として開発された同等効果のあるものだけを

厚生省が認可するものだ。

効果は同じで薬価は安いとなれば文句を言うことなく、ジェネリック薬品を使うべきだと

思うし、病院が使用拒否の場合を除いて、処方箋の薬をジェネリック薬品に変えてもい

いことになっているらしいが、これもあまり普及していない。

5年ほど前の数値では日本の使用率は20%と先進国の中では極端に低いと報じられて

いる。この一件に限らず、何故、日本と言う国は外国と比較して、おかしなことが多いの

だろうと思う。少子高齢化で年寄りの医療費は鰻上り、この中の多くは薬が占めているこ

とは誰でも分ることなのに、多くの国民は無関心、国は無策。

安価な薬は利幅がないから流通させる側も熱心にやらないのか、積極的にやるとどこか

大手から圧力でもかかるのか知らないが利用に向けた取り組みは掛け声だけのようだ。

勿論、こうした薬を使うだけで問題が片づくはずはないが、大きな効果は望めるはずだ。

今はグローバル・スタンダードなるものが闊歩し、各国ともにウカウカしていると自分のID

を失いかねない。文化や国民性などを同じ土俵に乗せる必要は全くないが、国がどこで

あれ病気を薬で治す、予防することは同じである。

日本の外れているスタンダードが長年かけて作り出したものは、1000兆円以上にも及ぶ借

金だ。政治家は『外国から借金しているのではないから心配ない』なんてぬかす。馬鹿言

え、勝手に私たちを負債者にするなと返したい。

日本人だけの知恵で改善出来ないなら、外国の模倣でもいいから、身の回りに余りある不

都合をひとつでも解消して欲しいものだ。

 

                   昨日紹介の刺身用竹皿


『竹の器つくり』

2012年12月01日 17時23分19秒 | 日記

『竹の器つくり』

来週末に炭焼きグループの記念祝賀会をすることになり、先日来より打合せをしたり、

ボチボチと準備を進めている。その中で、私の担当は竹を使った器づくり、と言っても

刺身を盛り付けるもので大それたものではない。竹2節の長さに切り、それを真っ二つ

に割る。底になる所をカンナで削り置いた時、グラグラしないようにする。そして両サイ

ドをカンナで削ると見栄えがよくなる。この器を直置きにすると格好が悪いので、小さ

な置台のようなものを作り、その上に置いて使う。

各テーブルの刺身皿として、桂むきの大根の上に刺身をセットすれば、あの嫌われ者

の竹も立派な脇役になる。百聞は一見にしかずだが、写真を撮り忘れたので後日、掲

載の予定。会の準備に未だたっぷり時間があると構えていたら、すべきことが色々あり、

いつものことながら尻に火が付いてのスパートとなりそう。

 『山の電気トラブル編』

発電機が壊れて150Vくらいの出力になっているのに気付かず、HDを使ったからパーに

なった。そんなことになる前、エンジンをかけようとリコイルの紐を引けど、チョークを入れ

たり切ったりしても調子がいいと『プルル』と1回のみエンジン音がしてかからない。

点火プラグの掃除は勿論、キャブレターを分解清掃しても変わらない。はたまた、エンジ

ンオイルの交換までしてみた。万策尽きた・・・・突然に閃く。

『以前、水中ポンプのマフラーに土蜂が巣を作りマフラーが詰まった為、エンジンがかか

らなかった』柳の下のドジョウはちゃんといた。

発電機のマフラーにドライバーを突っ込んでも中に入っていかない。全く同じ状況になっ

ていた。暫く使わない間に、土を固めた巣を作りマフラーの穴を閉じてしまい、排気煙を

外に出せないようにしていた。こんな馬鹿げた結末を二度も経験するとは、二度あること

は三度あるになるかも。


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