KONASUKEの部屋

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ナカアオフトメイガ♂20210705

2021年08月22日 | チョウ目
ナカアオフトメイガ。
過去に幼虫をアップしていますが、成虫の画像が得られたのでアップします。
下唇鬚が太く、反り返っているので、♂ですね。
クレヨンで塗りたくったような緑一色(リュウイーソーじゃないゾ(笑))ですが。
別種か?と思う程、個体変異が激しいです。

①前翅内横線
②前翅外横線:後縁付近で水平になる傾向
③二つの黒紋
④♂下唇鬚:太く、大きく反り返る
⑤腹背:黒い三角紋が出ることが多い

分類:
チョウ目メイガ科フトメイガ亜科
翅を広げた長さ:
30~35mm
※「虫ナビ」では24~38mmとしている
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
6~9月(年2化)
※年1化とするサイトもある
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・不明
幼虫・・・バラ、ソメイヨシノ、ボケ、クリ、クヌギ、カラムシ、オランダイチゴ、カエデ類、クマノミズキ、ハンノキ、ナンキンハゼ、ニワウルシ、ニレ、エノキ、ダイズなどの葉
その他:
前翅の内・外横線間は暗緑色。
色調と斑紋に変異があり、内・外横線の間が白色になる個体もあるが、内横線の内側と外横線の外側は暗黒褐色。
(オオフトメイガでは赤褐色を帯びる。)
前翅が真っ黒に近く不明瞭でも、太い帯があるなら、本種の可能性が高い。
後翅は横脈紋が不明瞭で、外半がぼんやり暗め。
(オオフトメイガには横脈紋がある。)
内・外横線間の前縁付近に二つの黒紋がある。
(ネグロフトメイガ、コネアオフトメイガにはない。)
前翅外横線は、後縁付近で水平になる傾向がある。
(ウスグロフトメイガでは斜めに曲がる。)
♂の触角は繊毛状だが先端は細い。
♀は糸状。
♂の下唇鬚は太く、大きく反り上がる。
腹背に黒い三角形が出ることが多い。
広葉樹を中心とする樹林と林縁、水田周辺の路傍などで見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
幼虫は春~初夏に見られる。
体色は淡黄白色~淡橙色。
背面に黒色の模様が並び、体側に黒色線が走る。
食草の葉を折り曲げて巣を作って潜む。
巣から出て周囲の葉を食べる。
終齢幼虫の体長は約25~30mm。
樹上で葉を綴って蛹化する。
参考:
学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
芋活.com
我が家の庭の生き物たち(都内の小さな庭で)
渓舟の昆虫図鑑
庭に来る虫
岐阜聖徳学園大学教育学部上川研究室
北茨城周辺の生き物
YAMKEN明石の蛾達
富山県産蛾類博物館
家庭菜園奮闘記


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