センノカミキリ(センノキカミキリ)。
上翅の中央前後に、黒色の帯があります。
別名:
センノキカミキリ
亜種:
クロセンノカミキリ、アマミセンノカミキリ
分類:
コウチュウ目カミキリムシ科フトカミキリ亜科
体長:
15~40mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
6~10月(年1化)
幼虫(非休眠)で冬越し
エサ:
ハリギリ(センノキ)、タラノキ、コシアブラ、ヤツデ、ウコギ、カクレミノなどウコギ科の植物
(他にブナ、アジサイ、ゴンズイ、シナノキにもつく?)
成虫・・・樹皮、葉柄
幼虫・・・材
その他:
体色は黒褐色で、黄褐色の微毛で覆われている。
上翅には、中央の前後に黒色の横帯があり、基部に顆粒状の点刻がある。
体色や斑紋は変異が大きい。
胸に一対の棘がある。
触角は♂では体長の2倍を超えることもある。
♀はやや短い。
♂は触角第4節から11節の前面に、角状の感覚毛がある。
一般に♂は♀より小型。
夜行性だが、薄暗い大木では、日中も活動する姿を観察できる。
灯火に飛来することも多い。
樹上性で、広葉樹を中心とする樹林と林縁、寺社林、公園のほか、伐採地や貯木場などで見られる。
普通種だが、個体数はそれほど多くない。
タラノキやウドの害虫とされる。
♂は♀を求めて徘徊し、触角で接触して、♀を認知する。
これは♀の体表に存在する接触性フェロモンを受容するためで、小顎髭が相補的関係を果たす。
♂同士は♀をめぐり、激しい闘争を行う。
触角で叩く、大アゴで触角や脚に噛みつくなど。
♂は長時間♀にマウントし、多数回交尾を行う。
異なった♂と頻繁に交尾した♀ほど産卵が多い。
交尾回数が少ない♀ほど産卵も少なく、早く未受精卵を産む。
産卵は夜間に行われる。
♀は大アゴで、一の字に深く噛み傷をつける。
体を半回転して頭を下にし、産卵管を傷口から差し込み、バナナ状の卵を1個産む。
産卵の加工に1~3分、産卵開始~終了まで3~5分を要す(ウドの場合)。
一株に集中して産むことはない。
産卵期間は52~120日と長く、10卵未満/1日をだらだらと産む。
卵は約7~10日間で孵化する。
ウドの場合、孵化幼虫は、表皮下の維管束部を摂食し、2齢脱皮後すぐに髄に食入する。
次第に坑道を広げ、地下茎や根に達して老熟する。
終齢幼虫の体長は約50mm。
幼虫は材内で摂食しながら越冬する(ウドでは地下15~20㎝)。
翌年、蛹化、ほぼ2週間で羽化する。
羽化後、数日間蛹室内に留まった後、脱出する。
ほぼ2週間後食した後、交尾・産卵する。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
日本列島の甲虫全種目録(2021年)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
日本産カミキリムシデータベース
カミキリ情報館
長野県産カミキリ図鑑
東京昆虫館
自然観察雑記帳
森林総合研究所九州支部
北海道立林業試験場・緑化樹センター
北茨城周辺の生き物
ishida式
あおもり昆虫記
阿久津:センノキカミキリの生態ならびに防除に関する研究
GREEN JAPAN
昆虫研究所
上翅の中央前後に、黒色の帯があります。
別名:
センノキカミキリ
亜種:
クロセンノカミキリ、アマミセンノカミキリ
分類:
コウチュウ目カミキリムシ科フトカミキリ亜科
体長:
15~40mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
6~10月(年1化)
幼虫(非休眠)で冬越し
エサ:
ハリギリ(センノキ)、タラノキ、コシアブラ、ヤツデ、ウコギ、カクレミノなどウコギ科の植物
(他にブナ、アジサイ、ゴンズイ、シナノキにもつく?)
成虫・・・樹皮、葉柄
幼虫・・・材
その他:
体色は黒褐色で、黄褐色の微毛で覆われている。
上翅には、中央の前後に黒色の横帯があり、基部に顆粒状の点刻がある。
体色や斑紋は変異が大きい。
胸に一対の棘がある。
触角は♂では体長の2倍を超えることもある。
♀はやや短い。
♂は触角第4節から11節の前面に、角状の感覚毛がある。
一般に♂は♀より小型。
夜行性だが、薄暗い大木では、日中も活動する姿を観察できる。
灯火に飛来することも多い。
樹上性で、広葉樹を中心とする樹林と林縁、寺社林、公園のほか、伐採地や貯木場などで見られる。
普通種だが、個体数はそれほど多くない。
タラノキやウドの害虫とされる。
♂は♀を求めて徘徊し、触角で接触して、♀を認知する。
これは♀の体表に存在する接触性フェロモンを受容するためで、小顎髭が相補的関係を果たす。
♂同士は♀をめぐり、激しい闘争を行う。
触角で叩く、大アゴで触角や脚に噛みつくなど。
♂は長時間♀にマウントし、多数回交尾を行う。
異なった♂と頻繁に交尾した♀ほど産卵が多い。
交尾回数が少ない♀ほど産卵も少なく、早く未受精卵を産む。
産卵は夜間に行われる。
♀は大アゴで、一の字に深く噛み傷をつける。
体を半回転して頭を下にし、産卵管を傷口から差し込み、バナナ状の卵を1個産む。
産卵の加工に1~3分、産卵開始~終了まで3~5分を要す(ウドの場合)。
一株に集中して産むことはない。
産卵期間は52~120日と長く、10卵未満/1日をだらだらと産む。
卵は約7~10日間で孵化する。
ウドの場合、孵化幼虫は、表皮下の維管束部を摂食し、2齢脱皮後すぐに髄に食入する。
次第に坑道を広げ、地下茎や根に達して老熟する。
終齢幼虫の体長は約50mm。
幼虫は材内で摂食しながら越冬する(ウドでは地下15~20㎝)。
翌年、蛹化、ほぼ2週間で羽化する。
羽化後、数日間蛹室内に留まった後、脱出する。
ほぼ2週間後食した後、交尾・産卵する。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
日本列島の甲虫全種目録(2021年)
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
日本産カミキリムシデータベース
カミキリ情報館
長野県産カミキリ図鑑
東京昆虫館
自然観察雑記帳
森林総合研究所九州支部
北海道立林業試験場・緑化樹センター
北茨城周辺の生き物
ishida式
あおもり昆虫記
阿久津:センノキカミキリの生態ならびに防除に関する研究
GREEN JAPAN
昆虫研究所
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