こまわり君の伝記

住まいの専門店 コスモ住研です。お住まいの住環境に対する不便不満不快を解決する仕事をしています。

久留米市耐震改修報告~

2017年09月15日 | コスモ住研日記


今回の耐震改修は住宅の耐力が非常に悪く、

全ての部分を耐震改修した場合、

① まず、二階部分をすべて取り除く必要がある

② 一階部分、南側がほとんど窓のため耐力がない

③ 内部間仕切りも耐力不足

となり、補助金を受けられる耐震改修を施工する場合

かなりの予算が必要になりました
(補助金を受ける場合は、徹底的に改修して、検査に合格しなくてはいけません。)

破格の予算に、この金額なら立て直したほうがマシという結論に。

ということで

今回は補助金を受けない耐震

局所的「リミットコア」耐震改修を行います。




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柳川市某有名観光名所前、一階、耐震改修 着工です。

2017年09月09日 | コスモ住研日記
耐震改修工事着工いたしました。

まずは中間検査を受けるため、全ての耐震補強部分の泥壁を落としていきます。

【中間検査】
「泥壁を落とし、天井解体、筋違いをすべての箇所(今回A~Iまで)補強後、
筋違い金物で緊結」まで完了ののち行政の検査に合格しなければなりません。

耐震補強には数種類ありますが、今回は準耐力壁にて工事いたします。




解体しているといつも思うのですが、木造住宅で、泥壁仕様の場合、よく筋違いを入れてある(30×90)壁が亀裂が入っていたり

破壊していたりするのを見かけます。

今回の筋違いは、いつ破壊したのかはわかりませんが、すでに破壊していました。昨年の熊本地震でしょうか。

補強桟を打って作ってありました。

熊本地震の後に震災の視察に行ったときに、写真を撮ってきましたので、載せます。


↓下部が収納で、上部が泥壁




↓筋違いを取り付けてある壁がそのままきれいに倒れる



↓筋違いが折れる
よくみると筋違い部分の竹木舞が切断してある



↓通し貫が筋違いにあわせて切断されている




泥壁で100パーセントの厚みで塗り込んであったものは損傷は少なく、筋違いや開口のあるものには酷く損傷が出ていました。

これは、どういうことでしょうか。

私の独断と偏見ですが、泥壁の伝統工法の場合、もともとガチガチには固めず、ある程度の揺れにより、地震を吸収し耐えるのだと考えています。

基礎もなく

それが、基礎を固定するようになり、部分的に筋違いを入れるようになり、固い部分と柔らかい部分を作ることで

柔らかい部分の揺れもすべて固い部分で負担するようになってしまった。

・・・
と、いうことは伝統工法にガチガチに固める在来工法の考え方を加えるのは果たして正解か?

ふと疑問に思います。

大学ごとでも見解が違うようです。


さて、弊社では地震にはバランスで対応する考え方が理想かと思います。

二階の直下の検討や南側、北側の窓、窓、窓。

など、やはり構造無視で建築されているものが多いです。

不動産の売買でも耐震改修済みであるかどうか、税金の控除などが見直されてきているようです。



さて、耐震改修へ戻ります。






洗面室耐震補強



↓構造用合板張り



↓天井格子組後ボード張り



↓クロス仕上げ



筋違いをすべて入れ終わって、検査を合格してから壁や床を張りますので、それまでは壁を塞ぐことが出来ません。

検査合格後は一気に壁を塞いでいきます。

構造用合板打ち














↓完了後 写真










工事完了後行政検査があります。

約一か月、柳川市「お花」前耐震改修無事に竣工いたしました。



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柳川市「お花」近所

2017年09月07日 | コスモ住研日記


耐震改修工事、二次工事着工いたしました。




今回の耐震改修の仕様は、45*90筋違いダブル、シングル(二倍筋違い金物ボックス)床から桁まで構造用合板N50釘@150㎜ピッチ打ち

二倍筋違い接合金物は↓




の金物を使用いたしました。



まずは現況写真から、

耐震壁はAからIまであり、

A洗面室


B階段室、C押入

Bは階段室ですが、ササラ桁の階段がかかっておりました。
二階を取り払う際に事前撤去いたしました。


D押入、E押入


Fおえん


GHおえん




Iおえん



今回の耐震改修はお客様お住いのままでの工事となるため、安全第一での工事となりました。
とにかく家財が多く今回も移動しながら養生しながらの工事になるようです。

つづく

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柳川市耐震 二階部分撤去完了

2017年09月06日 | コスモ住研日記



2階部分の撤去が無事に完了しました。


↓ 着工前



↓ 完了





↓ 着工前



↓ 解体完了後



↓ 屋根葺き替え




二階部分の撤去が完了いたしましたので、一階部分の耐震改修へ移ります。


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柳川市某有名観光名所前、耐震改修 着工です。

2017年09月06日 | コスモ住研日記


平成29年02月09日  着工

一階部分もかなり耐震上問題があるのですが、まずは優先順位として、二階部分を完全撤去します。




↑ 二階の三角部分を解体し、屋根を葺きなおします。




↑ アルミ製のバルコニーをあと付けしてあるので、そこを乗り入れ構台として、使用。
資材を置いたり一時仮置きしたりします。






↑ 通路は見ての通り1.8mしか幅はなく、目一杯バックしても扉が開かず、窓からの出入り、また、駐車すると横をすり抜けることが出来ませんでした。

資材の搬出、搬入にかなり苦戦しました。


二階解体

  

いよいよ解体開始です。

10日程度の解体復旧を予定しています。





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