KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

ヨツスジヒメシンクイ220710

2023年06月15日 | チョウ目
ヨツスジヒメシンクイ。
小さい蛾です。

画面の左下にチラリと写っているのが、ノコギリカミキリの脚。
これだけでも、どれだけ小さいか、お分かりいただけるのでは?

ヤブマメヒメシンクイ(食草:ヤブマメ)という類似種がいるそうで、同定間違いの可能性もあります。

ところで、この蛾の最大の特徴である4本の縞模様ですが。
複数のサイトで、「外縁の中央付近にある」旨の記述が見られます。
しかし、どう見ても縞模様があるのは「後縁」です。
どこかで写し間違いがあったものと思います。
情報を拾った時は、発信する前に、必ず自分の頭で考えることが必要だなと。
自戒を込めて思う次第です。

KONASUKEの過去の記事にも相当な間違いがあり、気付いた時にボチボチと直しています。
( ̄▽ ̄;)
その際、全てを削除せずに、ダブルバーを引いて直したり、赤字で修正部分を記述するなどしています。
「ネットの恥はかき捨て」ではなく、自戒し、恥を自分の成長の糧にしようかと。
拙ブログを開設して10年ちょっと。
少しは成長したかな?(笑)

①前翅後縁中央付近:4本の縞模様が目立ち、ほぼ等間隔に並ぶ
②前翅前縁:黄白色の短条が並ぶ
③構造色:虹色の光沢がある
④体の後半部を持ち上げて静止することが多い

分類:
チョウ目ハマキガ上科ハマキガ科ヒメハマキガ亜科
翅を広げた長さ:
10.5~13mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
6~9月(年2~3化)
幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・不明
幼虫・・・カラハナソウ、カナムグラ、ホップ(クワ科カラハナソウ属)、アサ(アサ科)
その他:
ヤブマメヒメシンクイに似るというが、本種の方が最も一般的らしい。
前翅後縁の中央付近に4本の縞模様が目立ち、ほぼ等間隔に並ぶ。
(ヨツメヒメハマキ、コスソキンモンヒメハマキでは、比較的はっきりせず、1カ所だけ間隔が広い。)
前翅前縁に、黄白色の短い条線が複数並ぶ。
構造色によって、虹色の光沢が見られる。
体の後半部を持ち上げる姿勢で静止することが多い。
林縁、草原、荒蕪地など、食草の繁茂する明るい環境で見られる。
葉状などで、頭部を起点としてクルクルと円を描くように機敏に歩きまわる。
昼行性で食草付近を活発に飛ぶが、灯火にも飛来する。
普通種で個体数も多い。
幼虫は食草の茎に食入して虫えいを作る。
北海道ではホップの害虫として有名。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
岐阜聖徳学園大学教育学部川上研究室
渓舟の昆虫図鑑
自然観察雑記帳
奥行き1mの果樹園
北河内昆虫記
北茨城周辺の生き物
ゆめこが虫を撮る
Kosukeの昆虫記
Wildlife Research Society
ネコな日々
立川いきものデータベース
Kazuの昆虫写真日記
CEC

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