KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

キタキチョウ産卵20190809

2019年08月16日 | チョウ目
キタキチョウの卵。

産んだのは多分、このコ。

こっちは成熟した卵かな?

殻?

産んでたのは、こんなマメ科の植物。

分類:チョウ目シロチョウ科モンキチョウ亜科
翅を広げた長さ:約40mm
前翅の長さ:18~27mm
分布:本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:3~11月(年数回、夏型は6月~)
          成虫で冬越し
エサ:成虫・・・様々な花の蜜
   幼虫・・・ネムノキ、ハギ、メドハギなどマメ科植物や、リュウキュウクロウメモドキなどの葉
その他:九州以北の「キチョウ」とされていた種は、研究の結果、本種とされた。
    夏型は翅表が黒く縁どられる。
    秋型はほぼ黄色一色。
    両者の中間型もある。
    メスはオスより翅の地色が淡い。

    ツマグロキチョウとの違い
    ・夏型・・・前翅表面外縁の黒色帯が後角部まで発達する。
     (ツマグロキチョウの夏型では、後角部で細く不明瞭になる)
    ・秋型・・・黒色帯がないか、翅頂部あるのみ。
     (ツマグロキチョウの秋型では、黒色帯が明瞭で、後角に達しない。
      後翅裏面に明瞭な三本の筋模様がある。)
    ・中間型・・・黒色帯が後角部で不明瞭になり、ツマグロ夏と紛らわしい。
     翅表が明るいレモン色ならキタキチョウ、暗いオレンジ色ならツマグロキチョウ。

    ♂は群れをなして湿地や汚物に集まる。
    草地や林縁、街中などで見られる。
    夏型は食樹からあまり離れないが、秋型は移動性が強いことが知られる。
    交尾は主に午後に行われる。
    越冬する個体(晩秋型)は、秋に交尾を終える。
    越冬中も暖かい日には活動する。
    産卵は、食樹の新芽・若葉に翅を閉じて静止し、腹端を曲げ葉表に一卵ずつ行う。
    卵は白く、紡錘形。
    幼虫は4~10月に見られる。
    緑色で、体側にハッキリとした白い線がある。
    若齢の内は、食草を裏から穴を空けるように摂食する。
    中齢以降は葉表に静止するが、台座を作る習性はない。
    ネムノキでは、時に中脈に傷をつけ、葉先を下垂させる習性がある。
    糞を遠くへ飛ばす奇妙な習性も観察されている。
    終齢幼虫の体長は約30mm。
    キアシブトコバチなどに寄生される。
    食草の中脈の下側などで蛹化する。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
   学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
   原色日本昆虫生態図鑑Ⅲチョウ編(保育社)
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ
   芋活.com
   千葉県立中央博物館


最新の画像もっと見る

コメントを投稿