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トランプ大統領と北朝鮮の類似点

2017-08-11 22:01:54 | 日記
「グアムに対して何かすれば、誰も見たことのないような事態が北朝鮮で起きることになる」

これ昨日のトランプ大統領の発言。

どっかで聞いたことがある言い回しだな、と思ったら、いつも北朝鮮が発表するコメントにそっくり。

やれやれ、っていう感じ。

日本人の口からは決して出ない台詞だと思うよ。

あんまり共感できない表現スタイルだな。口ばっかりで本気じゃない証拠。他人事? 責任取るのが怖い?


中東イランの核開発には過激なほど強行な手段を取るくせに、北朝鮮には口ばっかり。

石油も出なければ、イスラエルの隣国でもないから気合の入り具合が違うようだ。

大方、アメリカとして何かを失うことなくアメリカの覇権を世界(シナ、ロシア)に改めて誇示でき、かつ核開発を阻止できるお得な方法はないものかと欲張ったことを考えているのだろう。



そうこうしているうちに、各国は心理的にアメリカの求心力から徐々に解き放たれていき、各々がアメリカのご機嫌を確認することなく、自国の利益のために勝手に動き出すことになるのだけど。

世界秩序に混乱が生じるだろうね。今後数十年。

事実、シナはすでに自由を手に入れ、アメリカを気にすることがなくなり、国家としての膨張主義が止まらない。いずれは金融、軍事両面でアメリカを凌ぐつもりのようだし。


今や国際情勢は新たな時代へと突入し始めたと言える。

これまで日本はアメリカの庇護の下、9条を盾に安穏としてきたけれども、もはや米国は当てにならぬ。

アメリカ外交が今も本気を出すのは「中東においてイスラエルが生き残り続けることができるかどうか」、という1点のみ。

それなのに日米同盟に未だに日本人は頼り切っている。

他国が日本を守ってくれると信じているのだ。馬鹿を言っちゃいけない。ある国家が他国を助けるときは自国にとってそれ相応のメリットがあるからに他ならない。

国際条約を守り、それを忠実に実行しなくちゃと真面目に考えるのは日本人だけだ。世界のどこにもそんな国は存在しない。

ちょいと過去を振り返ってみたらいい。

先の戦争で「日ソ不可侵条約」を信じた日本はどうなった?満州でどれだけの人々が殺された?領土も危なく北海道までソ連に取られるところだったではないか。

北方四島も完全に火事場泥棒にあったわけだが、盗った相手がわかっているのに未だに返してはもらえない。裁判もできない。

日米同盟だって似たようなものだ。

一朝事あるときは協力応援はするが、アメリカだって日本のために自国の兵を失いたくはないのだ。なぜ日本のために兵士が死なねばならない。

第一にそんなことになれば、アメリカ国内で政権が維持できない。

当然のこととして、たとえシナが相手でも日本が前面に出て戦わざるを得ない。

ま、日本が最大の苦手としているインテリジェンスでの全面協力をアメリカから得られるのは極めて有難いことだけど。


一方、日本国内でそんな議論はまるで起こらない。

国会では相変わらず籠池だ、加計学園だ、自衛隊の日報問題だと愚かしい話ばかり。

まさに「木を見て森を見ず」の状態。

野党は盛んに政権攻撃で忙しい。他人の足を引っ張れば自分が上がれると思っているらしい。みすぼらしい考え方だ。自分の力量をあげるしかないのに。攻撃すべき相手すら間違っているのに。

ほんとに党として力をつけたいなら、今、日本が置かれている国際的状況について真正面から国会として向き合うべきで、そしてその議論を通じて国民と認識を共有することが必要なのではないかしら。

たとえば、

シナや韓国が計画的・継続的に日本に仕掛け続けている国際世論の情報操作問題への対策。

あるいは、時々アメリカが仕掛ける経済的、政治的攻撃。

※最近はタカタ(アメリカ以外で死亡事故は起きない)や東芝がやられたし、少し前にはトヨタも莫大な損害賠償を仕掛けられ、アメリカ議会で詰問までされた。

米国は日本がみせるわずかな隙を逃さず、国力を削ぐべく極めて組織立った激しい情報戦争(やらせ事件も含め)を仕掛けてくる。毎回、畳み掛けるような恐ろしい攻撃力を示す。

これに日本のマスコミもなんら検証することなく、一緒になって日本叩きをする。まるでイジメ体質そのものだ。

これ以外として政治の世界でもアメリカの意思に添わないことのないよう、歴代首相や政府機関はアメリカの顔色に神経を尖らせ、決して怒らせることのないよう、大変な気遣いを今もってし続けている。

日本の外交に主体性などない。屈辱的である。


日本人は皆、国内の瑣末なことにばかりに気をとられていないで(それこそ情報操作かもしれないし、国民性かもしれないが)、もっと国際情勢に注意深くあってほしいものだ。

ほんとはこれマスコミの仕事なんだけど。彼らは既に日本の会社とは言い切れなくなっちゃて。特にマスコミのバックにいる「電通」という化け物がどうやら外国の手に落ちているようなので、いかんともしがたい。

とにもかくにも「治にいて乱を忘れず」と言う。一人ひとりがいざというときに取り乱すことがないようにしないとね。

歴史を振り返ると平和の次は必ず戦争と決まっています。
コメント
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