KONASUKEの部屋

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アブラゼミ初鳴き220727

2022年07月27日 | カメムシ目
7/21、今年初めてアブラゼミを確認しました。
初鳴きの確認は、7/27。
アブラゼミは、羽化して1週間ほど成熟してから鳴き始めると言われますので、教科書通りですね。

アブラゼミの初鳴きの記録
2013年   記録なし
2014/07/29 初鳴き?
2015/07/23 数日前?に初鳴き
2016/07/27 初鳴き
2017/07/20 抜け殻を確認
2018/07/22 初鳴き(07/13に抜け殻確認)
2019/07/31 初鳴き
2020/07/31 初鳴き
2021/07/24(推定)
2022/07/27 初鳴き(成虫の確認は7/21) 

やはり、7月下旬ってとこですね。

①前胸背内片:赤褐色~黒褐色
②中胸背:通常黒色(赤褐色の個体もある)
③顕著に白粉で覆われる(羽化間もない個体の特徴)
④翅:不透明な赤褐色
⑤翅脈:黄褐色~緑色

分類:
カメムシ目ヨコバイ亜目セミ科セミ亜科
翅の端までの長さ:
53~60mm
体長:
32~40mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~低山
成虫の見られる時期:
7月中旬~9月(年1化)
卵、幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・木の汁(ケヤキ、サクラ、ナシ、リンゴを好む。)
幼虫・・・ケヤキ、サクラ類、ナシ、ビワ、柑橘類などの根から汁を吸う
その他:
体は光沢のない黒色。
前胸背内片は赤褐色~黒褐色。
時に中胸背が赤褐色の個体(セアカアブラゼミ)、複眼が赤っぽい個体が見られる。
新鮮な個体では、中胸背・腹部背面は顕著に白粉で覆われる。
翅は不透明な赤褐色で、翅脈は黄褐色~緑色。
(南西諸島に分布するリュウキュウアブラゼミは、より赤褐色が強い。)
このように翅に色がついているセミは、世界的には珍しいとされる。
日本のセミの代表種。
鳴くのは♂のみで、♂の腹部腹面には大きな発音器官(腹弁)がある。
(♀は小さい。)
鳴き声は「ジリジリジリ…」と単調。
(ニイニイゼミは抑揚がある。)
1㎞以上先からでも鳴き声が聞こえるという。
時に山中で鳴き声を聞くことがあるが、他から飛来した個体である。
和名は、
①鳴き声が揚物をしている時の音に似ていること
②翅が油に濡れたような色をしていること
に因むという。
午前中と午後3時以降に良く鳴き、日中はあまり鳴かない。
樹上性で、各種樹林、社寺境内、公園、市街地にも多い。
時に果物の畑で大発生し、果実から吸汁することもあるため、害虫とされることもある。
都市部では減少がみられ、
①幼虫が乾燥に弱く、温暖化や都市化が影響している
②外敵に食べられやすくなった
(外敵に気付いた場合、周辺の樹木に隠れるため、樹木が粗な環境では捕食圧が増大する。)
③クマゼミ、ミンミンゼミとの競争に負けた
などの説がある。
寿命は最長1か月ほど。
♀は樹の幹の樹皮、枯れ枝などに卵を産む。
卵は白色で細長く、長径2mmほど。
卵期は300日型。
翌年の梅雨時に、降雨がきっかけで孵化し、地面に落ちる。
孵化直後はイモムシ型で前幼虫と呼ばれ、すぐに1回目の脱皮をして1齢幼虫となる。
一齢幼虫は前脚で地中に潜る。
幼虫は地中性。
幼虫期は長く、4~5年(1齢~5齢)。
①木の根から樹液を吸っているので、栄養価が低い
②冬は樹が休眠してしまう
ので、成長に時間がかかるらしい。
1齢幼虫は白っぽく、終齢幼虫は茶色。
羽化直前の幼虫は、主に前日の夕方から出始める。
穴をあけて地上に出るタイミングをうかがう。
体色は全体に茶色。
(クマゼミは前胸背に黒い模様がある、ミンミンゼミは全体に緑色の斑模様。)
土から出て、樹などに登り、羽化する。
羽化後、1週間ほどで鳴き始める。
抜け殻の特徴は、
①全長26mm以上
②前脚の腿節にある前歯と中歯は接近する
③触角には毛が多く、第3節は第2節の1.5倍の長さ。
セミヤドリガ、オオセミタケ、ツブノセミタケ、トビシマセミタケ、ツクツクボウシタケなどに寄生される。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
検索入門セミ・バッタ(保育社)
お役立ち情報一括サイト【役立ったドットコム】
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
Hondaキャンプ
こん虫ずかん
BIOME
BIOME
ムシミル


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