KONASUKEの部屋

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フサキバアツバ20210717

2022年01月16日 | チョウ目
フサキバアツバ。
何か、蛾っぽくなくて、獣っぽい。
どこがどうなってるのやら?

特に名前の由来となった房状の下唇鬚は、背中の溝に収められているそうで、不明瞭ですね。

①内横線:細い
②中横線:太い
③外横線:細い
④横脈紋:半月状
⑤褐色紋
⑥前翅前縁:♂は凹む
⑦発香鱗:灰色、♂のみ

分類:
チョウ目ヤガ科クルマアツバ亜科
翅を広げた長さ:
25~28mm
分布:
北海道(渡島半島南部)、本州、四国、九州
丘陵~山地
成虫の見られる時期:
6~8月(年1化)
※対馬では6~9月・年2化で、2化目は非常に小型
幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・クヌギ、コナラ、ヤナギ類などの広葉樹の樹液、腐果
幼虫・・・不明
その他:
褐色で暗褐色の内横線と外横線があり、その間に太めの中横線がある。
中横線上に半月状の横脈腺と、内横線寄りにも一点の褐色紋がある。
♂の前翅前縁は、中央でやや嵌入し、中室端外方に灰色の発香鱗を具える。
♂の触角は繊毛状で、各節に一対の長い刺毛を有する。
♀は糸状。
♂の下唇鬚は非常に長く、その先端は中胸小盾板に達する。
下唇鬚は長い鱗毛に覆われて房状、♀は途中から裸出する。
通常この毛束を備えた下唇鬚は、後方に伸長した後頭部背面から中胸の正中線上にある溝に収められている。
比較的普通に採集されるが、最近まで正しく同定されなかった(Owada,1978)。
広葉樹を中心とする樹林と林縁で見られる。
夜行性で、日没直後から活発に飛翔する。
灯火にも飛来する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
北茨城周辺の生き物
フォト蔵
東京昆虫館


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